高橋弘樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
資本主義は、民主主義は、日本社会は、
どう“変調”していくのか ──?
予測不可能な時代を生き抜くヒントを
「最先端の知性」がはじめて明かす
YouTubeチャンネル【ReHacQ】プロデューサーの高橋弘樹さんが、以前手掛けていたYouTubeチャンネル【日経テレ東大学】で過去ゲストとして招いた4名について、チャンネルで触れたインタビュー内容などを書籍化したものです。
成田悠輔氏や内田舞氏の出演回が好きだったので、本書籍を手に取ってみました。
読んでみたら、斎藤幸平氏の部分が結構気になりましたね。彼の著書『人新世の「資本論」』読んでみようかな。いや、マルクスの資本論を先に読んだ方がいいのかな?
経済学の分野に疎いから、逆に新鮮だったのかも。興味がくすぐられるきっかけになりました。
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本書では、世界が認めた4人の若き天才が、
「これからの世界と日本はどうなっていくのか」
という問いに“最先端の知見”を元に答えています。
本書に登場する天才たちはみな、卓越した思考の持ち主であると同時に優れた実践者でもあります。
彼らの「未来予測図」には、ビジネスや人生の見え方が一変するヒントに溢れています。 -
Posted by ブクログ
最近旅意欲が高く、youtubeのショートでやたら流れてきたため購入した一冊。ひろゆき・東出に特に思い入れはない。
ややテレビ仕様というか、くさい部分もあったが、アフリカ旅の魅力がひしひし伝わってきた。文化、教育、仕事、食事と日本とは違うところだらけで、一般的には先進国の方が物質的に豊かといわれているけど、ヒトとしての強さの部分はとてもかなわないと思った。どちらが優れているというより適応している環境が違いすぎる。でも、"環境の違い"で済ませずにひろゆき・東出くらいのタフさは必要なんだろうなとも感じた。生活や文化(言語)を守るという感覚も自分には全くなくて、いわゆる現代人として、向こうからすれば信じられない生活をしているんだと思う。
一方で、カメラが入っていて良くしてくれた部分もあるだろうが、人間の持つ感情は変わらなくて、優しくしてくれたら優しくするとか"ある程度"言葉がどうにかなればどこでも旅できるんだなあとも感じた。"ある程度言葉(=英語)ができる"が難しいんですが。
ただ、幸せって何だろう・お金って必要だろうか、まではいかなくて、幸せは自分の感覚で感じたとおりだし、環境によってお金の必要性も違うと明確に思う。
あと気になったのは、宗教と屠殺。この2点も日本人は関係ない人が多いと思うが、興味がある。
宗教はこの本にはあまり描写がなかったけど、旅行に行く度違いを感じるし、信仰するってどんな気持ちなんだろうと素直に思う。
後者については、自分にはとても哺乳類はころせないと思うし、内臓や血を見るのはきつい。けど、ステーキになっていれば嬉しい気持ちになるし、魚は活きたまま捌けるし、虫は食べたくない。これって一つの好み・気持ちのままでいいんだろうか。この点は東出と近い感覚で、自分はとても脆弱な生き物だと思う。トレーニングしたら哺乳類も絞められるようになるんだろうか。トレーニングする必要があるんだろうか。アフリカや南米に旅行すればもう少し考える機会が増えそうで、新しい思想を見出せそうな気もする。
行ったところのない場所へ旅行がしたくなった。あと、コラムの旅の準備は結構参考になる。
南米編はフルで動画みようかな。 -
Posted by ブクログ
世界に名だたる超有名大学。自分には全っっったく縁のない、頭の回転が超早い秀才の中でもさらに一握りの「天才」が思い描く未来像。その答えが意外とシンプル、というところに面白みがある。ダイジェストなので何度も何度も読んでしまった。
なぜいま不幸か。これからの人の幸せとは。
私フィルターなので、プレステ5の映像をファミコンで出力したような劣化が起きるけど。総括。
物質面では充足しきった今風に言うところの「ニーズの掘り起こし」という経済活動が、逆に枯渇を生んでいる。平たく言えばCMのせいでみんな不幸。何か足りない、もっともっとと常に刷り込まれ、そう思わせてるのが富裕層という勝ち逃げ社会。
お金ではない価値のレースで、遊び感覚や自分が必要とされている充実感を得る。成長を駆り立てない最適化された社会が、これからを生きる人の幸せ。ってことか。
成田悠輔さんは直前に出てる『22世紀の民主主義』の要約。難しくない言葉の組み合わせひとつで、なんでここまで知性が出るのかと毎回驚く。
──子どもは意味のない遊びに夢中になり、歳をとると意味のない話に夢中になる。それが人間の本質(要約)
