朽葉屋周太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『おちゃらけ王』でドタバタデビュー(?)した朽葉屋さんの新作
前作が七色バッカーノだったのに対し
今作は単色淡々系
*
復讐を誓った少年と
アスレチックから落ちてきた少女が
流れのままに旅に出る
どこまでも突き進む旅に・・・
*
前作のような疾走系ではなく
とぽとぽ散歩をして、時折曲がり角をダッシュするような
そんな作風だった
文章はとても丁寧で安心して読める
何だか漠然として
空虚があって
ポンと宙に投げ出されたような
そんな読後感だった
小さな少年と、それよりちょっとだけ大きな少女の
それぞれの全存在でもって伝えようとしたこととは…?
解決してないことが多すぎて
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Posted by ブクログ
ネタバレ電撃小説大賞の中のメディアワークス文庫賞受賞作。
まさに少し大人向けのライトノベルと言う様な
内容と文章と会話で、何も考えずにちょっと不思議で
いい加減なこの世界の馬鹿者達のはしゃぎっぷりに
付き合う事が出来ます。
出だしの数ページから、んっ??? 四畳半神話〜??
と思うほど世界観と文章は似てますが、気にしちゃ
いけないんでしょうw。作者自身が作り出した
キャラクターを愛しながら、自身が楽しむように
書かれたものは、意外にも読んでいるコチラ側も
そう悪くはないものです。
今後もこのモリミーフォロワーのままなのか、
更にファンタジックで痛快で甘酸っぱい物語を
書いて化けていくのか追ってみた