ショウペンハウエルのレビュー一覧

  • 読書について 他二篇

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    読書とは他人にものを考えてもらうということ。多読するな!ー最近意識的に多読をしていたが読書の内容が頭に残らないことが悩みだったのだが、この文句が心に響き読んでみた。
    全体的にかなり辛辣で笑えたが、繰り返しも多くとっつきにくい例を出すので難しい印象だったが、それでも著者の主張はしっかり伝わった。

    今後気をつけようと思ったことは、
    読書した後、自分の頭で考えること。思索すること。
    多読するだけでは無駄。
    文章を書くときは、伝えたいことを必ず持っておくこと。
    伝えたいことは一つずつ伝えること。
    文体を飾り立てず読者の視点で伝えようとすること。
    できるだけ古典を読むこと。

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    2023年12月26日
  • 読書について 他二篇

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    なんか作者の人モテなそうってのが第一印象。流行りのものが大嫌いで、昔のヴィジュアル系とかイギリスのメタルを絶賛してる高学歴陰キャのイメージ。
    でも文書自体はとても読みやすくて、難しい言葉を使おうとしない所が良かった。同じ内容が何回も繰り返されて少しくどい所もあったけど、その分言いたい事は伝わってきて良かった。
    「名を名乗らざる卑劣漢」が罰を与えられた時の事を、「知恵の霊鳥、夜専門のふくろうは、その殊勲者を迎えて喜びのあまり、真昼に歓喜の叫びをあげるに違いない」と表現したのがめちゃくちゃシュール。

    ペンと思想の関係 意思と化石
    匿名 批評家 作者
    文体 思想の性質
    複雑な複合文章 ドイツ

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    2023年12月26日
  • 読書について 他二篇

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     ショウペンハウエルによって書かれた「思索」「思索と文体」「読書について」の3篇である。以下に、本書のまとめと自分の考えを述べる。

     読書は、自分の思索を他人に預けることであり、本を読んでもその考えに至った経験や過程を得られるわけではない。得られるのは、結論のみである。そのため、読書をしても内容を吸収できない。ただ、思索するトピックを得るために本を読むのは良い。
     知性あるものは、自分自身で体系的に物事を組み立てることができる人で、例え、その内容が間違っていても高尚な人物には違いない。

     良書を読むには、トレンドや時流に乗った本等の悪書を読まないことが必要である。その点で、古典はどの時代の

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    2023年01月25日
  • 読書について 他二篇

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    読んでる最中、厳しい〜でも分かるかも〜ってずっと思ってた。本に書いてあるのに読書すると思索が止まるから読むなって冒頭から書いてあって笑った。
    書評の匿名性や言語の文法的な変化など現代にも通じる事が多いと思う。
    ただ、言語は時代と共に変化していくものだからずっと同じ文法や単語を使っていくのは難しいと思う。
    ずっと残っている古典は素晴らしいものだから、最新の悪書を読むなら古典を読め、っていのも言いたいことは分かるけど、読書という行為やその本を読むという行為の先に何を求めるかにもよって変わってくるよなーと思った。
    ただ、本を読むだけでなく、そこから思索に転じることもやってかなきゃなと思った。これから

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    2023年01月07日
  • 読書について 他二篇

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    かなり簡潔に本についての考えを多く述べている本。
    読みやすい構成になっており、合間に自分の中で消化しながらゆっくり読み進めるのが良いと思います。

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    2022年10月24日
  • 読書について 他二篇

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    ショウペンハウエルによる「思索」「著作」「読書」に関する短編集。

    ショウペンハウエルは19世紀に活躍したドイツの哲学者で、その厭世的な思想はニーチェ、ワーグナーなどに広く影響を与えた。
    しかし本著ではそのような思想はあまりみられなくて、単純に「人間はどのように考えて生きるべきか」が一貫したテーマに据えられている。

    古典としては非常に読みやすい部類かと思う。明快なメッセージが述べられているし、表現も平易。途中あるドイツの古語と現代語の対比が冗長なので、これは読み飛ばした。

    強くてシンプルなメッセージがその特徴。皮肉に満ちた表現も多い。
    その主張を簡単にまとめると、「読書は思索の代用でしかな

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    2022年10月20日
  • 読書について 他二篇

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    【ショーペンハウアーの主張】
     3段階のロジックで捉えた。

     第一。多読は有害である。いくら栄養があるといえども、食物をとりすぎれば胃を害し、全身をそこなう。精神的食物も同様に、とりすぎれば、過剰による精神の窒息を招きかねない。身の丈にあった量を反芻することではじめて、書物はわれわれを養う。

     第二。ただし、量の多寡の以前に、そもそも読書をするに値する人物が限られている点に注意をうながしたい。読書は、著作家の才能と共鳴する形で、読み手が持つ天賦の才能を呼び覚ますものである。才がない場合は、表層的な手法を学び、軽薄な模倣者になるにすぎない。

     第三。才ある人物が、限りある時間と力を消費して

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    2022年08月19日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    前半は著者ショウペンハウエルの解説。
    私は著者のことを知らなかったので概要を知ることができて参考になる。

    読書とは、私たちの代わりに誰かが考えてくれることであり、その人の心の動きを反復しているだけ。
    読むことばかりに慣れていると、極端な場合は自分で考える力を全く失ってしまうのだ。

