あらすじ
実父、実母殺害など理不尽な事件を取材し続けてきた著者が、少年犯罪の防止には発達の特性の早期発見と支援が重要であることを考察。悲劇を繰り返さないために。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
育児をしている身として、子供を被害者にしたくない、それ以上に加害者にしたくない、という思いから、少年少女の犯罪はどのようにして起こったのかが知りたいと思った。
きっかけは神戸の少年A。その両親の手記を読んだ。ごく普通の両親。虐待はない。愛着障害が起こる環境ではないはず。ただ、少年Aの嘘を見破ることはできなかった。しかし書評を読むと、多くの人が両親を「自己保身の内容」「真実を語っていない」と糾弾している。本当にそうか?サイコパスは生まれつきの問題であり、知能が高く、外向きは愛想が良い、というのを知っていた(海外ドラマが好きなので)。まさにそれではないか?日本ではどのような判断のもと治療を行ったのだろう。当時と今では判断も変わってきたのだろうか?そんな疑問を解消する内容の本だった。
Posted by ブクログ
神戸の少年A、手記出版後取材に来た記者に「命がけで来てるんだろうな!」「お前,顔と名前、覚えたぞ!」と1キロ追いかける。
加害衝動が凄い。
最近読んだ重松清の小説「木曜日の子ども」は、グレアム•ヤングや伊豆市の事件をモチーフにしてたのか!と。
発達障害を抑えてたらほんとに事件は起きなかったのかな?
そこの関連性は...どうなんだろう。