柴田佳秀のレビュー一覧
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購入済み
カラスはいいヤツ
カラスの生態がよくわかります。人間という動物が どんなに身勝手なヤツかよくわかる本です。カラスはよく見ている、カラスが可愛くなる本です。
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Posted by ブクログ
「愛」を感じる本です。
相手のことをもっともっと知りたい。相手の立場になって考えてあげたい。どんなに嫌われ者でもかばってあげたい。これって愛でしょ。
カラス専門家といってよい著者の科学ジャーナリストは、愛らしくて、想像よりはるかに賢いこの黒い鳥を、本当にいとおしい眼差しで観察し生態を綴っている。
走る車のタイヤを上手く使って胡桃を割るシーン。BMWのCMのあの映像って、創作じゃなくて本当のカラスの知恵なんだよね。
東北大学の先生が真面目に観察・研究した結果がこの本の中に紹介されている。1975年に仙台の青葉山麓にある自動車学校から始まったとされるこのカラスの行動。2000年ごろまで青葉山周辺一帯で見られたんだと。
偶然ですが、私はちょうど2000年に仙台に移り住んで、毎日青葉山の下を通っているけど、そんな場面見たことない。でもよく読むと、この技、カラス達にとっても高等技術らしくて、世紀の変わり目ごろ世代間の「伝承」が途絶えてしまったんだと。ナルホド。
他には、道具を使って釣りをするニューカレドニアのカレドニアガラスなんて「動物奇想天外」そのものだね。というか違う番組名でNHKで放映されたっていうから見た人は「あれだろ」と思うでしょうけど。
ともかく、この黒くてグロテスクで嫌われ者の鳥のことが、好きでたまらないんだね、この本の著者は。読んだ後は、黒い不気味な鳥じゃなくて、「かぁらぁす~、なぜ・・・」の愛らしい印象にすっかり変わっている事請け合いです。
「こどもの未来社」という出版社の名前も嬉しい。ちょっと難しいけど、子どものうちにこういう本を読んで欲しい。
自分の間違った先入観、固定観念が快く崩されていく感じ、これが本当のガクモンでしょ。素晴らしいね。
星っ、五つです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ都会住みの鳥を生息地ごとに記述した本。イラストが綺麗。見たことがある鳥も多く書かれていて、興味深かった。2025年までの観測結果があるので、本当に今現在の都市に住んでいる鳥の状況が知れる。筆者の方は関東に住んでいるようなので、他の都市部に関しては状況が違うかも知れない。
私は関西で育ったが、現在関東に住んでいる。若い頃は関西よりも関東の方が都市部にも大型の公園が多く、緑が多いと聞いた。それは本当にそうだと思う。皇居があることが関係していると思う。現在住んでいるところは都市とは言えないまでも、田舎とまでは言えず、郊外くらいな感じだろうか。この本に掲載されているイソヒヨドリもハクセキレイもよく見かけるし、ツバメの営巣も見る。カワラヒワという鳥もこの本で、名前を知った。よく見る鳥だった。
給餌がよくない、とされるようになった現在、都市に住む鳥はどんな状況になっていくのだろう。ゴミにネットをかけることでカラスがかなり減った、というのも私には体感できない。まだまだたくさん見かけるからだ。けれど鳥自体はそれぞれ必死に生きているのだろうから、人間の事情など知ったことではないのだろうな、と今更ながら思う。人間が「可愛い!」といってもてはやすことも、鳥の中では「だから何」と考える出来事のように思うのだ。 -
Posted by ブクログ
身近な存在、ハト。
そんなハトについて生物学的、そして文化・歴史的なお話を一冊にまとめてある本。
ハトはあの顔やお粗末(に見える)な巣をベランダなどに作ることから「バカそう・・・」と思われがちだが(ハトにしたら失礼千万)、それは人がハトのことを理解していないことから来る誤解です!笑
伝書バトが報道や郵便だけでなく、山岳救助の文脈でも活躍していたことを知れてよかったです。今は山登り専用アプリがいくらでもありますが、スマホどころか携帯もない時代、山岳事故は今よりもっと命の危険が大きいものだったでしょう。そんな中、ハトの活躍で命が救われた登山者がいたことがとても興味深かったです。
また、ドードー(実はハトの仲間!)やリョコウバトなど、人間が絶滅させてしまったハトの話は考えさせられました。
著者があとがきで「自身はどちらかといえば理系の人間だが、本書を書くにあたりあまり興味のなかった歴史にもハトを通して触れることになった」と書かれていて、これこそ知識を得ることの醍醐味だな、と感じました。
本書を読んだ後は、今までと違った視点でハトを見ることができるようになるし、そうすることでハト以外の生き物やその周辺の環境にも目を向けられる自分に出会えるでしょう。 -
Posted by ブクログ
私はフクロウが大好きなのですが、やっぱり犬とか猫とかに比べて関連書籍少ないんよなー。
フクロウは耳もよく視野も広く羽には風切羽がついていて羽ばたき音がしないんですよ。大型のフクロウは仔鹿を狩るぐらいには鉤爪の力も強い。狩りうますぎ問題。
フクロウの胃のなかを見れば生息地の生態系がわかると言われて食物連鎖の頂点にいるとされている。
でもフクロウの種類にはまだ明るくないので読んでみた。
もともとTwitterで絵も見ていた方だったので興味はあったんだけど、かわいい絵はもちろん内容もわかりやすくてよかった。フクロウは賢者の象徴でもあるよね。河出書房新社のマーク、フクロウだし