米原秀幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まさか1巻の頃はこんな最終巻になるとは思わなかったなあ。
ハードボイルドなヴェンディッタの世界はいつの間にやら世紀末(北斗の拳的な意味で)、いったいどんなナノマシンを身に付けているのかと思っていたプログレスはなんとラスボス(ファンタジーRPG的な意味で)に変容してしまった。
考えてみればムチャクチャな展開なんだけどそれをそう思わせない作画の勢いが物凄い。いや、まあ、かつて途中でちょっと「これはむちゃくちゃだ」と思うこともありましたが、このラストバトルに至って鬼気迫る描き込みと、なんだかんだで全部が伏線として回収される展開(これ最初から全部計算だったとしたらそれはそれで凄いけど、なんとなく違うよ