【感想・ネタバレ】となりの少年少女A 理不尽な殺意の真相のレビュー

あらすじ

実父、実母殺害など理不尽な事件を取材し続けてきた著者が、少年犯罪の防止には発達の特性の早期発見と支援が重要であることを考察。悲劇を繰り返さないために。

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Posted by ブクログ

単純に、ただただ面白かった。

未成年で世間を揺るがすような罪を犯した少年少女は「愛着障害」と言われるけれど、実際は何かしらの発達特性を抱えていた。

印象的だったのは、ある殺人を犯した少女Aの言葉。
「遺族の気持ちを考えたことがなかった。怒ったりするのは、生活上の不便さから生じると思っていたが、喪失そのものが怒りや悲しみにつながっていると知り驚いた」
通常の少年院のような「反省しなさい」という教育では全く意味をなさないんだなと改めて実感。
人が死ぬことの悲しさという当たり前の感覚が欠如することもあるんだなあという衝撃がある一方、「発達特性、グレーゾーン」って誰が決めた基準なの?そもそも通常って何?という基準への疑問も湧いた。

日本だけでなくアメリカの事例(フロリダ州の銃乱射事件)も取り上げて、行うべきは銃規制なのか精神疾患対策なのかの論点にも言及している。

すごく面白いけれど、著者も警笛を鳴らしているように、伝え方は気をつけなきゃいけないと思った。
発達特性が、様々な環境要因と相待って、世間を揺るがすような殺人を助長することになる可能性はある。けれども発達特性=殺人者ではない。

この辺の理解は、頭では理解していても価値観レベルでの理解はなかなか難しい部分もありそうだと思った。
犯罪心理、教育、発達障害に関心がある人は絶対面白いと思う。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

育児をしている身として、子供を被害者にしたくない、それ以上に加害者にしたくない、という思いから、少年少女の犯罪はどのようにして起こったのかが知りたいと思った。
きっかけは神戸の少年A。その両親の手記を読んだ。ごく普通の両親。虐待はない。愛着障害が起こる環境ではないはず。ただ、少年Aの嘘を見破ることはできなかった。しかし書評を読むと、多くの人が両親を「自己保身の内容」「真実を語っていない」と糾弾している。本当にそうか?サイコパスは生まれつきの問題であり、知能が高く、外向きは愛想が良い、というのを知っていた(海外ドラマが好きなので)。まさにそれではないか?日本ではどのような判断のもと治療を行ったのだろう。当時と今では判断も変わってきたのだろうか?そんな疑問を解消する内容の本だった。

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2019年12月08日

Posted by ブクログ

神戸の少年A、手記出版後取材に来た記者に「命がけで来てるんだろうな!」「お前,顔と名前、覚えたぞ!」と1キロ追いかける。
加害衝動が凄い。

最近読んだ重松清の小説「木曜日の子ども」は、グレアム•ヤングや伊豆市の事件をモチーフにしてたのか!と。

発達障害を抑えてたらほんとに事件は起きなかったのかな
そこの関連性は...どうなんだろう。

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2023年02月09日

Posted by ブクログ

発達障害と周りの環境が複雑に絡んで残虐な殺人が起こってしまう
印象的なのは加害者の理解者や大切な人が被害者になっているということ
こんなこと起こってはならないし起きてほしくない
だからなんか発達障害を早期発見するために制度を新しく作るべきだと思うし発達障害と診断されたらその後のサポートをしっかり行うべき

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2022年07月03日

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