石村博子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルと装丁に心惹かれ購入。
アイヌにはずっと興味があって、文化という言葉に包括される様々な想い、信仰、生活、儀式、歌、手から作り出されるもの達。
これまで、とっつきにくい本が多かったけれど、この本は、知里幸恵さんに焦点を絞っていて、入り込みやすい。
和人によるアイヌへの陵辱には、日本人として申し訳ない気持ちでいっぱいになる。そんな身で、アイヌに興味を持つことにも、何か罪悪感を覚えてしまう。
幸恵さんによるアイヌ神謡集だけでなく、日記や生活、人との関わりに関する内容も多い。幸恵さんをもっと知りたく、誇り高きアイヌをもっと知りたくなる。
アイヌ文化交流センター、そしてウポポイに行こう。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「ドラマ化の元になったらしいよ」と友人から言われ手に取った一冊。企業再生(特に中小企業)を手掛けてきた弁護士産の経験談と想いがつまっていた。
・中小企業の再建で、経営者に責任を取らせて交代させるのはナンセンス。中小企業は、経営者の頑張りと色で成り立っている部分が非常に大きい。だから経営者を変えてしまうと、そもそも成り立たなくなってしまう。
・中小企業の数は、企業の中で99%以上。中小企業に勤める従業員の数は、就労人口の70%程度。それだけのウェイトを占める中小企業一つ一つに、取引先、銀行、利用者・ファン、従業員(とその家族)など、たくさんの方々が有機的につながっている。だから、一つの会社を -
Posted by ブクログ
経営が厳しくなった企業の再建を専門にしている弁護士さんの著書。とある雑誌の連載記事を読んでいて面白かったので買ってみた。
企業の倒産は社長、従業員、従業員の家族全ての生活の糧を奪うことで、時にはいのちまで奪われてしまう。個人向けの弁護士は1人しか救えないが、会社を再建すれば、より多くのいのちを救える、との信念を持っている弁護士の自伝的な話。
私の本業が債権者側なので、なかなか綺麗事ばかりにはいかないよなぁ、と思いつつ読んだ部分もある。
ただ、すごい崇高な信念を持って動かれてきた弁護士さんなので説得力が違う。読んでてパワーをもらえるような、強く生きていくエネルギーを感じる。
後半はやや同じ -
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Posted by ブクログ
精神科医のいろいろな患者さんとの関わりの記録。
患者さんがどのようにして悩んで、回復への糸口をつかんでいくかが書かれている。
人の心は粘土のようにやわらかくて、幼少期の環境によってどのような形にも変えられてしまう。
大人になってからの幸せの感じ方も、目に映る景色の見え方も、小さいときにできた形で変わってくるんだろう。
著者自身も、夫婦喧嘩の絶えない、しかし、勉学などに多く期待される厳しい家庭に育つ。
自らを、感じない、話さない、信じない
アダルトチャイルドだと分析する。
医師の気持ちも露わに書かれている。
そのころの僕は医師らしくあることに必死だった。
なめられたくない気負いで一杯になる -