巨大翼竜は飛べたのか

巨大翼竜は飛べたのか

990円 (税込)

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ペンギンやマンボウは海中で、ミズナギドリや鵜は大海原で、どうやって餌を捕り、活動しているのだろうか?観察できない動物の行動を調べる-そんな研究が、記録装置「データロガー」を取り付けることで可能になった。動物自らがとってきたデータから、泳ぎ、羽ばたく野生の姿を、生き生きと再現する。現生動物から翼竜まで、動物たちの知られざる姿が明らかに。

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巨大翼竜は飛べたのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年06月22日

    研究者魂が熱い。

    出版が2011年1月という、震災直前。そして著者の職場が大槌町。

    webで調べたところ、やはり東京大学大気海洋研究所附属国際沿岸海洋研究センターは津波に襲われて大被害を受けている。

    著者は無事かと心配されたが、研究室のページによると、柏に職場を移しているとのことでほっとした。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年01月23日

    野生生物に加速度や圧力のセンサーを取り付け、その生態を解き明かす学問をバイオロギングと呼ぶ。本書の著者、佐藤克文は、ウミガメ、ペンギン、ヨーロッパヒメウ、カワウ、アホウドリ等、種々の海洋生物にデータロガーを取り付け、その遊泳速度や飛行速度と体長、体重の関係を専門としている。フィールドワークをもとに定...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月14日

    前著「ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ」も面白かったが、こちらはさらに楽しめた。カメとマンボウの相似形とか、羽ばたき周波数で採餌の結果を推定する方法とか、いろいろと面白い。例によって院生を騙して研究させる描写も秀逸で、これを研究すれば君も「ドクトルまんぼう」になれる、と口説く辺りでは吹いてしま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月30日

    動物の体のつくりと行動の相関関係が緻密なデータで明らかにされていって、緻密なデータの部分はさっぱり??でしたが、おもしろかった。
    ウミガメからペンギン、アホウドリときて翼竜にまで広がっていく好奇心が、楽しそうでよい♪
    この先生、研究所が大槌町にあってご自宅が釜石だそうで・・・。あとがきに「2010年...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月21日

    種や生活環境の違いを越えて生き物たちの「サイズ」と「はばたき」に注目して比較研究された内容で、タイトルの巨大翼竜もこの関連で出てくる

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    Posted by ブクログ 2012年05月01日

    著者の佐藤先生は、京都大学大学院農学研究科水産学でウミガメの研究の成果で博士号を取ったそうです。

    水産学という学問は、食用にされる海や川の生き物をターゲットにするわけですから、ウミガメというのは異色だったそうです。
    けれど、データロガーという小型記録装置を取り付けて、その生き物の速度や加速度な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月13日

    巨大翼竜は飛べたのか。
    飛び続けられなかったというのが結論。
    それを色んな動物のデータを元に導く。

    僕の好きな学者偏愛物。大学の教授らしい研究ジャンルへの愛に満ちている。愛は暴走もするのだが、それも傍からみれば微笑ましい。

    本著も学者の研究論文よろしく様々なデータが羅列されている。僕のような文系...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月26日

     今日の帰りの長~い乗車中(台風15号)に読んだけど,やきもきしてて細かいとこはちゃんと追えなかった…。「バイオロギングサイエンス」の成果で古生物の常識を覆す!みたいな。
     生物の生態を研究するのに,各種センサを搭載したデータロガーを個体に取り付けていろんなデータをとることが行なわれるらしい。最初は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月09日

    動物は日本人よりもエコノミックだ。
    いかに少ないコストで高いパフォーマンスを得るか、
    それは楽に生き延びるための必須能力なのだから。

    知ってるようで知らない、
    海を泳ぐ動物と空を飛ぶ動物の様々なアロメトリー。
    そこから最後の翼竜の話題への流れは、
    物語を読んでいるような気分でとてもワクワクした。
    ...続きを読む

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