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Posted by ブクログ 2022年07月22日
「アイヌ神謡集」で知られる知里幸恵の短い生涯、アイヌ民族としての葛藤とユカラを文字で残そうとする格闘、アイヌ神謡集誕生までの経緯をさまざまな資料等を活用して、描き出す好著です。
我が家にはギリシャ神話などの本とともに、書棚に岩波文庫版の「アイヌ神謡集」があります。1984年第7刷なので、思春期のころ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月24日
100年前、たった1冊の神謡集を世に送り出し、短い時間を駆け抜けて行った知里幸恵。
金田一京助との出会いは、アイヌに伝わる神謡の口語訳に火を当てる事。しかし、129日の東京での時間が彼女の生を縮めたのか、今となってはそれが幸いだったかどうかは語れない。
しかし、言えるのは「アイヌから大地を奪ったシャ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月16日
タイトルと装丁に心惹かれ購入。
アイヌにはずっと興味があって、文化という言葉に包括される様々な想い、信仰、生活、儀式、歌、手から作り出されるもの達。
これまで、とっつきにくい本が多かったけれど、この本は、知里幸恵さんに焦点を絞っていて、入り込みやすい。
和人によるアイヌへの陵辱には、日本人として...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月31日
表紙がとても美しくて購入。
アイヌで語り継がれてきた神々と人間の歌を『アイヌ神謡集』という本にした一人のアイヌの少女について、こういう人でこういう人生で周囲の人達によるとこのときはこうで……と、人生を手探りで辿ってくような本。
意外とおもしろい。興味深い。と感じたのは私がアイヌについて神秘的な部族だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月28日
知里幸恵氏の短くも使命に燃えた人生を、誕生から順に分かりやすく纏めている。
著者の感情が強く出ている文も散見されるが、それだけ知里幸恵氏の一生が胸に迫るものだからだろう。
白老にオープンした国立アイヌ民族博物館「ウポポイ」に対する著者の静かな怒りが印象に残っている。歴史展示コーナーの解説文が、日本政...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月08日
100分de名著に合わせて読みました。
(出版社紹介文より引用)→「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」。一〇〇年前、一人のアイヌの少女がこの一文から始まる一冊の本を残した。一度は忘れ去られた知里幸恵はなぜ復活し、アイヌの魂の象徴的存在となったのか。『神謡集』ノートや日記な...続きを読む
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