有光興記のレビュー一覧
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ネタバレ発達障害児の友達づくりをどう支援していくか、トレーニングしていくかが分かりやすく書かれている本。しかし、発達障害に限らず、ちょっと社交的な行動に苦手さを感じるような子供に対するトレーニング方法として応用することも可能だと思う。どうしたら人とうまくかかわることができるかというのは障がいの有無にかかわらないだろうし、障がいの有無によってそのアプローチ方法を変更しなければならないという話にすぎないのでは?
特に、小学生の友達づきあいと中高生、そして大人の友達づきあい・対人関係はかなり質を異にする。その点が解説されているところは発達障害の無い対人関係の構築に苦手さを持つ子供に対する何らかのヒントに -
Posted by ブクログ
問題行動の絶えない子供は、いったいどんなものの見方・考え方をしているのか?
定常発達した人の思考回路では到底理解できないからこそ、子供の言い分をとことん聞いてあげて彼らの思考プロセスを理解することから始めようというのが、本書のアプローチだ。
しかし、問題行動を取った子供は嘘をつき通そうとするから、本当のことを聞き出すのは難しい。そこについては、具体的な解決は示されていない。
この手の子供は、「相手の気持ちを読み取るのが苦手だから、疑われても平然としている」と書いてあるが、本当にその通りで、嘘がバレても相手の気持ちを察することができないから、すぐバレる嘘も平気で口にする。
だから、子供の -
Posted by ブクログ
ネタバレコミュニケーションを自然に身に付けられない子
(小学生~)の親が対象の本。数年後に使うのかも。
《3.15ステップのコミュニケーション・トレーニング》
【基本】ロールプレイ形式で実際にやってみる/クイズやゲームを使って楽しくとりくむ/具体的に教えながら好きなものも活用する
【STEP】
【1】笑顔 親も子も、まず笑顔であいさつ!
【2】声の大きさ 5段階の大きさを実感する
【3】聞く姿勢 6つのポイントをチェック
【4】気持ちの読みとり 表情リストを使って読みとる
【5】順番に話す 道具を使って会話のキャッチボール
【6】相手をほめる 興味のない話に何回のっかれる?
【7】質問 -
Posted by ブクログ
不安や怒り、悲しみ。自分の感情に振り回されることなく、毎日を穏やかに、幸せに暮らすには?現実を受け入れ、前向きな力を取り戻す方法、「セルフ・コンパッション」を紹介した書籍。
日本人は、自分を犠牲にして他人に尽くすことを美徳とする文化に生きている。自己犠牲に苦痛を感じても、そんな自分は未熟だと自己批判してしまう。
こうした文化に必要なのが、自分のありのままを受け入れ、苦痛や傷を癒いやすセルフ・コンパッションという心の持ちようである。
セルフ・コンパッションには、3つの側面がある。
①自分へのやさしさ
親友を見るように“いつくしみ”をもって自分自身を見る。これによって、悩みの背景にある本当の欲