西村悠のレビュー一覧

  • 二四〇九階の彼女

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    わたしはとても大切な作品となりました。西村悠さんへ素敵な作品をありがとうございます。

    西村さんの作品はどれも大好きなので、他の作品も読み進めていきたいと思います!

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    2023年08月03日
  • 僕と彼女とギャルゲーな戦い

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    あーこれはイイ! 
    感動したあ。

    小説家になる夢を諦め、かといって就職もうまくいかない大学生の主人公が高校時代の憧れの先輩に頼まれてギャルゲーを作ることになるという、いかにもラノベっぽい物語。
    でもここにはホンモノの創作の、しかも商業創作の苦しみと熱と想いが籠もっている。
    その想いの強さに泣きたくなる。
    いや、イイ話だなあ。

    ゲーム制作は予定通りいかないトラブルの連続で、それでもより面白くしようと頑張るしかなくて、そんな登場人物たちの姿にある種の憧れと羨ましさと郷愁を感じた。
    多分自分の中にこういう世界への憧れがあるんだ。

    個人的ハイライトはラスト近く、どうしようもないトラブルに仕事を投

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    2016年05月06日
  • ROUTER(桜ノ杜ぶんこ)

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    シノツクとルータはどこまで旅を続けて行くのか、本当に人は存在するのか、幻想病とはなんなのか。読んでいて色々な考えが巡ってくる。
    とても面白い話だった。

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    2014年08月24日
  • 妄想ジョナさん。

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    とにかくジョナさんがかわいい。安藤に対抗意識を燃やしている所なんてもう最高にかわいい。さらっとゲスいことを言ってしまう部分も好きだ。最後のシーンは不覚にもうるっときてしまった。

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    2014年01月29日
  • 妄想ジョナさん。

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    友人も恋人も「妄想」。
    けれど、その妄想は主人公自身も現実と見分けが付かないほどに自身の周囲を侵食していて・・・。
    妄想から生まれた美女(ジョナさん)と共に、主人公が現実世界と向き合うまでの成長を描いたほんのり甘くてちょっぴり切ない恋の物語。
    読みやすく、笑って泣ける心の温かくなる作品です。

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    2012年10月22日
  • 二四〇九階の彼女II

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    ネタバレ

    カエルとの邂逅を描いた「一二四四階の競争」、
    厭世観がたまらない「一八六階の列車」が特に良かった。
    前巻同様、根底にある人間肯定とそれだけではどうにも出来ない理不尽さ、
    避けようのない無力に対して抵抗を諦めきれない苦さを感じさせる雰囲気と設定が大好きだった。

    それだけにご都合主義過ぎるラストシーンがどうしても残念でならない。
    これまでに見届けてきた無数の理不尽さ、叶わなかった思いや願いの数々が、これではあまりに軽々しくて救われない。

    砂丘を登り切って、海が見えたところで終わって欲しかった。

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    2012年09月13日
  • 妄想ジョナさん。

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    妄想が止まらなく、現実にまで侵食してきた少年と、そんな彼を更生すべく現れた同じく妄想な彼女ジョナさん。設定と展開がいい!!

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    2012年11月26日
  • 二四〇九階の彼女

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    ネタバレ

    メディアワークス文庫「妄想ジョナさん。」から遡って作者買い。

    大当たりでした。
    連作短編でどの章もじんわりと温かくて切なくて、凄く好き。
    「九四三階の戦争」と「一〇五六階の幻想」、表題の「二四〇九階の彼女」が特に良かった。ほぼ全部だけども。

    全編に漂う不完全さ、理不尽さと、主人公サドリの人間を根底的に肯定する温かさのギャップが、世界の危うさを際立たせているように思う。
    読み進めるにつれて時系列を遡っていく構成が秀逸。ラストで明かされるかなーと期待していた「鍵と門」」については抽象的な表現に留めてあり、ちょっと取ってつけた感が気にはなった。

    でも正統派に泣ける。絵に描いたようなセカイ系だし

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    2012年07月08日
  • 僕と彼女とギャルゲーな戦い

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    ここまで一生懸命になれるものがあって羨ましい限りです。
    やっぱり学生のうちは部活とかでそうなれるかもしれないけど大人になってから私もそういう仕事ができたらいいなぁと思います。
    いやーゲーム作りの現場ってすごいんだなってあんまりゲームをしない私にも勉強になりました。

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    2012年03月14日
  • 僕と彼女とギャルゲーな戦い

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    ネタバレ

    題名からして、主人公がギャルゲーのような日々を送るものだと思っていたのですが、全然違って少し驚きました。
    生きてるってこういうことなのかなーとか、夢だけでは生きていけないんだなとか考えられる一冊でした。
    面白かったです!

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    2012年02月26日
  • 妄想ジョナさん。

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    ネタバレ

    この物語は主人公のかなわぬ恋をえがいた物語である.
    いつかはきえてしまうと分かっている.
    絶対にかなわない恋.

    現実世界から目を背けたいときに読むと元気をもらえる作品だと思う.
    最後まで読めばきっと心あたたまると思う.


    以下あらすじである.

    主人公は,妄想に悩まされる男の子である.
    過去のトラウマにより,現実から目を背けていた.

    ある日,主人公の前に一人の女の子が現れる.
    彼女の名前はジョナさん.
    彼女は,主人公を現実から目を背けている主人公を助けるためにあらわれた妄想であった.

