草薙厚子のレビュー一覧

  • 子どもが壊れる家

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    ゲームやテレビ等メディアの暴力性について最後はまとめられていた。過干渉と放任の危険性。現代にアップデートされた内容を読んでみたいと思った。

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    2022年01月27日
  • 少年A 矯正2500日 全記録

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    内容は思った通りのもの。

    読んでいる間、文章に違和感というか匂いのようなものが有り気になっていた。
    あとがきを見てその疑問も氷解。
    この作者、ちょっと変わった人で施設の人とトラブったりしている。
    書かなければいいのにその下りも怨嗟で書いてしまう辺り耐性がない。
    解説が有田議員という所も面白い。
    どうせならそっち方面に突き抜けて書いてもらったほうが個人的には面白かった。

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    2018年12月22日
  • 少年A 矯正2500日 全記録

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    ノンフィクション作家による、少年Aの記録。
    わたしは日本の更生プログラムに関して何の知識もないのに、勝手にただ入って年月がたち出てくる、と思っていた。それというの、再犯率は高いわけだし塀の中なら税金で食っていけるでしょ、と思っていたから。
    でも、塀の中で周りも本人もどんなに頑張って更生しようとしたとしても、塀の外に出てから最低限の環境を与えられないと、それを継続するのは難しいよね、とこの本を読んで思った。
    『絶歌』からの流れで読んだこの本。間に『Aではない君と』を読んでしまったがために、フィクションとノンフィクションの差があいまいになってしまったことを悔やんでいる。
    良くも悪くも普通過ぎて、特

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    2018年04月25日
  • 本当は怖い不妊治療

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    仕事に絡むので実態を知りたくて読んでみた。統計的な数値や海外との比較、不妊治療の実際、問題点、色々書かれていた。驚いたのは日本は実施数が1番多いにもかかわらず成功率は世界的に見ても最低レベルにあること。これは何を指すのか考えさせられる事実。
    そしてほとんどの医師がリスクはないと言うらしいけど、実際は表にあまり出ない研究結果があったり、医院によってかなり診断結果もちがうらしく、まだまだこれからの分野であることがみてとれる。

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    2018年02月16日
  • 本当は怖い不妊治療

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    世界の不妊治療事情などの情報は興味深い。タイトルはちょっと大袈裟かな。顕微授精リスクは想定の範囲内の内容
    内容があっちこっちとんだり、同じ話を繰り返したりするので、少し読みづらい印象。

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    2017年05月19日
  • 子どもが壊れる家

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    普通の家庭の子供が凶行に走る。親の変化、子供をペット化する親、モンスター化する親、三割のクラスで学級崩壊、家庭の弱体化、学校教育の限界など、少し前の事件を元に現状を説明。
    加害者が育った家、家庭環境、親とのかかわりなどが書かれていた。
    少年Aや、佐世保の事件など既に他の書籍などで読んでいるが、改めて親、家庭環境、生育歴、持って生まれた性質としかとらえられない事象もあり、どこで変わってしまうのか、親のかかわりはどうあればいいのかを考えさせられた。

    犯罪を生む家庭の共通項
    ○家庭内で主に母親の過干渉、父親の存在感のなさ(逆の場合もあり)
    ○過干渉によって子供の中には「もう一人の自分」が芽生え、次

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    2016年12月29日
  • 子どもが壊れる家

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    2004の佐世保小6女児、1997酒鬼薔薇、2000の17歳少年のバスジャック…いわゆる中流家庭に育った少年たちが凶悪で粗暴な事件を起こした。子どもを育てるというより、理想を押しつけて調教する傾向が見られ、ゲームのしすぎも問題である。

    理由が過干渉とゲームであり、責任は、親としての愛情問題ということになると、ほとんどの親は困惑するばかりでしょう。今は少し見方が変わっているのでしょうか。

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    2016年05月07日
  • 追跡!「佐世保小六女児同級生殺害事件」

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     現代の少年非行に関するレポート作成のために読んだ本。
     この事件が起こったのは自分が小学校5年生の頃で、「自分と同じくらいの子が人を殺すなんて…」とだいぶショックを受けたのを覚えている。
     本の内容は、加害者家族やクラスメイト、その保護者達、学校関係者へのインタビューから、事件の真相を明らかにしようとしたものであった。しかし、加害者本人へのインタビューがなかったため、本当の意味での事件の真相は分からなかった。

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    2015年07月07日
  • 少年A 矯正2500日 全記録

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    鑑別所を出て医療少年院に入院、精神診断や鑑定、処遇の長期計画・赤ん坊包み込み作戦、母に愛されなかった生い立ち、贖罪、退院後のサポート下の生活。

    事後ケアにかけられた、関係者の努力、エネルギー。今後の社会のために、活かせますように。

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    2015年08月29日
  • 大人たちはなぜ、子どもの殺意に気づかなかったか?

