柴田佳秀のレビュー一覧
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購入済み
カラスはいいヤツ
カラスの生態がよくわかります。人間という動物が どんなに身勝手なヤツかよくわかる本です。カラスはよく見ている、カラスが可愛くなる本です。
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Posted by ブクログ
「愛」を感じる本です。
相手のことをもっともっと知りたい。相手の立場になって考えてあげたい。どんなに嫌われ者でもかばってあげたい。これって愛でしょ。
カラス専門家といってよい著者の科学ジャーナリストは、愛らしくて、想像よりはるかに賢いこの黒い鳥を、本当にいとおしい眼差しで観察し生態を綴っている。
走る車のタイヤを上手く使って胡桃を割るシーン。BMWのCMのあの映像って、創作じゃなくて本当のカラスの知恵なんだよね。
東北大学の先生が真面目に観察・研究した結果がこの本の中に紹介されている。1975年に仙台の青葉山麓にある自動車学校から始まったとされるこのカラスの行動。20 -
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Posted by ブクログ
私はフクロウが大好きなのですが、やっぱり犬とか猫とかに比べて関連書籍少ないんよなー。
フクロウは耳もよく視野も広く羽には風切羽がついていて羽ばたき音がしないんですよ。大型のフクロウは仔鹿を狩るぐらいには鉤爪の力も強い。狩りうますぎ問題。
フクロウの胃のなかを見れば生息地の生態系がわかると言われて食物連鎖の頂点にいるとされている。
でもフクロウの種類にはまだ明るくないので読んでみた。
もともとTwitterで絵も見ていた方だったので興味はあったんだけど、かわいい絵はもちろん内容もわかりやすくてよかった。フクロウは賢者の象徴でもあるよね。河出書房新社のマーク、フクロウだし -
Posted by ブクログ
とても読みやすく楽しかった。
著者はハトの研究者ではなく、TVディレクターとして動物番組を作ったり、鳥類の図鑑を書いたりしている人なので、あまり専門的な込み入った話しはなく、素人がハトについて感じていることや、疑問に思っていることに分かりやすく答えてくれる。
いや、ハトに何も感じないよ、疑問もないよ、と普通思うでしょう。人によってはハトってなんだか怖いとか気持ち悪いと感じている人もいると思う。ベランダに巣を作られて迷惑、大嫌いという人もいる。ハトかわいい!ハト大好き!って人には(飼っている人以外)会ったことない。カラスなんかは嫌う人も多いけど、個性があって好奇心旺盛で見てると面白いと言う人も多 -
Posted by ブクログ
よくみる鳥なので何かとわかっているのか、と思っていたら、主食すら、「推定」。
ただいろいろな未知の話は一杯入っていて、
「カラスは見て餌を探す」(紙で多いをかけると探せない)
「自分の巣の近く=テリトリーに入ってきたり、巣を除く行為をするとそれをした人間を見分け、正確に攻撃する」
「ただし、人間との体力差を自覚しているせいか人間が後ろを向いたところで後頭部を蹴る、という攻撃に特化している」
カラスはよく嫌われるがだからといって駆除の対象にするのはどうかと思う。都市部では「自然のバランスを取り戻す」と言ったところで何が自然か、という話になる。
結局カラスが目障り、という人間のエゴに帰