佐藤克文のレビュー一覧

  • なぜ君たちはグルグル回るのか(たくさんのふしぎ2022年11月号)

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    小中学生の教科書にこういうの欲しい!

    マンガを読むようで、まるで勉強感がないのに、疑問を持つところから始まり、調べる方法から推測、結論、そこから生まれる疑問などの流れが優しく丁寧に読めるのがよい!


    今はスマホでサクッと答えが得られてしまうので、こういうアナログなものの良さを改めて感じた。
    自由研究のやり方の参考にもなりそう。

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    2024年05月29日
  • なぜ君たちはグルグル回るのか(たくさんのふしぎ2022年11月号)

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    ネタバレ

    オオミズナギドリは帰る時間を逆算して出発できる
    バイオロギングによって生き物は数千キロを戻って来る際にぐるぐる廻って位置を調整していることがわかった地磁気説なのか興味は尽きない

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    2024年01月02日
  • サボり上手な動物たち 海の中から新発見!

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    動物にカメラやセンサを取り付けて生態を解析するバイオロギングという手法で、海洋生物の生態を探る研究者の方が書かれた本。こういった本こそ電子書籍で出版すると、面白さが増すように思います。

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    2013年04月06日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    予想をはるかに超えて面白かった。
    ガヂガヂの数物系であった自分からするとこういう素朴なアイディアに基づいた研究について知るのはとても刺激的だった。冒頭のアザラシやペンギンの写真はどれもとてもかわいい。筆者はデータロガーを動物に取り付け、それを回収するために奮闘するわけだが、対する動物の描写がとても可笑しくて笑ってしまうところがたくさんあった。
    最終章は読者に対する知的冒険への誘い文句である。シャックルトンの言葉を引いているが、実際に南極で調査研究を続ける筆者が言うとこちらの心にも強く響くものだ。研究というのは素晴らしいなと思った。名著。

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    2012年10月06日
  • 巨大翼竜は飛べたのか

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    研究者魂が熱い。

    出版が2011年1月という、震災直前。そして著者の職場が大槌町。

    webで調べたところ、やはり東京大学大気海洋研究所附属国際沿岸海洋研究センターは津波に襲われて大被害を受けている。

    著者は無事かと心配されたが、研究室のページによると、柏に職場を移しているとのことでほっとした。

    とはいえ、研究施設の被害は甚大なもの。一日も早い復旧を願う。

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    2012年06月22日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    ネタバレ

    海洋生物についての考察と著者の研究苦労話のエッセイ。
    アザラシとペンギンの潜水方法の違いの話はとても興味深い。

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    2012年04月06日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    1月に国立科学博物館で聞いた著者の講演を思い出しながら、最後まで楽しく読めた。バイオロギングの成果と魅力を、親しみやすいエピソードを多数交えて、情熱と人柄あふれる文章で書かれていた。

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    2012年03月10日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    著者は温度計、体温計、加速度など各種センサーを海洋動物に取り付けて得られたデータから生態を探ってきた。

    研究内容や結果そのものも興味深いが、試行錯誤や偶然の発見を繰り返す研究生活がドラマチックでノンフィクションとは思えないほど楽しい。

    南極の暴風の中でうまく小便する方法とは!?

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    2011年12月07日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    わくわくする未知の世界の研究。
    役に立てようとして研究すると案外役に立たない。
    興味と興奮で研究したことが思いのほか役立ったりする。

    準備万端のときはうまくいく。
    ミスがあったときに限って自然は痛いほどそこを突いてくる。

    求む男女のコピーがとても素敵!

