米原秀幸のレビュー一覧
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戦争という物語を描く以上は避けて通れない道だろう、多くの命が喪われた11巻である。
物語はピートの決断をはらみながらも、いまだ結末には到っていない。凄絶な展開が果たしてどういうエンドマークで締められるのかは注目すべき点に違いない。
とりあえずここでは星四つ半相当と評価している。Posted by ブクログ -
白無の暴走が本格的に描かれ始めた9巻である。巨大な戦力を前に、海賊の停泊する町が破壊される様は、そのスケールの大きさをよく表しているだろう。
物語は王都へと侵入を試みる段で閉じられている。この出戻りがどのような結末をもたらすか、注目したい。星四つで評価している。Posted by ブクログ -
デビルカマラの登場により、物語は加速し始めた印象である。
少しずつ設定を説明しながら物語は進んでいるが、まだまだ序盤であることは確かだろう。完結済みの作品であるから、逆算することもできるが、そうした意味を抜きにしてもファルコン伝説を追う旅そのものが進捗していないのだ。
一つ展開を置いているが、...続きを読むPosted by ブクログ -
海賊船クレイジーストーンヘッド号に乗り込んだ少年ココが、船長のバーツに導かれてファルコン伝説を追いかける海賊の一味となる、そういう物語の開幕である。
全体的にごちゃごちゃしていて、ちょっと物語る方法としては気になるところが多い印象だ。少年誌的なハッタリは効いているが、キャラが深められていないため...続きを読むPosted by ブクログ -
デビルカマラとバーツの一騎討ち編である。ここでの対決はきちんと消化されているが、その過程でレッドスケルの一味に攫われたココの物語は次の巻に引き継がれている。
ファルコン伝説へと向かう物語が少し停滞しているのが気になるところだが、少しずつ進んでいくのだろう。航海と同じように、飛躍はないのかもしれな...続きを読むPosted by ブクログ -
ナッツとの対決の決着があり、ミルカの乗船とデビルカマラの離脱を含みながら物語りは次なるファルコン伝説へと向かう。
こういうときに便利なキャプテングラフを使うのは、いいのか悪いのか。良し悪しはともかく、こういうキャラが配置してあるだけで物語は軌道修正がしやすくなる。ある種のジョーカーだろう。
物...続きを読むPosted by ブクログ -
恩人への念からバーツ、ぶち切れるの巻である。
物語は不安定な状況をはらみながら次の巻へと続いている。この局地戦は、物語の重要なポイントである化獣やオールドブラッドのことを知らせるための展開であるが、ここでのココの不安感は、少年誌的に考えてすこぶる怪しいものである。
とりあえず、ここでは星四つと...続きを読むPosted by ブクログ -
ファルコン伝説を追う旅も本格的になってきた。謎解きで巻が締められるあたりなどは、非常にらしい。少年誌的な海賊の姿は非常に望ましいものである。
ココ以外にオールドブラッドである人物も登場し、物語は不穏な空気をはらみつつある。影の薄いレッドスケルなどもどう物語に絡んでくるのか、といったところだろう。...続きを読むPosted by ブクログ -
テンポ良く進む冒険はいかにも作者な楽しい味(古代遺跡に超文明とは予定調和にすぎる気もするけど……)。チョークの気の良い好漢でいて今のとこ仲間にはなあ……っていう絶妙な変人ぶりが面白い。Posted by ブクログ
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本当に連載リブートとはなかなか好待遇だ。設定が違うのに話のおさらいのような始まり方でちょっと戸惑うけど、そのうち気にならなくなるんだろうし残りの新設定を楽しみにするのが良さそう。Posted by ブクログ
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本格的に『ウダヒマ』アフターストーリーになってきた。完結した物語の蛇足にならない、キャラクターがまったく立場を変えてもう1度交錯する群像劇。とても幸福な続編の形かもしれない。Posted by ブクログ
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前作の同窓会からショートショートに続き物、変わり種のオカルトまで、作者の器用さを実感。「オフカイ」の暗いトーンから一転する爽やかさ、最後の会話が印象的。Posted by ブクログ
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どう見ても続く展開なのに、完結あつかいになってました。打ち切りか……と思って確認したら。1巻発売が2011年6月。『プリンセスGOLD』2011年2月号 - 2012年3月号に発表。全12話。1巻は4話掲載=3巻で完結という計算に。……コミックス化が滞っている? くまださんの可愛らしい絵の後ろに、ヨ...続きを読むPosted by ブクログ
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日常系ばかり読んできたので、そのイメージが抜けませんが、グングン面白くなってきました。仲間と協力して試練を乗り越える、熱い思いが誰かを動かす。ヨネコ魂は、冒険物語で強く発揮されるのかも。Posted by ブクログ
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GARAKUTA(全5話 1990年) カフェビーンズ(1990年) 五郎’s(1990年) ベイス(2002年) 青春!って感じ。喧嘩とバイクと音楽は健在。ヨネコ作品ですからね。Posted by ブクログ
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巻頭話でなるほどこれは「続編」でしか描けない話だと納得。バラエティ豊かな短編の中では『ショックウェイブ』がトンチが効いてて好き。Posted by ブクログ