松原隆彦のレビュー一覧

  • 宇宙のダークエネルギー~「未知なる力」の謎を解く~

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     天動説の周転円や導円のように,ダークエネルギーも実は誤った枠組みを離れられない現在科学がひねり出した余計者かもしれない,という洞察には快いショックを受けた。そう言えば今日はコペルニクスの誕生日だそうだ。
     ダークエネルギーがなくてはならない証拠としては,超新星,宇宙背景放射のゆらぎ,銀河の分布,重力レンズなど,複数の観測結果が揃っているという。今後,宇宙の謎がどのように解明されていくのか,ただ楽しみに傍観することにしよう。

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    2013年02月19日
  • 宇宙に外側はあるか

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     現在どこまで宇宙のことが分かっているのか、そして何が議論されているのか、がわかりやすくまとまっていた。タイトルと内容が若干ズレがあり、宇宙の外側についてはマルチバースを挙げているものの消化不良な感じは否めなかった。もっとも、「存在する」とはどういうことなのか、人間原理における「知的生命」とは何者なのかという定義の問題がある以上このような結論となるのは仕方がないのかもしれない。

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    2012年09月13日
  • 宇宙に外側はあるか

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    21世紀にはいってからの発見も含め、とても要領よくわかるように書かれている。人間原理、観測選択効果などやっとわかった気がした。

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    2012年08月22日
  • 宇宙に外側はあるか

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    ネタバレ

    証明されていない科学的な宇宙の理論を知れば知るほど、
    宗教や哲学に行き着く気がする。不思議。

    今自分が認識してい宇宙と平行して、
    無数の宇宙が存在しているかもしれない。

    観測者がいるから宇宙は存在できる。
    観測者とは誰の事を指すのか。全ての人類?自分自身?
    自分自身だけとするなら、この宇宙は…。

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    2018年08月05日
  • 宇宙のダークエネルギー~「未知なる力」の謎を解く~

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    星四つについては、評価をする能力がないので無視してください。昔から宇宙のことは不思議でしかないのですが、あらためて不思議でした。それにしても、「理科系」というと左脳的な思考が優秀というイメージですが、宇宙とか、素粒子とかを研究するためには直観力とか構想力とかも凄くないと無理だと思います。

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    2012年03月15日
  • 宇宙のダークエネルギー~「未知なる力」の謎を解く~

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    「宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス) 」よりは詳しく書かれているから,先ずはブルーバックスを読んでからの方がいいかも。

    最新の宇宙物理学は凄いことになってたんだ。

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    2011年11月06日
  • 宇宙とは何か

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    普段は完全に趣味でビジネス書を読むことが多いのだが、たまにこういう本も読みたくなる。
    タイトルは、直球の『宇宙とは何か』だ。
    子供の頃は当たり前に「なんだろう」って思っていたことが、大人になると考えなくなるものだ。
    それが年齢を重ね、50代後半になった今になって、改めて興味が湧いてくるとは。
    勿論、物理の難しい話は分からないし、数式だって読めもしない。(本書に数式は出てこない)
    それでも、単純な知的好奇心とでも言おうか、何の役に立つのか分からない(もしくは、私にとっては役立たない)話が、最近は特に面白く感じてしまう。
    歳を取ったことだけが影響しているとも思えないのだが、損得やコスパだけで計れな

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    2025年11月29日
  • イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 宇宙のしくみ

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    宇宙、太陽系のでき方、さまなど、さらにちょぴり宇宙物理学的なことなどが分かりやすく書いてある。今まで読み散らかした宇宙の本などから得たr知識の整理になる。知らなかったことも少しあって、ほほうと思うこともあった。

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    2025年09月30日
  • 文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

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    タイトル通り、本書は物理学に関して、私のような初心者が抱きがちな疑問にダイジェストで答えてくれる。

    とても面白いと感じる一方で、量子論が、直感的に「分かった」と感じにくい分野であることも理解できた。「分かった」という感覚は、既存の感覚や概念が新しい知識と結びついたときに生じるが、量子の世界は私たちが普段認識する世界とかけ離れているため、頭では「そういうものか」と納得できても、心から「分かった」とは感じにくい。
    特に、「シュレーディンガーの猫」で有名な「観測されるまでは複数の可能性が共存する状態」という考え方には、肌感覚として納得しがたいものがある。「いや、いくら何でもそれは。。」という感想し

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    2024年11月04日
  • 宇宙とは何か

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    2024年1月発行の最新版。
    あまり細かいことにこだわらずに、大筋の宇宙論を展開するのは良いが、もう少し詳しい説明が欲しい部分もう少しあった。
    量子もつれの実験とはどんなものか、とか量子コンピュータの原理の簡単な説明とか。

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    2024年10月27日
  • イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 宇宙のしくみ

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    「ど文系」にとっては睡眠薬のような本だった。
    何度も何度も意識を失ってたわ。
    でも宇宙には興味あるので、これにこりず今後も知識を積み上げたいと思う。

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    2024年06月25日
  • 宇宙は無限か有限か