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    発達障害についてはまだ解明されていない事も多いようですが、育て方の問題だとか、テレビの見せ過ぎだとか訳の分からない事が書いてある本ではありませんでした。
    障がいについても詳しく書かれているので、とても興味深く読めました。

    ただ、どうしても犯罪における「心理」というのは加害者・被害者本人たちにしか分からない事も多いのだろうなと思わされます。
    いくら本人にインタビュー出来たところで、本当の理由は当人達しか知り得ない。
    更にこの本で取り上げられているのは、他人との関わり方に問題を抱える人も多い発達障害の方々なので尚のことです。
    難しい問題だと思います。
    発達障害が怖い物、犯罪を犯す人と考えてしまう

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    2013年01月28日
  • 少年A 矯正2500日 全記録

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    そっか。少年A、一個差だったんだ。
    なんか中学生辺りん時、淳くんのニュースめちゃめちゃやってた記憶はある。
    で、犯人が中学生ってのも覚えてるんだけど、なぜか犯人逮捕の報道の記憶はないんだな。
    マスコミが色々うるさく喋ってて、むしろうざーって記憶はあるが。
    そんでもって、結構そういうことを家族会議するかーちゃんが、この件に関してはあんまり喋らなかった気もする。
    やっぱり母として、犯人母とオーバーラップしたんかな?

    ノンフィクションだから評価のしようがないけど、読み物としてはよく出来てると思った。
    ただ、少年Aの気持ちとか描かれてる部分、どこまでが本当(少年Aが自ら語った部分)と嘘(作者が行動か

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    2011年05月18日
  • 子どもが壊れる家

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    ネタバレ

    ゲームをする全ての人が事件を起こすわけではない。ゲームで戦闘を繰り返すうちに、現実世界とごちゃまぜになって「リセットできると思った」っていうことはごく少数なんじゃないだろうか。
    それでも最近のゲームはたとえば人物の表情や動きがリアルである。
    声優が声をあて、なめらかな肌をCGで再現し、戦闘では生々しい血が流れる。こういう表現がレーティングに引っかかるのなら、戦闘時に人を切った時に呻き声をあげなければいい。リアルに血が噴き出さなければいい。
    ゲームの世界でしか殴り殴られない人は、人の痛みが分かりづらい。
    すべてゲームが悪いとは思わないけれど、少なからず関連しているなぁとは思った。
    そんな私はゲー

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    2011年03月24日
  • 子どもが壊れる家

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    元法務教官が書いた本。
    実際にあった少年事件について、その家庭環境など事件の背景が書いてあります。あぁこんな事件あったなぁ、と当時は衝撃的な大事件だったことも時間が経って忘れてしまっているものもたくさんありました。当事者以外にとってはそんなものかもしれません。

    でも、こどもを育てる親の一人として、実際の事件からもっといろいろ考えて学ばなければいけないんだと思います。

    本を読んで、とりえあずのところ、小2の息子にはまだまだゲームは買い与えないようにしようと思いました。ゲームはほんの小さなひとつだけど、親としてしっかりしなきゃなぁと改めて思います。

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    2010年08月16日
  • 少年A 矯正2500日 全記録

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    疑問が残る部分もあるけど、とても興味深かったです。
    自分と少年Aが同じ年だということに軽い衝撃。

    被害者の家族が少しでも安らかな時を過ごせるようにと、
    この少年Aが真から更正し、今を一生懸命に生きてほしいこと・・・。

    でも、あんなことをしてしまって、それを真から心で再度受け止めることができるようになった時・・・
    人はまともに立っていられるのだろうか、生きていけるのだろうか・・考えただけでも恐ろしいと思う。

    犯罪の恐ろしさ、心のゆがみの恐ろしさ・・いろいろ考えさせられました。
    そしてとても怖くなりました。

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    2009年10月04日
  • 少年A 矯正2500日 全記録

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    この本を読む限り、少年Aは更生したと思う。

    がしかし、『更正したからなんだっていうんだ』っていうのが率直な感想。

    犯罪の罪や被害者遺族の悲しみや苦しみ、憎しみは消えない!のはもちろんの事、殺された尊い幼い、限りない未来のある命は戻らない!

    少年院や刑務所の維持費や人件費、新たな建設費を考えれば、犯罪を犯してからの更正や、犯罪者を逮捕する警察の力よりも、犯罪者も出さないようする、もしくは、犯罪を未然に防ぐ努力やシステムにもっと力や、お金を使うべきだとこの本を読んで思う。

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    2009年10月04日
  • 少年A 矯正2500日 全記録

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    風化させてはいけないんだよね。犯人だった少年は今、日常の生活の中に居るんだよね。矯正出来たのかな?って疑問を持つ事は良く無いんだろうけど・・・。考えさせられるね。

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    2009年10月04日
  • 少年A 矯正2500日 全記録

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    性的サディズムってのは治さないとイカンものなんだろうか。そういう行為を『リアル世界で』してはいけないってことを教えるのが先なんじゃないのか。

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    2009年10月04日