高橋弘樹のレビュー一覧
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最近旅意欲が高く、youtubeのショートでやたら流れてきたため購入した一冊。ひろゆき・東出に特に思い入れはない。
ややテレビ仕様というか、くさい部分もあったが、アフリカ旅の魅力がひしひし伝わってきた。文化、教育、仕事、食事と日本とは違うところだらけで、一般的には先進国の方が物質的に豊かといわれているけど、ヒトとしての強さの部分はとてもかなわないと思った。どちらが優れているというより適応している環境が違いすぎる。でも、"環境の違い"で済ませずにひろゆき・東出くらいのタフさは必要なんだろうなとも感じた。生活や文化(言語)を守るという感覚も自分には全くなくて、いわゆる現代人とし -
Posted by ブクログ
世界に名だたる超有名大学。自分には全っっったく縁のない、頭の回転が超早い秀才の中でもさらに一握りの「天才」が思い描く未来像。その答えが意外とシンプル、というところに面白みがある。ダイジェストなので何度も何度も読んでしまった。
なぜいま不幸か。これからの人の幸せとは。
私フィルターなので、プレステ5の映像をファミコンで出力したような劣化が起きるけど。総括。
物質面では充足しきった今風に言うところの「ニーズの掘り起こし」という経済活動が、逆に枯渇を生んでいる。平たく言えばCMのせいでみんな不幸。何か足りない、もっともっとと常に刷り込まれ、そう思わせてるのが富裕層という勝ち逃げ社会。
お金ではな -
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最先端の知性に学べ、という主旨で、4人の時の人が登場している。書き方のスタイルとしては、'オフィスアワー'という、教授の部屋を自由に訪れ会話しているような雰囲気で進められている。
成田悠輔氏は麻布から東大、経済学部で最優等論文で卒業後渡米、MITでドクターを取得してイェール大で教鞭をとる。謂わばエリート街道まっしぐらに見える人生だが、中学から不登校気味で、代わりに多様な大人が集う世界で過ごした経験が、その後の考え方へ影響を与えたと思われる。何をやっているかわからない、ことを理想に、常識にとらわれずにデータ分析で突き詰めていく。これまでの画一化された思考に疑問符を呈する。
人 -
Posted by ブクログ
成田悠輔氏と斎藤幸平氏の話は一度どこかで耳にしたことがあるものだったが、小島武仁氏と内田舞氏は全く知らなかったので、どちらかというと前二人の話を軽く読もうかなと思って購入。
成田氏は、最近の高齢者への発言で、イメージが頗る悪くなってしまった。まだ謎のままの人だ。ただ、アメリカの富裕層の高校生がAO入試のネタを100万円以上かかる「2週間で多様な経験を買うためのパッケージツアー」に参加して自分をプレゼンすることで合格を勝ち取っているという話は、衝撃を受けた。さもありなんと思っていたので、やはりホントにそうなんだ!と驚いた。日本もそうなりつつある。教育格差はどんどん進む。
斎藤氏は、いくつか著作を -
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中高生のころ、近場の京浜島や城南島にサイクリングに何度か行って、無機質とも違うなんとも言えない独特の空気感にドキドキしました。
車の賑やかさ、車が主役といったような雰囲気、自転車で乗り込んで行っている自分は異物でしかないと痛感するようなヒリヒリ感。
この本を読んでいたらあの頃に見ていた景色よりもだいぶ人間味があるように感じたし、だからこそまた久々に自転車で行ってみたくなりました。
城南諸島(?)以外の島の話もどれも面白く、テレビでチラッとみてからずっと気になっていた妙見島にはもう猛烈に行きたくなりました。
どの島にも「ちょうど行ってみようかな?」と思うほど島のあれこれを巧みに書かれているの -
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湾岸の人工島は空港近くの平和島にドライブで行った経験くらいしかないが、確かにちょっと異界に迷い込んだような、ざわざわした感じがあった。写真がなるほどテレビマンらしい切り取り方だなと思った。
イラストがちょっと謎で違和感があるが、まさしくこの違和感が狙いなのかもしれない・・・
P10 いちばん幸せな暮らしとは何か?それは「市中の山居」だと思う。都会の中で、田舎のような住まいをすることだ。
P16 時間をかけて、一つ一つの所作を丁寧に作りあげる過程に、楽しみと思想が詰まっている。東京で、魚を釣ろうという行為自体が、既に釣ることが目的であるはずがないのだ。考えれば当たり前のことが、忙しすぎると見