槇ありさのレビュー一覧
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ネタバレ最終巻です。
「闇」に蝕まれる芦琉を救う手立てがなく、最後の手段は、自分に「闇」を移して、光夜に自分を殺させるということしかない。
そんな緋奈の心が切ないです。
八雲の企みによって、封印されていた陽斗が目覚め、その「闇」は芦琉の元へ。芦琉に集まった「闇」を緋奈へ。ここまでは想定内でしたけど、緋奈へ集まった「闇」が彼にというのは想定外でした。そういえば、彼は暁槻王家の血をひいてましたね。
「闇」の消え方はあっさりしているように思いましたけど、長く続いた「闇」が消えて、最後はハッピーエンドで終わりました。シリーズの終わり方としては、納得のいく終わり方でした。
二人には2人子供もできたみたいで -
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ネタバレ9巻の最後で、紫洞に向けて、闇の炎を向けた芦琉を止めるため、緋奈と光夜たちは、紫洞の別の水門の遺跡に向かいます。
と、ここで、雷音登場!えーー、急いでいるのにーーーって思ってたら、紫洞王妃も出て来て、二人の関係が明らかになります。
謎が解け、紫洞王妃への憎しみが消えたのか、急に雷音がいい人になってしまって、ちょっと拍子抜けしますが、命を落とすのが分かっているのに水門を開けるために芙葉(飛葉)と共に残ったのを知ると、それほど悪い人ではなかったのかなと思いました。
一方、芦琉はイラストからも以前の明るい芦琉ではなく、黒芦琉になってて、怖いです。これまでの芦琉はほんとにどこに行ってしまったのか。 -
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ネタバレ最終巻。いつの間にか5冊も出てたんですね。
前巻でラルフシオンに記憶を奪われてしまったシェリルでしたが、同じ「シオン」でも自分の想う「シオン」ではないと感じて、アレクシオンに再会したときは、かなり切ない。
再度ラルフシオンに記憶を奪う薬を飲まされたのに、効かなかった理由が明らかになると、そうか、そこにつながってたのかって想いました。
あと、アレクシオンを自分の子と認めていた国王が、亡くなる前にしていたことって、かなりすごいって思いました。自分の名前が刻まれていると思っていたラルフシオンからすれば、裏切られたって思うかもしれないけど・・・。
王と認められたアレクシオンが、「四誓」を伴侶にで -
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ネタバレシリーズ4巻目。
シェリルを守るため、何より自分のために王位継承権を放棄し、国を出ようとするアレクシオンたち。しかし、その途中で王妃が国王暗殺容疑で捕えられたとの報告が入る。王妃救出のため、再び王宮へ戻ろうとする一向だがラルフシオンの企みでシェリルは絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
前の巻ではシェリルが国王暗殺の犯人として連行されて、アレクシオンが王位継承権を放棄することでやっと解放されたのに、またラルフシオンの陰謀に巻き込まれて、しかもシェリル記憶失くされるし、可哀想すぎる(泣)ラルフシオン腹立つわ~。記憶を失ったシェリルをちゃっかり婚約者とかにしてるし。自分もシェリルに惹かれとったんやな -
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クラウシオンの株が一気に上がった巻でした。
いや、1巻の時点でなんとなく察するところはありましたが(笑)
私はどうにも、主人公に惚れてて、つい優しくしちゃう当て馬キャラに弱いみたいです。
隙あらばメインヒーローを激しく嫉妬させて欲しい…! というようなことを、よく考えてしまいます。
それにしても、シェリルは純粋で良い子ですね。
“良い子ちゃん”ではないあたり、本当に好ましいです。
今巻ではシェリルの両親のことにも少し触れられていて、やっぱり次巻が気になるつくりに…!
いえ、当たり前かもですが(笑)
かなりしっかりしたお話だけど、どれくらい続くんだろう。
ビーンズ文庫って『ライトノベル』 -
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ネタバレシリーズ3巻目。
アレクシオンへの恋心を胸に秘めつつ、それでも彼の側で「四誓」として共にあることを選んだシェリル。アレクシオンのために自分ができることをしたい、と心に誓い、彼のために調薬師として日々奮闘していた。そんな中、落ち着いていた国王の病状が急激に悪化。その症状から効用があるだろう薬を思いついたシェリルはメリナ村へ向かう。シェリルたちの持ち帰った薬のおかげで一命を取り留めた国王。けれど、その事実はシェリルたちに恐ろしい現実を突きつける。シェリルが持ち帰ったのは「毒消し」の薬。すなわち、それは王を暗殺しようとする何者かがいるということに他ならなかった。
3巻も面白くて一気に読んでしまい -
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ネタバレシリーズ2巻目。
アレクシオンに望まれ、彼の「四誓」となったシェリル。平民出身の娘で調薬師という経歴からシェリルは一気に王宮での噂の中心に。そんな中、王宮で自分のできることを探したいと調薬の勉強を始めようとするが、彼女を目の敵に思う調薬師長から嫌がらせを受け、試験まで受けることになり・・・。
恋心に気づいた時には、その気持ちを封印しなきゃいけないなんて切なすぎる。アレクシオンへの想いを押さえようとするけれど、でも・・・!みたいな展開にグッときますね。アレクシオンも同様で、シェリルを愛おしく思っているけれど我慢してるんですね。でも堪えきれなくて・・・。切ないし、キュンとしますね。お互い好き合 -
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ネタバレ12巻目はクライマックス直前。次巻が最終巻のようです。
前巻の最後で失踪してしまった芦琉を追って、緋奈たちは黒嶺に戻りましたが、結局緋奈が芦琉と顔を合わせたのは、幻みたいな黒芦琉との再開1度だったのは残念です。
でも、これまでチラチラ名前だけは出てきていた芦琉の母である黒嶺王妃や短編集で出て来ていた光夜の姉や光夜の母など、新キャラがやっと出てきて、何故黒嶺王妃が城にいないのかっていうのも明らかになりました。
あと、前巻で出て来ていた、水面に映った緋奈にそっくりな女の子ですが、彼女が黒嶺王家の先祖にあたる雛瑚と判明しました。
この巻の「序」の内容はもしかしたら、雛瑚を愛していた陽斗が雛瑚を -
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ネタバレリュウとの激突から目が覚めた芦琉ですが、なんだか前とは違う感じ。黒芦琉って感じでしょうか。怒ると怖いとことか、緋奈一番の嫉妬王太子ってところは前からですが、周りの人の軽口もちょっとよそよそしさを感じるような・・・?
