草薙厚子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ノンフィクション作家による、少年Aの記録。
わたしは日本の更生プログラムに関して何の知識もないのに、勝手にただ入って年月がたち出てくる、と思っていた。それというの、再犯率は高いわけだし塀の中なら税金で食っていけるでしょ、と思っていたから。
でも、塀の中で周りも本人もどんなに頑張って更生しようとしたとしても、塀の外に出てから最低限の環境を与えられないと、それを継続するのは難しいよね、とこの本を読んで思った。
『絶歌』からの流れで読んだこの本。間に『Aではない君と』を読んでしまったがために、フィクションとノンフィクションの差があいまいになってしまったことを悔やんでいる。
良くも悪くも普通過ぎて、特 -
Posted by ブクログ
普通の家庭の子供が凶行に走る。親の変化、子供をペット化する親、モンスター化する親、三割のクラスで学級崩壊、家庭の弱体化、学校教育の限界など、少し前の事件を元に現状を説明。
加害者が育った家、家庭環境、親とのかかわりなどが書かれていた。
少年Aや、佐世保の事件など既に他の書籍などで読んでいるが、改めて親、家庭環境、生育歴、持って生まれた性質としかとらえられない事象もあり、どこで変わってしまうのか、親のかかわりはどうあればいいのかを考えさせられた。
犯罪を生む家庭の共通項
○家庭内で主に母親の過干渉、父親の存在感のなさ(逆の場合もあり)
○過干渉によって子供の中には「もう一人の自分」が芽生え、次 -
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Posted by ブクログ
発達障害についてはまだ解明されていない事も多いようですが、育て方の問題だとか、テレビの見せ過ぎだとか訳の分からない事が書いてある本ではありませんでした。
障がいについても詳しく書かれているので、とても興味深く読めました。
ただ、どうしても犯罪における「心理」というのは加害者・被害者本人たちにしか分からない事も多いのだろうなと思わされます。
いくら本人にインタビュー出来たところで、本当の理由は当人達しか知り得ない。
更にこの本で取り上げられているのは、他人との関わり方に問題を抱える人も多い発達障害の方々なので尚のことです。
難しい問題だと思います。
発達障害が怖い物、犯罪を犯す人と考えてしまう -
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Posted by ブクログ
そっか。少年A、一個差だったんだ。
なんか中学生辺りん時、淳くんのニュースめちゃめちゃやってた記憶はある。
で、犯人が中学生ってのも覚えてるんだけど、なぜか犯人逮捕の報道の記憶はないんだな。
マスコミが色々うるさく喋ってて、むしろうざーって記憶はあるが。
そんでもって、結構そういうことを家族会議するかーちゃんが、この件に関してはあんまり喋らなかった気もする。
やっぱり母として、犯人母とオーバーラップしたんかな?
ノンフィクションだから評価のしようがないけど、読み物としてはよく出来てると思った。
ただ、少年Aの気持ちとか描かれてる部分、どこまでが本当(少年Aが自ら語った部分)と嘘(作者が行動か -
Posted by ブクログ
ネタバレゲームをする全ての人が事件を起こすわけではない。ゲームで戦闘を繰り返すうちに、現実世界とごちゃまぜになって「リセットできると思った」っていうことはごく少数なんじゃないだろうか。
それでも最近のゲームはたとえば人物の表情や動きがリアルである。
声優が声をあて、なめらかな肌をCGで再現し、戦闘では生々しい血が流れる。こういう表現がレーティングに引っかかるのなら、戦闘時に人を切った時に呻き声をあげなければいい。リアルに血が噴き出さなければいい。
ゲームの世界でしか殴り殴られない人は、人の痛みが分かりづらい。
すべてゲームが悪いとは思わないけれど、少なからず関連しているなぁとは思った。
そんな私はゲー -
Posted by ブクログ
元法務教官が書いた本。
実際にあった少年事件について、その家庭環境など事件の背景が書いてあります。あぁこんな事件あったなぁ、と当時は衝撃的な大事件だったことも時間が経って忘れてしまっているものもたくさんありました。当事者以外にとってはそんなものかもしれません。
でも、こどもを育てる親の一人として、実際の事件からもっといろいろ考えて学ばなければいけないんだと思います。
本を読んで、とりえあずのところ、小2の息子にはまだまだゲームは買い与えないようにしようと思いました。ゲームはほんの小さなひとつだけど、親としてしっかりしなきゃなぁと改めて思います。 -
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