    本を読んでいる時、考えるという作業の大部分が免除される。

    反芻することによってのみ、人は読んだものを身につけることができる。
    多読、雑読。していれば、そのうちにだんだんと本を選べるようになる。
    役に立つかどうか分からない本は読まない。というのは点滴で栄養を摂ることに通じる。それでは胃や腸そして歯は発達しないだろ

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    2022年07月10日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    ネタバレ


    読書については本来2巻本の一部であり、これはさらにその断片を切り取り、致知で著名な渡部昇一が、訳と自身の異論を含む解説をつけた形式。以前の本を読む本でもあったが、解説・解釈があっているかは確認すべきだが、それなりに納得はできる解釈。原著の内容よりも訳者のエピソードが面白い。読書後に自分で考える・書く・伝える・自分の意見を述べるといったアウトプットをしないと意味がない。渡部は本に、妻は自宅に金をかけ教養と快適な暮らしを生前から享受。子供に金を使う話や自身の哲学にお金を使う話は非常に感銘を受けた。

    父の自殺、母との相性が悪い、母や妹の小説の方が売れた、この辺りは彼の哲学を読む上での前提。

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    2020年06月13日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    ▲ショウペンハウエルの読書についての箴言集に渡部昇一先生のコメントがついている。▲「読書とは、自分で考える代わりに他のだれかにものを考えてもらうことである。」だから読書から安堵が得られるときがある。自分で考えることを避けたらいけない。▲ショウペンハウエルは古典を読めという。悪書を読まず良書を読めというが、渡部昇一先生は通俗小説からも学ぶことがあったという。どんな本からどういう人生のヒントが来るかわからない。本というのは読者によって変わることがあるものなのだ。

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    2016年05月23日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    私は読書が大好きなのですが、この本と出会って、読書もまた毒にも薬にもなる行為だということに気づかされました。

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    2013年04月29日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    新訳とついているが、訳した本ではない。ややこしいが、この本は『読書について』の要約で、一つの言葉について、渡部さんが(これはこうゆうことだ、これはそう思う)などの解説や意見を書いている。

    それでもこの本はが価値があると思うのは、ショペンハウエルの生涯や、基本的な考え方が書かれており、初心者や、ショペンハウエルの感覚がわからない人に掴みやすい。

    も一つ、渡部さんの意見として書かれていることに(これは、そうとも限らない)や具体例が、哲学を触れるにあたって盲目的に囚われないストッパーになっている。

    もちろん原著の方が読み応えがあるが、こういった本も改めて噛み砕くのにいいと思う。

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    2012年10月06日
  • 読書について 他二篇

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    ネタバレ

    まとめると、頭を使って本を読み自分の考えを捨てない。多読をしても自分の考えを持つ。本の引用で話すのではなく、自分の言葉で話す。
    らしい、本の引用を時にはしていいと思うが、そればかりではダメだと言うことであろう。

    良書をよめ、悪書を読むのは時間の無駄

    日本にブッ刺さる正論ばかりであった。

    内容は星4くらい付けたいが、この文章は兎に角読みにくい。疲れた

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    2025年12月04日
  • 読書について 他二篇

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    多読は必ずしも良いものではなく、筆者の意見に迎合せず批判的な自分なりの見方を持つことが大切という趣旨だと受け取った
    今後の参考になった

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    2025年03月27日
  • 読書について 他二篇

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    ネタバレ

    3編からなる作品。哲学者ショウペンハウエルが真の本とそれ以外の悪書を一貫して対比させて描いている。悪書についてその原因を突き詰め、出回っていることを示している。良書には思索があり端的な言葉で明白に書かれている。悪書に時間と金を取られないよう何度も読者に注意を払っている。
    また、ドイツ語という古典に起源を持つ言語の危機にも触れている。表現の厚さが失われているという点は日本語と似ており、曖昧な表現で済ませてしまうことが増えてきた。
    著者が持っている危機感とは言語の重要性という意味もあるが、思想についてである。言語は人の思想を表現するものであるため言語が乏しくなることにより思想も乏しくなると考えてい

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    2024年03月03日
  • 読書について 他二篇

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    辛辣な印象でなんか知らんけど終始怒られてる感じだった(笑)
    悪書や自分の頭で考えない多読は駄目よって書いてあった。
    中盤以降はドイツ語文体の乱れについて怒ってた。
    語学全般詳しくないのであまり面白くなかった。
    ヘーゲルが嫌いなのが伝わってきた。

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    2023年02月09日
  • 読書について 他二篇

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    ショウペンハウエル先生の読書批判。娯楽のための読書(図鑑を見るくらいなら外に出て本物を見ろ!)、思考のない読書(受け売り、洗脳になるからやめろ!)、古典を解説した本を読むこと(古典は古典のままよめ!後世のものが勝手に解釈したものを軽々に信じるな!)、自省のない読書(自分で考えない読書は害悪ですらある!)というもの。まあ、わかりますよ先生。でもね、娯楽のための読書もいいもんですよ。

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    2022年09月12日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    反芻することによってのみ、人は読んだものを身に付けることができる。
    という指摘は鋭いと思った。
    反復は習得の母らしいので実践したい。

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    2021年02月17日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    漠然と「読書は勉強になる」と考えていると、読書は勉強にならない。この本は、そのような読書を痛烈に批判する。

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    2017年01月22日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    サブタイトルの通り「知力と精神力を高める本の読み方」ということで、時間を無駄にしない系のお話がちらほら。
    読み方のスタイルによって、意見の合う/合わないがすごくある本かなと思いました。

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    2016年11月13日