石村博子のレビュー一覧
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ビクトル古賀氏は、子供の頃に護身術の本を買って以来のファンである。あの、人の良さそうな写真のおじさんに、こんな強烈な過去があったとは、考えもしなかった。
今の我々には、想像もまねも出来ない。
文体が、淡々とし過ぎてて、そこがどうかね。Posted by ブクログ -
知里幸恵氏の短くも使命に燃えた人生を、誕生から順に分かりやすく纏めている。
著者の感情が強く出ている文も散見されるが、それだけ知里幸恵氏の一生が胸に迫るものだからだろう。
白老にオープンした国立アイヌ民族博物館「ウポポイ」に対する著者の静かな怒りが印象に残っている。歴史展示コーナーの解説文が、日本政...続きを読むPosted by ブクログ -
サンボの元チャンピオンであるビクトル古賀の少年時の話。機転をきかせた判断、自然を読む能力などにはびっくり!戦後の悲惨な描写もあるが、彼の人間味が描かれてて、後味のいい作品でした。Posted by ブクログ
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精神科医のいろいろな患者さんとの関わりの記録。
患者さんがどのようにして悩んで、回復への糸口をつかんでいくかが書かれている。
人の心は粘土のようにやわらかくて、幼少期の環境によってどのような形にも変えられてしまう。
大人になってからの幸せの感じ方も、目に映る景色の見え方も、小さいときにできた形で変...続きを読むPosted by ブクログ -
これはエッセイとしても面白い、とACである夫は言っていた。自らもACである精神科医が自分の生い立ちや様々な依存症の患者との交流を語っている。聞き書きのようだが、読んでいるときにはわからなかった。2006年7月Posted by ブクログ