    最初はジョナさんの存在を疎ましく思っていた主人公であったが,ジョナさんとの日々を過ごしていくうち,ジョ

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    2011年10月09日
  • 僕と彼女とギャルゲーな戦い

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    正直ギャルゲー作家である必要は無かったと思う。でもこんなに熱くなれる仕事に、私も就きたいと思いました。社会人になるのが楽しみになった。

    センが一にあれほど入れ込む理由も、おソノさんがわざわざ一を殴りにきた理由も良い!
    登場する人物全員が好きになれる本。

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    2011年07月26日
  • 妄想ジョナさん。

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    ネタバレ

    妄想にとりつかれた僕。
    街を歩けばただの道もレンガづくりになり、しゃべるカエルがキセルをくわえ、二足歩行のウサギが目の前にいる。
    そのウサギ、ヒロインもやはり妄想。

    そんなヒロインに心を奪われてく―。

    …そんな感じでしょうか。

    とにかく主人公の妄想がすごい。なんか尊敬できるくらいに。
    妄想ってやっぱさみしいですね。妄想してるときは楽しくても戻るとさみしくなる。

    ジョナさんは、妄想だけど妄想から現実に引き戻そうとする妄想。主人公のために必死になる彼女はかわいいけどかなしい。
    彼女のためにがんばると彼女から離れなきゃならなくなる。
    なんかもどかしいです。

    ラストは、さみしいけど前を向かな

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    2019年04月20日
  • 僕と彼女とギャルゲーな戦い

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    ああ、何気なく手に取ってる創作物って、こうやって作られてるんだ。と感動する話でした。
    締め切りがあり、どこかで妥協しなければならない時が来る。
    プロとして、創作者として、どう折り合いをつけていくか。
    大学生の主人公は、突然ゲームのメインシナリオライターとなってしまう。
    私だったらすぐ逃げ出してしまうだろう。

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    2019年01月27日
  • 僕と彼女とギャルゲーな戦い

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    終盤の50ページ、登場人物の感情がぶつかり合うところでボロボロに泣いてしまった。書いてある通りの悔しさを味わって、それでも踏み留まってるつもりの人間の端くれとして。ズルいよこんなん。
    読み始めはとにかくネガティブな主人公が苦手で、そういう性格だけならともかく後ろ向きな心情描写が執拗に続いたので「コイツ腹立つわー……」とクッション殴りながら読んでたけど、読み終わる頃にはそれも自分なりに受け入れられてた。最後の章で会社に呼ばれたときのマイナス思考には「まーたそういう事考えて(笑」って、友達みたいな感じで接することが出来てたし、実際口にしてた。だから前半☆2つ、ラストスパートで☆6つ、合わせて割って

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    2016年01月26日
  • 二四〇九階の彼女II

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    1巻に引き続き、様々な世界での話がなんとも切なく、面白かった。
    どの階層でもヒロインが登場するのもお約束ではあるが良い展開に持っていってると感じた。
    最後はハッピーエンドとまではいかないが、唐突に物語が終わってしまうのがもったいない。
    もっと色々な階層の話や塔の外で起こるエピソードを見たかった。

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    2013年11月14日
  • 僕と彼女とギャルゲーな戦い

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    ネタバレ

    何かを作る事について、
    商業とそうでないモノの境目、
    自分の価値感、自分自身の価値、
    そういった事が綺麗にパッケージングされた作品でした。

    多分現実は、ここから萌え要素や泣ける要素を差し引いた感じ。
    つまり現実。

    でも現実にこういう環境にある人間がいるかもしれない、
    それがひょっとしたら自分かもしれないというファンタジーを抱かせてくれる内容です。

    作風、ライトなんだよなあ。。
    もうちょっとドロドロな感じのを読みたいです。
    この著者の根底にある、人間を肯定する力自体はすごく好きなので。

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    2013年09月02日
  • 妄想ジョナさん。

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    ヒロインが存在しない恋愛小説というこの作品。どう足掻いても報われることの無い恋愛なんて悲しみ以外のなんの感情もわかない。その点この作品はまだ救いのある結末だったかなって思う

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    2012年11月10日
  • ROUTER(桜ノ杜ぶんこ)

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    冷凍睡眠装置から目覚めた少女は幻想病に侵された世界に、無愛想な青年と旅に出る。

    この上ない幸福感に包まれて読み終えた。
    一緒に旅をする間に起こる二人の感情の変化や、幻想病を引き起こす想いの強さ。
    根底にあった、強い想いに心動かされた。

    旅の大変さが少しだけ薄い気がしたけれど、ロードムービーの出会いや、感情の変化が楽しめて面白かった。

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    2012年07月11日
  • 僕と彼女とギャルゲーな戦い

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    ネタバレ

    約60社の入社試験に落ちた.
    目指していた小説家も賞に応募しても掠りもしない.
    大学生活の4年間で現実の壁に打ちのめされていたイチくんの元に
    高校時代の先輩がやってきて
    そのまま怪しげなビルへ連れ込まれた.

    どんな宗教だろうと先輩をすく出してみせる!
    そう意気込んでいたが,その連れてこられた場所というのが
    ギャルゲーを制作している会社だった.

    というわけで,突如としてギャルゲーのシナリオライター(サブ)になったイチくんが
    やっぱり現実に打ちのめされながら頑張る話.
    そこそこ面白かったよ.

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    2012年07月01日