福山哲郎のレビュー一覧

  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    福山さんと宮台さんの対談。子供手当てのメッセージ、自民党の既得権益、国民の「お任せモード」、イデオロギーは無いが自明性には強く反発する日本人の体質、外交としての環境対策、環境句対策による国益、マスメディアはゴミメディア、戦後から安保再定義からの2プラス2意向の保障の変化など、面白いお話がたくさん詰まった本。消化不良になった部分は否めないが、今後勉強していくき、再度読んだとき、さらに理解を深めたいと感じた一冊。

    0
    2010年12月18日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    宮台真司×福山哲郎(民主党)の対談書。
    対談書って内容が薄く、結論もまとまってない印象があったけど、本書は秀逸でした。

    あまりに民主党寄りで、あまりに前向きすぎる感が否めないけど、この本で、日本という国に可能性というか、希望が見えてきます。

    対米,対アジア関係、マスゴミ、政治への参加主義、環境問題etc・・・・


    ・与党は実績で、野党はマニュフェストで勝負。
    ・現前性(生々しさ)が変われば、空気が変わる。
    ・「外から」要件と、「カオス」要件のロジック。
    ・フォアキャスティング的思考からバックキャスティング的思考へ
    ・リソースは変わらない、その組み換え。

    なんか幻冬舎新書、質がイイネ!

    0
    2010年11月20日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    『日本の難点』では「社会」に関する言及が多いですが、こちらは「国家」について述べるウエイトが大きくなっています。当時、外務副大臣であった福山哲郎氏との対談形式で、日本の現状について議論がなされています。全体を通して、福山氏が立場上言えないようなことを宮台氏が代わって意見しているといった印象がありました。

    0
    2010年10月15日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    普天間にしろバラマキ批判にしろ、こういう風に説明、交渉していくべきだと対談の中で方針が出ているのに、結局、失敗してしまった。福山さんは内心悔しさや恥ずかしさで一杯だろう。
    菅直人政権に活かして欲しい。

    0
    2010年06月08日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    寄り道読書を完了。「日本の難点」の応用編といったところ。宮台さんの議論は、説明の難しいものも社会学、政治学をはじめ考えのレファレンスを示してくれる点、勉強になる。また福山さんの発言も、現政権の外務副大臣であり、実際に起きている出来事とリンクして背景にある考え方を知ることができる。出版された当時の、民主党政権への期待感を受けてか明るいトーンで終わっているが、失望感が広がる今こそ、政権交代の意義をはかる評価軸を示してくれている点で有益な本。

    0
    2010年05月06日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    本当に色々なことが良く見えている(だろう)人たちだと関心。

    僕らのいる底辺のレベルアップは国力アップにはかかせないなぁ。

    ということで、頑張ろう。

    それと、2+2って大変なことになっているみたいね。

    0
    2010年02月01日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    社会学者宮台真司と外務副大臣福山哲郎の対談集。

    相変わらずのマスコミ批判は置いておくとして…
    民主党政治に変わったことで日本がどう変わって行くのか。
    民主党が手がける政策の根本的な意味などが割とよく分かるかと思います。

    やはりテレビや新聞などの早さを売りにするメディアでは伝えきれないことがある。
    新書っていうのも一つの情報発信メディアなのね、としみじみ思いました。

    0
    2009年12月13日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    民主党の外交・環境政策のプロデューサーである福山と、彼と親交のある実践派社会学者・宮台との対談形式で、現在の民主党政策のココロを知識層向けに解説する。
    現役の政府メンバーである福山は、マニフェストを外れる野放図な発言はできない。ほとんど宮台が喋っていて、福山は相槌が多い。
    ・自民党の小泉の「権威主義」−「市場主義」は行き詰まった。民主党は「参加主義」−「談合主義」を目指すべき・
    ・マニフェスト実現に向け当初は躓くこともあるだろうが、技術論細部よりも日本の方向性を早く立て直すことが肝心。
    ・低炭素社会をキーとする世界的な「ゲーム」に乗り遅れることが国益喪失につながる。

    0
    2018年10月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 4 】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

    0
    2018年11月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 2 】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

    0
    2018年11月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 5 】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

    0
    2018年11月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 3 】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

    0
    2018年11月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 1 】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

    0
    2018年11月14日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    今の民主党がベストとは思わないが硬直化していた自民党政治にノーを突きつける意味で民主党が政権を担った意義が大変大きかったことがよくわかる。福山氏のような政治家が増えてくればよいと思った。
    また同感したのはマスコミの政治報道のレベルが低いことへの批判について。八ツ場ダムにせよ温暖化問題にせよ思っていたことを代弁していた。世の中の主流がこちらだと信じたい。

    1
    2021年08月08日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    民主党政権が誕生して1ヶ月を経た頃におこなわれた、社会学者の宮台真司と、外務副大臣(当時)の福山哲郎の対談です。新しい政治がはじまるという期待に満ちた二人の言葉が随所に見られるのですが、安倍政権が高い支持率を維持している現在読むには、ややつらいものがあります。

    本書の冒頭で宮台が、市場主義対談合主義、権威主義対参加主義の二つの座標軸で構成される大枠を示して、民主化とは権威主義から参加主義へと移行することを意味するのであり、そのさい、個人を社会的に包摂することがめざされなければならないという見解が示されています。それにつづいて、二大政党制そのものよりも、民主化への移行が重要だと主張しています。

    0
    2014年09月19日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    ――――――――――――――――――――――――――――――
    運転手も運転経験が乏しいなら、乗客たちも命令して監視する経験が乏しい。運転手のミスや乗客たちの頓珍漢でバスはあちこちにゴッツンコ。

    その都度の目的やルートを適切に指示できない「自分自身」に、嫌気がさした乗客たちが、全てを運転手のせいにして、頬被りをしかねない。4

    それどころか「考えないで、俺に任せろ」という馬鹿な運転手に、再び「丸投げ」しかねない。5
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    官僚が、大臣、副大臣、政務官の間にお互いのコミュニケーションがないことを前提に、徹底的に情報を分断するんですよね。

    0
    2014年08月13日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    希望に満ちた書。
    地震の前に読んだが、地震の後はこれは無理だと実感。非常によいビジョンだが、地震なくてもズルズルいって達成しない気もする。

    0
    2013年12月29日
  • 原発危機 官邸からの証言

    Posted by ブクログ

    当時の福山官房副長官による3.11後の官邸の動きの記録。東電と官邸の意思疎通の悪さに読んでいる側がイライラすることも。証言記録としてぜひ読んでおきたい一冊。星3つ

    0
    2013年07月31日
  • 原発危機 官邸からの証言

    Posted by ブクログ

     東日本大震災の福島第一原発事故に対する政府の対応を官房副長官だった著者の目で記されている。混乱と緊迫感の中で対応してきたことがよくわかる。これだけ大きな事故になると日本の様々な所で様々な現象、事象が起こっており、それらのすべてを把握することは不可能だし、どこまで集めても終わりはないと思う。大事なことは、その時に得た、または与えられた情報で、より合理的な判断を行えるか?だと思う。そういう意味では事故に対する政府の対応、総理大臣の判断は大きく間違っていなかったと思う。
     ただ、本書に関して言えば、事故の対応が途中までしか書かれておらず、話が”脱原発”に移ってしまったのはちょっと残念。菅元総理大臣

    0
    2013年05月09日
  • 原発危機 官邸からの証言

    Posted by ブクログ

    前半の証言は貴重な記録。興味深く読めた。後半は冗長だが、政治家が書いたものとしては、真面目な方かも知れない。

    0
    2012年11月12日