感情タグBEST3
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何度読んでも震えてしまう。本当に好き。 学校をサボり公園で寝ていた女子高生と、やることリストを作り、成し遂げた後に自殺しようとしている小学生の二人旅。くだらないことを言い合いながら、お互いにあしらいながら、自身の無力さや虚無感を誤魔化していく二人の掛け合いが一見楽しく、とても悲しく一つ一つのエピソードが心に刺さります。ラストは賛否が分かれそうですが、アセロラの甘さと酸っぱさ、仄暗く差し込む光が胸に迫る作品です。
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表紙のHEROさんの絵に惹かれて買ったのですが、表紙買いの成功でした。すごく好きなお話。ポテトの話をするシーンがなぜか印象に残ってます。会話のテンポとか文章の雰囲気が刺さった。もう一回読みたいな~。
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いじめられている主人公の小学5年生のトオルは、今日こそいじめているアイツらに復讐しようと決意して公園のベンチに座っていると、アスレチックの上から女子高生が落ちてきます。その女子高生は「しようぜ、復讐」と言って、止めることもせずに付いきます。復讐の後にもトオルのノートに書かれたする事に付き合います。まだまだ子供な小学生と、破天荒というか、無茶苦茶で普通でない女子高生の非日常的な行動の物語です。
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期待の作家 二作目
この人の内側にある思考や嗜好や志向が知りたくなる
一作目にて上げたハードルをきちんとこえてくれて非常に嬉しい
多くは語らないのに印象的な文体で作者が言うように危ういバランスをきちんと維持している
無秩序なのに妙に素直で王道な読後感
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月見強盗、かわいいっ!!
高校生と小学生というおいしい設定に釣られて見に来たのですが、結果はまあ・・・・・・・・・
「おちゃらけ王」「奇祭狂想曲」シリーズのノリで勢いごんで借りたのですが、うわあびっくり。いつもどおりの森見によく似たにおいを感じていたというのに!
朽葉屋さんも言ってましたが、なんやかんやで女子高生が好きです。ぶっとんでて爽快でもあるのに、どこか陰鬱で、そこが魅力っていうか。うん、かわいい。
ただ、前作とはずいぶんちがう雰囲気なのでびっくりするかも。
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少年と少女の不思議な関係に、引き込まれました。何日かかけて読むはずが、気が付いたら一日で熟読。ラストは清々しさのかけらもなかったですが朽葉屋さんの作品を他のも読んでみたいなーと思いました。
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自殺しようとしている小学5年生の男の子に女子高生がついていく、というなんだか変わった話です。
2人のおかしなやり取りが面白いのですが、ときどき暗い気持ちとかもちらついていて、不安にさせられます。最後も何とも言えない終わり方でした。
けっこう熱中して読めて、良かったと思います。
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少年がかわいかったですね(笑)あの、ちょっと大人ぶってるんだけど、実際まだまだ子供なのが。最後にどんでん返しで「あぁ、そう終わったんだ。」とちょっとびっくりしましたけど。読んでで何かに引き込まれました(笑)
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大好きな絵描きさん、HIROさんの表紙イラストをきっかけに。
自殺志願者の少年と彼に興味を持って着いて行く女子高生の、ちょっとした旅の話。
絶望、とタイトルに入っているので「あぁ、暗めの話なのかな」とか思いながら読んでました。予想と違いました。
なんとも言えない空しさというのか切なさというのか、そういった物は残るけれど、それは決して嫌な感じではない。
不思議な読後感が残る話。
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えええそんな終わりかよ!というのが最初に抱いた感想です。少年の考え方が、あー子どもだなあ…という感じでかわいかった。最初は強気だったのにいざとなると後込みするところとか。事の発端は少年で、少年が色んな感情を隠しているように見せかけつつ本当に最後の最後まで謎なのは少女の方だというのが面白い。少年を追いかけているのに、終着点は少女の方なんだなあと。
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不条理なばからしさの中に、キラッと光る登場人物たちの感性の繊細さと複雑さ。
彼女の結末に後ろ向きさは感じなかった。
だけど、幼い彼の長い人生に残された印を思った。
「おちゃらけ王」がとても好きだったので期待混みで購入。
だから、そんな結末を予想していなかった。
でも違和感はなかった。そういうのも書く人なんだなと思った。
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ひたすら虚しかった。でも、なんとなくいい話だったような気もする。筆者の考えている「世界」っていうのが作品を通して何となく理解できて、あとがきを見たら「なるほど」と得心した1作品。
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面白かったけど、似たような感じの日日日さんの『ちーちゃんは悠久の向こう』とか『ピーターパン・エンドロール』よりは面白くなかった。おしい。前作『おちゃらけ王』のノリのほうが個人的には好きだったかな。
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『おちゃらけ王』でドタバタデビュー(?)した朽葉屋さんの新作
前作が七色バッカーノだったのに対し
今作は単色淡々系
*
復讐を誓った少年と
アスレチックから落ちてきた少女が
流れのままに旅に出る
どこまでも突き進む旅に・・・
*
前作のような疾走系ではなく
とぽとぽ散歩をして、時折曲がり角をダッシュするような
そんな作風だった
文章はとても丁寧で安心して読める
何だか漠然として
空虚があって
ポンと宙に投げ出されたような
そんな読後感だった
小さな少年と、それよりちょっとだけ大きな少女の
それぞれの全存在でもって伝えようとしたこととは…?
解決してないことが多すぎて
だけれどそれが人生というものか