「艦これ」運営鎮守府のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シュヴァルツェスマーケン作者、内田弘樹の艦これノベライズ。
内田氏は仮想戦記出身らしく、リアリティ(史実ではない)の表現に余念がない。
その特徴は本作にも現れており、"艦娘とは何か?"という
疑問について、内田氏としての解釈を入れており、
賛否はあると思われるが、いち解釈として納得感がある。
そのような前段があるため、鎮守府の設定等に
"艦これ"としてのリアリティが感じられ、
読み応えのある作品になっている。
ラストのヒキもあり、続刊が楽しみ。
艦これをさらに楽しめる良作だと感じた。
内田氏は、リアリティの出し方がうまく、
安心して読むことの出る貴 -
Posted by ブクログ
話が進む度に入手難易度の高い艦娘でページが占められていく……
デ・ロイテルやヒューストンなど新キャラが数多く登場したのは嬉しいサプライズだったけど、一方で本作を見て艦これを始めた人が登場キャラ全てを揃えられる日は来るのだろうかと心配になってしまう(笑)
本作において、タシュケント達がバーテンダー活動を続ける上での目標や目的は幾つかあったわけだけど、それらが少しずつ形になっていく描写は良いね
お酒を知り様々なカクテルを作れるようになるという点はまだまだ修業が必要だけど、三人共一端のバーテンダーになっている
又、あれほど栗田艦隊が苦手だったガンビア・ベイも羽黒から逃げずに進水日を祝うカクテルを出 -
Posted by ブクログ
艦これのゲームはもう数年近くプレイしているけど、書籍を読むのはこれが初めて。……初めての書籍版だと言うのに戦闘要素のある作品じゃないのかと自分でも突っ込みたくなるけど
本作は海外艦のメンツを中心に描きつつ、お酒についてのエトセトラを描いている。
特徴的なのは主役となるタシュケント、コマンダン・テスト、ガンビア・ベイがバーでお酒を提供するという筋書きなのに、三人共カクテルなどの作り方は知らないし、自分の国以外の酒についての造詣が浅いこと。だからタシュケント達がこの世にはどのようなお酒が有るのかどのような楽しみ方が有るのかを探求しつつも、同時並行的にお客にどのようなお酒を飲んで貰いたいかを試行錯 -
ネタバレ 購入済み
面白かったよ
だが! 明石さんと涼風と綾波敷波、島雪風の出番が! なので星四つ。明石さんと涼風と綾波敷波、島雪風の出番望む! あとおまけマンガ。特務艦園(笑)だけど、香取型練習巡洋艦香椎(作品の時点で未実装)を旗艦に、海防艦6隻で編成した「第101戦隊」と、鹿島を旗艦に海防艦6隻で編成した「第102戦隊」があったので御参考迄。
余談。海軍で言う小隊は、陸戦隊や航空隊を除き、「戦隊」や「駆逐隊」を二つに分けた隊という意味で、小隊だから2隻というわけではないです。2隻編制の駆逐隊もあったし雪風が一時第17駆逐隊の時は5隻でしたし、駆逐隊編制(内令)上、除籍されていないために実際は一隻なのにそのまま駆逐隊だったこ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ戦わない鎮守府の話。つまりは日常描写のみ。艦娘達がひたすらキャッキャウフフする内容となってお…るかと言えばそういうわけでもなく。
あくまでも登場する艦娘達が戦闘しないだけであって、作中の世界には深海棲艦、そしてそれらとの戦争が存在しています。更には彼女らのアイデンティティーには「戦争での記憶」が確実に影を落としていて、「戦わない日常」と存在意義との狭間で揺れ動く姿が描かれているのです。
つまり、楽しく優しい日常描写の裏側で凄惨な宿命や決意が感じられ、ある意味鈴熊が可愛い表紙詐欺w
平和ボケしてる、と見えなくもないのですが、ある意味これが「艦これ」という世界の本質かもしれません。
優しく可愛い -
Posted by ブクログ
ネタバレ艦娘の概念、戦闘シーンの描写は非常にしっくりきます。
ブラウザゲームのゲームとして簡略化されてるシステムをいかに尤もらしく描くか、という点については非常に良くできてる設定だと思います。
ぶっちゃけ、パラレルにしちゃった方が色々楽ですしねぇ。
とりあえず加賀さんの存在感がすごいw
主役の瑞鶴の前に、厳しくも恐ろしい(ダメじゃん)先輩かつライバルとして立ちはだかってくれてます。…そして当然実はいい人な描写もあり…ずるいな、ホントにw
「瑞鶴」という艦娘・空母を描くにあたり、「幸運艦」という個性(設定)は付加せざるを得ません。
そこに主眼を置いて瑞鶴を持ち上げるという構図が、どうしても釈然としな