松原隆彦のレビュー一覧
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「宇宙」は想像を絶する世界という表現では全く表現が追いつかない世界で、ただただ呆然としてしまう。この本のおかげで、これから夜の星々を眺める時は今までとはまた違った感じで眺めることができそうだ。
あまりにもものすごい世界なので、ちょっとだけ本からピックアップするにとどめたい。
〈本から〉
太陽が直径...続きを読むPosted by ブクログ -
最終盤にさしかかるまで、工夫している例えは違うけれども、どこかで聞いたはなしばかりだった。
一つ言えることは、科学者が主張しているからと言って、どんな理論(仮説)も盲信は禁物と言うことか。
しかし、最終盤は、多世界に対して、情報宇宙が出てきたあたりから、俄然、面白かった。
・時空間そのものに単...続きを読むPosted by ブクログ -
ダークエネルギーをどう説明するか、そして、その存在をどう証明するかについて、通り一遍の表層的な説明でなく、多面的に取り上げている。かなり専門性の高い内容。
すばる望遠鏡の主焦点を活用した広視野カメラ・ハイパーシュープリームカム(Hyper Suprime-Cam (HSC))計画、主焦点分光器PF...続きを読むPosted by ブクログ -
膨張宇宙を最初に提唱したのが、ハッブルでなく、ルメートルであるとのこと。彼はが司祭であったためか、先見性を主張しなかったそうだ。確か、ハッブルはノーベル賞を授賞していたと思うので、ルメートルにも授与しないと。Posted by ブクログ
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最新宇宙論の基本事項がよくまとまっていて読みやすい。ビッグバン理論、インフレーション宇宙論、多宇宙論、などそれなりに網羅されている。深さはそれほどない。それでよいのでは。最後の知性あるプランクトンが宇宙について考察する例は、きっと著者の根本の考えなんだろうなと思う。Posted by ブクログ
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最新の物理学を数式を使わないで解説する。
説明のイメージが分かりやすく分かった気にさせてくれる。しかし、分かった気になったイメージを自分の言葉で説明することは出来ない。
自然科学に対する苦手意識を払拭するためにはとても優れた本だと思う。物理に苦手意識のある高校生に勧めてあげたい。
より勉強を進め...続きを読むPosted by ブクログ -
宇宙の始まり、を数式を使わず、私のような文系の人間にわかるように書くと…
「地球上にいれば南はどの方向かはわかる」
「では南を極めよう、ということでどんどん南に行くといずれ南極点に到達する」
「しかし、南極点に立てば、それ以上南はない、ということしかわからない。でもそのような点(南極点)は...続きを読むPosted by ブクログ -
天動説の周転円や導円のように,ダークエネルギーも実は誤った枠組みを離れられない現在科学がひねり出した余計者かもしれない,という洞察には快いショックを受けた。そう言えば今日はコペルニクスの誕生日だそうだ。
ダークエネルギーがなくてはならない証拠としては,超新星,宇宙背景放射のゆらぎ,銀河の分布,重...続きを読むPosted by ブクログ -
星四つについては、評価をする能力がないので無視してください。昔から宇宙のことは不思議でしかないのですが、あらためて不思議でした。それにしても、「理科系」というと左脳的な思考が優秀というイメージですが、宇宙とか、素粒子とかを研究するためには直観力とか構想力とかも凄くないと無理だと思います。Posted by ブクログ
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「宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス) 」よりは詳しく書かれているから,先ずはブルーバックスを読んでからの方がいいかも。
最新の宇宙物理学は凄いことになってたんだ。Posted by ブクログ -
前作に引き続き興味深かった。普段使っているスマホ、絶対に欠かせない医療、電力供給など…。生活の中に多くの物理学が応用され、意識せずともそれを利用していることがよくわかる。
今回は「日常」がテーマなため、日常のツールの仕組みと物理学、どちらの説明もされているのだが、前作より更に端折っている箇所があるた...続きを読むPosted by ブクログ