朽葉屋周太郎のレビュー一覧

  • 絶望センチメンタル

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    大好きな絵描きさん、HIROさんの表紙イラストをきっかけに。
    自殺志願者の少年と彼に興味を持って着いて行く女子高生の、ちょっとした旅の話。
    絶望、とタイトルに入っているので「あぁ、暗めの話なのかな」とか思いながら読んでました。予想と違いました。
    なんとも言えない空しさというのか切なさというのか、そういった物は残るけれど、それは決して嫌な感じではない。
    不思議な読後感が残る話。

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    2013年06月27日
  • 奇祭狂想曲

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    おちゃらけ王が気に入った人はきっと気に入るあの世界観、あの世界がよりパワーアップして返ってきたというと聞こえは良いけど、世界観の懐かしさはあったけど目新しさがないので、ちょっとパワーダウンしたように感じた。でも、それ以上にこの世界が好きなので、まだまだこの世界観での物語をライフワークとして書き続けて欲しい気持ちになりました

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    2013年05月08日
  • かもめ高校バドミントン部の混乱

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    『ラブオールプレー』を先に読んでしまうと、物足りなさが…。
    あちらは爽やかな青春という感じでしたが、こちらはちょっとクセがある感じ。

    好き嫌いわかれるかなぁ?

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    2013年11月13日
  • 絶望センチメンタル

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    えええそんな終わりかよ!というのが最初に抱いた感想です。少年の考え方が、あー子どもだなあ…という感じでかわいかった。最初は強気だったのにいざとなると後込みするところとか。事の発端は少年で、少年が色んな感情を隠しているように見せかけつつ本当に最後の最後まで謎なのは少女の方だというのが面白い。少年を追いかけているのに、終着点は少女の方なんだなあと。

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    2012年12月03日
  • 絶望センチメンタル

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    不条理なばからしさの中に、キラッと光る登場人物たちの感性の繊細さと複雑さ。
    彼女の結末に後ろ向きさは感じなかった。
    だけど、幼い彼の長い人生に残された印を思った。

    「おちゃらけ王」がとても好きだったので期待混みで購入。
    だから、そんな結末を予想していなかった。
    でも違和感はなかった。そういうのも書く人なんだなと思った。

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    2012年10月14日
  • おちゃらけ王

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    タイトルや表紙、ペンネームなどから受ける印象より、しっかりした構成の作品だと思いました。個人的にはそのギャップが残念!

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    2012年07月12日
  • 奇祭狂想曲

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    おちゃらけ王の続編。
    言い回しが森見登美彦と似て、遠まわしというか若干斜めからの物言い、腐れ大学生(森見風にいうと)というところで、この手の話が好きな人は読みやすいかも。

    前作から1年後の鳴鼓宮祭を舞台に新たな回収会を催そうとするが・・・
    といった幹事で話は進んでいく。

    登場人物は、前作の名雪・魔王・朝霞を中心に新たな登場人物を加え、各々の思惑・主義などが交差。結局、祭なんだし楽しんだものがちだなというのが読み終わった後の感想。

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    2012年06月03日
  • おちゃらけ王

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    私は好きですよ。この不思議設定もそんなに気にならないし。
    祭の浮かれた雰囲気がいいです。
    35階から飛び降りた彼らをニーさんが語る場面が好きかな。

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    2012年04月08日
  • 絶望センチメンタル

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    ひたすら虚しかった。でも、なんとなくいい話だったような気もする。筆者の考えている「世界」っていうのが作品を通して何となく理解できて、あとがきを見たら「なるほど」と得心した1作品。

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    2012年01月28日
  • 絶望センチメンタル

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    面白かったけど、似たような感じの日日日さんの『ちーちゃんは悠久の向こう』とか『ピーターパン・エンドロール』よりは面白くなかった。おしい。前作『おちゃらけ王』のノリのほうが個人的には好きだったかな。

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    2013年06月09日
  • 絶望センチメンタル

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    『おちゃらけ王』でドタバタデビュー(?)した朽葉屋さんの新作

    前作が七色バッカーノだったのに対し
    今作は単色淡々系




    復讐を誓った少年と
    アスレチックから落ちてきた少女が
    流れのままに旅に出る

    どこまでも突き進む旅に・・・




    前作のような疾走系ではなく
    とぽとぽ散歩をして、時折曲がり角をダッシュするような
    そんな作風だった

    文章はとても丁寧で安心して読める

    何だか漠然として
    空虚があって
    ポンと宙に投げ出されたような
    そんな読後感だった

    小さな少年と、それよりちょっとだけ大きな少女の
    それぞれの全存在でもって伝えようとしたこととは…?


    解決してないことが多すぎて

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    2012年01月21日
  • おちゃらけ王

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    一人称の小説を久々に読みました。一人称のスピード感がいいなあと思いました。森見さん読んだことないんだけど似てるのね。

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    2011年05月30日
  • おちゃらけ王

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    ネタバレ

    電撃小説大賞の中のメディアワークス文庫賞受賞作。
    まさに少し大人向けのライトノベルと言う様な
    内容と文章と会話で、何も考えずにちょっと不思議で
    いい加減なこの世界の馬鹿者達のはしゃぎっぷりに
    付き合う事が出来ます。

    出だしの数ページから、んっ??? 四畳半神話〜??
    と思うほど世界観と文章は似てますが、気にしちゃ
    いけないんでしょうw。作者自身が作り出した
    キャラクターを愛しながら、自身が楽しむように
    書かれたものは、意外にも読んでいるコチラ側も
    そう悪くはないものです。

    今後もこのモリミーフォロワーのままなのか、
    更にファンタジックで痛快で甘酸っぱい物語を
    書いて化けていくのか追ってみた

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    2011年02月27日