黒嶺側もキャラが一杯出て来て、たぶん間をあけたら、誰が誰だかって感じになりそうです。そういえばまだ出て来ていない将軍様もいるんですよね。
紫洞にある暁槻の遺跡に向かった緋奈たち。芦琉の様子がやっぱりおかしいです。重要な文をわざと壊した感じもします。いったい、芦琉の中にいるのはいったい何なんでしょ。
遺跡から出て、潜入した緋奈ですが、久しぶりに雷音と深波、朱根王、水稀が出て来ま -
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ネタバレ前巻の最後で、リュウと激突して、目覚めなくなった芦琉ですが、その芦琉のそばで必死になっている緋奈に、黒嶺の皆さまがキツイ言葉を投げかけてて、緋奈にちょっと同情です。
緋奈の活躍で、なんとか芦琉は目を覚ましましたけど、なんか元の芦琉とは違う黒い芦琉もいるみたいだし、なんか暁槻の歴史もからんで、物語が怪しい方向に進んでいきそうです。
なんで紫洞も黒嶺も暁槻再興を目指すのか?
芦琉の「しるし」ってなに?
芦琉の母上は一度も出て来てないけど、何をしてるの?
リュウとホウオウはでてるけど、黒嶺の守護であるキリンはいったい?
とか、疑問が一杯です。
話を広げ過ぎて、ちゃんとまとまるのかも心配ですけど -
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ネタバレこのシリーズ、毎回サブタイトルに入るのが新キャラみたいですね。
今回も新キャラが2名。緋奈の幼なじみの夕輝と朱根王の親衛隊隊長だった芭鉦。「紅炎の指揮官」とありますので、サブタイトルは芭鉦でしょう。
紫洞からの帰りに緋奈の故国である朱根に立ち寄りますが、またまた芦琉の心の狭さが際立ちます(笑)。これまで、緋奈に近づく男は、塊斗と光夜以外は、たとえ6歳児の緋奈の弟にまでヤキモチをやいていた芦琉でしたが、緋奈の知らないところで結婚話があった幼なじみの夕輝や前巻でいきなりプロポーズされて断った禮河にもヤキモチやいてます。
極めつけは、夕輝に扇動されて緋奈を捕まえた未瀬に、しばらく我慢した上で「俺 -
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ネタバレ前巻の最後で意味深に深波が出て来たと思ったら、また緋奈は紫洞に囚われに。まあ、今回は誰が悪いということでもないですが、また、新たなキャラが出て来ました。
今度のタイトルにある王子、紫洞のおりこうさんな第一王子の禮河と道楽息子っぽい泰芽の兄弟ですが、いきなり緋奈にプロポーズした禮河と兄を応援しながらも、実は緋奈を気に入っている泰芽。なかなかいい感じです。
紫洞のおえらいさんに囲まれても、凛とした態度を崩さなかった緋奈もよかったですが、緋奈を助けに紫洞に会見に来て、威厳を見せた芦琉の態度も10代とは思えない感じで、やっぱ、かっこいいわーと。
雷音も悪巧みいろいろしてますが、公衆の面前で芦琉に -
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結構たくさん出ていたので、設定も嫌いじゃないので、まとめて購入。
主人公緋奈と自分の国を滅ぼした敵国の王太子芦琉、緋奈の側近の深波、芦琉の側近の塊斗、光夜ときれいどころが満載です。
キャラの設定が「彩雲国物語」と似てるなと思うところはありましたけど、話の流れとしては、「赤き月の廻るころ」にも似ているなと思いました。敵国の王子と王女だったりとか、男の方が熱烈に女の子を愛してるところとか。
緋奈のキャラとしては、家族を思う気持ち、分からないことはないですが、ちょっと周りに流されまくりなところがあって、黒嶺の王太子妃でいいじゃないと思うのに、朱根再興とか考えちゃって、真相に目をつぶったり、今後も -