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    2011年05月26日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    読んでいてこんなに楽しかったのは久しぶりだ。

    未知の自然というものを対象にした研究の醍醐味が詰まっている。
    研究者とはかくも冒険者であったのか。

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    2011年05月07日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    海洋生物研究のタフさとダイナミズムの息吹が伝わってくる。氷下のアザラシの子が泳ぐ写真、ペンギンの群れの水中グライディングの写真がとても素晴らしい。

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    2018年10月14日
  • 巨大翼竜は飛べたのか

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    野生生物に加速度や圧力のセンサーを取り付け、その生態を解き明かす学問をバイオロギングと呼ぶ。本書の著者、佐藤克文は、ウミガメ、ペンギン、ヨーロッパヒメウ、カワウ、アホウドリ等、種々の海洋生物にデータロガーを取り付け、その遊泳速度や飛行速度と体長、体重の関係を専門としている。フィールドワークをもとに定量的なスケーリング則を導くことを得意とする研究者のようだ。
    一般に、動物はコストを最小にするような移動方法を選択するとされるが、その経済的な移動方法(たとえば、海鳥の離水時の羽ばたきの周波数と飛行中の羽ばたきの周波数)は体の大きさに縛られる。そして、データロガーを用いることによって、そのような関係を

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    2011年01月23日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    著者は、東京大学海洋研究所国際沿岸海洋研究センター准教授の佐藤克文氏。

    バイオロギングサイエンスと呼ばれる分野における著者の研究成果がまとめられた本である。バイオロギングサイエンスとは、細かい定義は別にして簡単に言うと、野生生物にカメラや速度計・深度計などの記録装置をつけて日頃の動物たちの行動を研究するというもの。ウミガメの体温変動から始まり、ペンギン・アザラシへと広がっていく著者の研究内容とその成果は常識を覆すようなものばかりで非常に興味深い。研究成果などというと小難しいことが書かれているように感じる人も多いだろうが、全くそんなことはない。説明にはグラフが用いられているから数式は登場しない

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    2010年12月18日
  • 海の中のくらし 動物たちが教えてくれる

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    ペンギン、アザラシ、クジラと大きさに関わらず、どの生き物も捕食のために潜水し浮上する速さは、時速4〜8kmの範囲に収まっているという。

    捕食深度への潜水に要する酸素量と、体内に溜めておける酸素量と、捕食深度に滞在できる時間の関係から、そのくらいの速さが最も効率が良いらしいことがわかってきたという。

    渡辺佑基氏の『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』 (河出ブックス)にも通ずるバイオロギングからわかってきた海の生き物のはなし。

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    2021年05月25日
  • 海の中のくらし 動物たちが教えてくれる

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    アザラシはどれくらい潜るんだろう。クジラは?ペンギンは?海の動物たちにカメラや記録計をつけて調べると、意外なことがわかってきました。海の中のくらしの一端が見えてきた「バイオロギング」 美しい絵で教えてくれる楽しい本です。裏表紙のファンタジーっぽい絵も素敵です。

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    2021年01月09日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    ペンギンやアザラシなどの海洋動物にハイテク機器「データロガー」を取り付けたことで見えてきた、本来の生息環境下で動き回る海洋動物たちの姿について書かれた本。

    本書を読むことで、動物たちにデータロガーを取り付けて生態の記録を採る「バイオロギングサイエンス」を知ることができます。

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    2019年07月29日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    高校時代、理系少年だった私は生物、脳科学、地学などなどノンフィクション系の本だとそういうのばっかり読んでいる。急に方向転換して美大に行った手前、もっと勉強したかったな~~~という思いがくすぶっているのである。ぶすぶす。
    敷居が高いと思われている理系本達だが、実は文系本より優れているな~と思うところがある。わかりやすいのである。理系の研究にはとかくお金がかかる。記録して、実験して、機械を調達して…と、論文にするまでに多額のお金がかかりるものなのである。ラット1つとっても手間もお金もかかるし。とすると研究者がどう考えるかというと、スポンサーゲットに必然、力を入れるのである。わかりやすく、おもしろく

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    2019年03月19日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    実に刺激的、かつ文章にも工夫が凝らされていて一気に読める。
    最近こういう、若手・中堅研究者が自分の専門領域を面白く語る本が増えてるなあと感じる。本書はそのムーブメントのさきがけ、かな。

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    2018年11月17日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    データロガーを用いての海洋生態学の研究。この分野の研究がもっと進んで色んな謎が解明されることを願う。

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    2017年05月08日
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~

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    バイオロギングは比較的海洋生物での利用が進んでいると思います。
    そんな、世界が垣間見れますよ!

    アリと象の心拍の話を個人的に思い出しました~

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    2016年03月25日