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    現代物理学で答えのない問い、宇宙は無限か有限か、をタイトルに据えている。理論の展開に興味を持ち、読み始めるが、深遠なテーマを更に印象付ける結果に終わる。無限とは?その概念理解にページが割かれていくが、どれだけの読者が議論に追随できているのだろうか。思考容量を遥かに超えるイメージ力が要求される。宇宙の始まりにも触れているが、量子ゆらぎと光速を超えるインフレーション、時間と空間が生まれる、不確定性原理に象徴されるように同時並行世界、測定して初めて確定する宇宙という人間原理など、これまで考えられてきた推論が紹介されているが、初級者以外には物足りない内容に終わっているのが残念である。

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    2024年04月09日
  • 宇宙とは何か

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    宇宙については初心者中の初心者の私ですがとても読みやすく、わかりやすい内容となっていました。
    わからない単語も初めて聞いた単語もいくつかありましたが宇宙についてもっと学んでみたいと思えたきっかけとなった一冊。

    ブラックホール、マルチバースなど聞いたことのある言葉だけどイマイチよくわかっていなかった私でしたが少しずつ読み進めていく中で聞いたことのなかった言葉にも慣れて来た気がしました。
    駆け出しに読むには丁度良い手引き書となりました。
    今後も少しずつ宇宙について学んでいきたいです。

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    2024年01月20日
  • 文系でもよくわかる 日常の不思議を物理学で知る

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    前作に引き続き興味深かった。普段使っているスマホ、絶対に欠かせない医療、電力供給など…。生活の中に多くの物理学が応用され、意識せずともそれを利用していることがよくわかる。
    今回は「日常」がテーマなため、日常のツールの仕組みと物理学、どちらの説明もされているのだが、前作より更に端折っている箇所があるため、結局よくわからなくなるお話がチラホラあった。この本では概要を掴んで、もっと知りたければ自分で調べるのが良さそう。

    それにしても、地球がここまでわたしたちに都合よくできていると、宇宙の人間原理にも説得力がでる。奇跡と奇跡と奇跡と奇跡と…無数の奇跡が重なって、とんでもない確率で今があるのが少し怖い

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    2023年09月06日
  • 文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

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    一問一答形式で書かれており、内容もわかりやすかった。読みながら思わず、「へえ〜」とか「ああ〜」と声が出た。
    わかりやすくするために、かなり抽象度を高めて、詳細を端折りまくっていると思うので、人によってはかなりむず痒いかもしれない。

    もともと宇宙に関する読みたい本があったのだが、基本的な法則や現在の物理学でメジャーとされる議論の概要をわかっていないこともあり、読み進められず困っていたので、とっかかりとしてこの本はかなり良かった。
    他の物理学に関する本も少しずつ読んでいきたいと思えたのも、この本の効果だと思う。

    それにしても、よくSFなんかで時空が歪むとか、別の世界線なんかが出てきて「なぜこう

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    2023年08月25日
  • 文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

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    波長が長い光ほどまっすぐ進み、波長が短い光ほど、さまざまな原子や分子にぶつかって進路を曲げられ散乱する

    空の話。
    青は波長が短いから、上空で拡散
    赤色は長いから届く


    摩擦のない宇宙では、一度回転したものは止まらない

    地球の自転の話


    一般相対性理論によると、重力の正体は、時空間のゆがみである。つまり、物体があると、そのまわりの時空間がゆがみ、重力が生まれる。

    トランポリンの喩えが分かりやすい。
    何もないとき→平べったい
    重いものが乗った→凹む
    その状態で軽い球をおく→凹んだ場所に吸い込まれる⇒これが重力
    重いものの方が大きく凹むから、
    周りを引っ張る力も強くなり
    重力も強くな

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    2023年03月24日
  • 文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

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    物理学を学び始めたばかりということもあり、内容が難しく、星三つという評価になりましたが、各題で問いかけとまとめがされていて、なんとなく理解し、最後まで読み切ることができました。
    この本は前の章で紹介されたことをもとに、発展した内容を述べることもあるため、一章から七章まで順に読み進めていくことをお勧めします。

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    2022年04月20日
  • 文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

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    扱ってる内容は難しかったけど身近なもので説明されててわかりやすかった。特に、相対性理論の例としてスカイツリーの展望台と地上では流れてる時間がほんの少しずれてるとか。

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    2022年01月30日
  • 文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

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    身近な自然現象に対し要点を抑え簡潔に説明しているため、簡単な雑学を拾うのに適している。

    雲は軽くて小さな粒の集まりで非常に空気抵抗を受けやすい為、落下する速度が遅く、まるで浮いているように見える。

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    2021年09月28日
  • 文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

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    触りを知るには良いが、タイトルほどの驚きは無し

    特に相対性理論と量子論についてページを割いているものの、佐藤勝彦さんの本の方が深く知れて面白いと思う。文系だとしてもこちらがおすすめ。

    携帯がなぜ届くのか、
    空はなぜ青いのか、
    地球には何故四季が一年で訪れるのか、
    などtips理解には良いかも

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    2021年09月26日