2人目はマルクスだけど一番分かりやすい。資本論の後年「んー、やっぱ経済性を追うだけじゃ不幸になるわ」と視野を広げていたことを知り驚いた。限りある資源再分配の究極形は、人も企業も国も富裕税率95%。
──化石燃料中毒がリチウム中毒に代わっても意味はない(要約)
3人目はデータアルゴリズム。保育園制度は日本死ね。だけど実は公平。収入や労働形態で再配分できてる。仕事と人も同じようにマッチングさえできればもっとWin-Win。
4人目は児童発達支援やうつの話。気持ちの言語化や、出来事の捉え直しが、成長に疲れ切った心を楽にする。
──今日は誰かのために何かをしてあげた? -
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最先端の知性に学べ、という主旨で、4人の時の人が登場している。書き方のスタイルとしては、'オフィスアワー'という、教授の部屋を自由に訪れ会話しているような雰囲気で進められている。
成田悠輔氏は麻布から東大、経済学部で最優等論文で卒業後渡米、MITでドクターを取得してイェール大で教鞭をとる。謂わばエリート街道まっしぐらに見える人生だが、中学から不登校気味で、代わりに多様な大人が集う世界で過ごした経験が、その後の考え方へ影響を与えたと思われる。何をやっているかわからない、ことを理想に、常識にとらわれずにデータ分析で突き詰めていく。これまでの画一化された思考に疑問符を呈する。
人新世という新たに提唱された時代区分、そこでは資本主義が破綻したと主張する斎藤幸平氏。脱成長にこそ活路を見出すべきという、従来の延長からの離脱を推奨する。格差や分断という混迷した世界に対して再考を促すパワーに期待したい。
小島武仁氏は、東大経済学部を首席で卒業後渡米、ハーバード大でドクターを取りスタンフォード大で教授に就くが、東大でマーケットデザインセンターが創設され初代所長として戻ってくる。
社会制度への関心が高く、資源や人を最適に調整するマッチング理論の研究を進める。海外に頭脳流出する日本の教育現場に対し警鐘を鳴らす。
3児の母であり、小児精神科医の内田舞。女性活躍に対する男性の偏見に満ちた日本を脱出すべく、猛勉強の末史上最年少で米国臨床医になる。自身の幼少期に過ごした海外体験から、偏見や差別に対して弱者を守る社会正義への意識が芽生える。コロナ禍での病状や自身の子供たちとの関わりを通して、臨床医としてのフィードバックを積み重ねる。まっとうな議論や正論が通りにくい、男性中心社会へ風穴を開けることを期待したい。 -
Posted by ブクログ
中高生のころ、近場の京浜島や城南島にサイクリングに何度か行って、無機質とも違うなんとも言えない独特の空気感にドキドキしました。
車の賑やかさ、車が主役といったような雰囲気、自転車で乗り込んで行っている自分は異物でしかないと痛感するようなヒリヒリ感。
この本を読んでいたらあの頃に見ていた景色よりもだいぶ人間味があるように感じたし、だからこそまた久々に自転車で行ってみたくなりました。
城南諸島(?)以外の島の話もどれも面白く、テレビでチラッとみてからずっと気になっていた妙見島にはもう猛烈に行きたくなりました。
どの島にも「ちょうど行ってみようかな?」と思うほど島のあれこれを巧みに書かれているのがすごいです。面白かった!! -
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湾岸の人工島は空港近くの平和島にドライブで行った経験くらいしかないが、確かにちょっと異界に迷い込んだような、ざわざわした感じがあった。写真がなるほどテレビマンらしい切り取り方だなと思った。
イラストがちょっと謎で違和感があるが、まさしくこの違和感が狙いなのかもしれない・・・
P10 いちばん幸せな暮らしとは何か?それは「市中の山居」だと思う。都会の中で、田舎のような住まいをすることだ。
P16 時間をかけて、一つ一つの所作を丁寧に作りあげる過程に、楽しみと思想が詰まっている。東京で、魚を釣ろうという行為自体が、既に釣ることが目的であるはずがないのだ。考えれば当たり前のことが、忙しすぎると見えない。
P23 佃島は、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和という、7つの時代の息吹が感じられる稀有な島だ。
P183 離島のテンプレの楽しみ方の一つは、「狭い路地をあえての迷子」→「そのうちガチで迷子」→「思わず海に出る」だ。
P199 (京浜島への)移転は、公害対策の意味合いもあり騒音や振動が比較的大きい業種、廃液や臭気、粉塵を排出する業種などから優先的に選ばれたんだそう。【中略】当時はね、工場の休憩室に畳の部屋さえ作れなかったって聞きましたよ。人が住めないように。商店を出すのさえ特別な許可がいるんだ。
P281 妙見島は、江戸川のモン・サン=ミシェルだ。そこは外界と隔絶された祈りの場だ。