高橋弘樹のレビュー一覧
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「家、ついて行ってイイですか?」などを手掛け、テレビ東京でプロデューサーとして番組制作に携わる著者が視聴者に飽きさせない番組作りのノウハウについて500ページにわたって書いた一冊。
映画と違いいつでもチャンネルを変えられるという中でどれだけ視聴者に最後まで見続けてもらうかということについてストイックに考え、低予算の中でも魅力のある番組作りについて学ぶことができました。
そして、冒頭、持続、ラストと3つに分けて視聴者に最後まで見てもらえる番組作りのノウハウも学ぶことができました。
1つの番組に本書で書かれている要素が盛り込まれていることを知り、番組作りの奥深さと難しさを感じました。
ナレーショ -
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★逆転とアンバランス★長期密着のドキュメンタリーは作れないから、短期・準備なしで終電を逃した人についていく「家、ついて行ってイイですか」。予算が限られるので、一点突破でディレクターを70人も抱えて撮影もさせる。何が起きるか分からないからカメラは回し続ける。テレビは前に戻れず、また視聴者を映画のように囲えないから、瞬間ごとに引き付ける。こうした技術もなるほどと思うが、結局は熱量なのだろう。
厚い本を読むことで「つかみ方」を具体的に体験してほしいという狙いとのことだが、やはり長い。テレビと本とでは構成に差があるのだろう。組み方やゴチックなど工夫は多いがかえってくどく感じた。 -
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①すでにあるジャンルの、もっとも根本的な価値の否定を企てる
「あたりまえだ」と受け入れているルールや基本構造を発見することが第一歩
②そのデメリットを上回るメリットがある場合にのみ、引き算すべき
③人が「ウザい」「嫌い」「ダサい」「ダルい」と感じるものの魅力を引き出す
「おもしろい」と感じた一瞬のシーンを「切り取って覚えておく」なぜなら、その一瞬に心を引かれたということは、そこに何らかの「魅力」があったということ
④バランス崩壊力
予算書をじっくり眺め、予算のバランスを崩壊させる
⑩心の可視化力
1)人の心は見えない
2)取材者とその受け手には、情報格差がある
3)そもそも受け手はそ -
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親鸞聖人
仏様から見たら、人間は全員煩悩だらけで、1つ、2つは誰しも悪いことしてるはず。それなのに自分を善人だという人はポンコツ。だから、自分が悪人だと思う人のほうが救われる(浄土真宗)
人の心に何か感じさせるためには、必ずストーリーが必要
ストーリーなくしてコンテンツとして成立するのはエロやグルメなど、人間の本能に訴えかけるジャンルだけ
どう切り取るか、どう認識するかということを避けて通れないので、ノンフィクションも全てストーリーである。
自分自身への認識を明確にしておかないと、自分が興味深いと思った事実や魅力的だと思ったストーリーの魅力をうまく受け手に伝えることができない
超具 -
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ネタバレテレビの制作マンがどのように番組を作っているのかが事細かに描かれており、テレビで流れるコンテンツには細部にまでこだわりが詰め込まれているのだと学べた。著者の制作番組である「家、着いて行っていいですか?」などの具体例を挙げながら、ストーリーの紡ぎ方や魅力の切り取り方、またそれをマスメディアという特性を加味して多くの人に分かりやすく伝えるための仕掛けなど、制作者の創意工夫を知ることができた。
また、【笑いを作る13の方法】という章では、具体的な構造例を挙げながら様々なパターンを解説しており、「テレビでよく見るやつだ」という気持ちになった。人々を楽しませるために、きちんとストーリーを組み立てて、意図 -
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ネタバレこの本は、人の興味を1秒でつかみ、離さないための思考と技術を解説した一冊です。
テレビ業界では、人は7秒以内に興味を失うと言われており、
最初の1秒で惹きつけ、残りの6秒で「もっと見たい」と思わせる設計が重要だと語られています。
特に印象的だったのは、
全部を一人で作り込むことで「圧倒的なリアル」が生まれるという考え方。
「家、ついて行ってイイですか?」のように、偶然から生まれる人の内面や物語は、作り物では出せない強さがあります。
また、バズるコンテンツの共通点として、
人が「うざい」「嫌い」「ダサい」と感じるネガティブな要素の中から、
あえて魅力を引き出す発想が紹介されていました。
吉 -
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成田さん
・不真面目に、遊びや趣味の延長線をフラフラと生きている人の方が、競争力を持つ社会になる?王道人生を歩む道からズレるように工夫した方がいいなと思った。
斉藤さん
・アメリカと日本の比較。格差の大きいアメリカ→資本主義は間違っているのでは。
・問題の外部化。時間・場所的軸において。先進国が利益追求、環境配慮するために、遠く離れた後進国から搾取している→商社で働く上で、そうなのか実際に自分の目で見て、それを改善する、そうしないで日本を豊かにできるようにしたい。忘れてはならない視点。
・更なる豊かさを求めることが目的になっている。資本主義に組み込まれている私たち。特に会社で働く上では気をつ -
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「日経テレ東大学」「家、ついて行ってイイですか」「ReHacQ」のプロデューサー、ディレクターで有名な高橋弘樹氏の著書。本人も緩いが、この本も緩い。コロナ禍、遠出が難しい時期に東京の島を巡ってみようという企画。高橋氏の人柄が存分に出ているようで、つまり、気軽に他人に話しかけたり、好奇心旺盛で妙な所に視点がいったり、一緒に散歩している感覚が楽しい。旅ではなく、散歩だ。俗っぽさが、懐っこさに感じ、ノスタルジーな感覚を刺激する。
漁師の島である佃島、隠れビーチが存在する城南島、中之島、京浜島、勝島、平和島、昭和島、妙見島。空港行きのモノレールに乗ると、停車駅として耳にするものもある。しかし、ほとん -
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本書に興味をもったきっかけである成田氏と斎藤氏に関しては、それぞれの著作やYoutube動画などを通して、研究内容と主張は理解していた。
本書ではその再確認といった感じだったため特に大きな発見はなく、
一方で自分が知らなかった小島氏と内田氏の研究などについては興味深く楽しく読めた。
日本で注目される天才たちの先端研究を、まとめてサクッと読める点には強いメリットがあるので、それぞれの著作を読んだことがない人にはとても良いだろう。
なんせ読みやすい。
成田氏から小島氏までの章を通して読んで特に気になった点は、
「重大な意思決定を行う人も、基本的に自分のそれまでの経験をもとに判断を下す」という事実