石川渓月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
路地奥にある「灯火亭」は、主のユウさんのもてなしに心を癒され、笑顔になれる居酒屋である。
ユウさんを挟んだ客同士の親近感と適度な距離感のバランスが、居心地の良さに繋がっている。
そして、お通しからして丁寧でおしゃれに盛り付けていて、いっさい手を抜いてなく、美味しい。
庶民の味なのにとても素敵で深い味わいになっている。
料理を口にすると思わず唸る。
お酒を呑めば、あぁ幸せだとなる。
そして、目の前にはユウさんの包み込むような優しさ笑顔。
それで、すっかり落ち着いてしまうのだ。
料理が来るたびに深刻だった悩みが、途端に消えてしまう。
ちょっとした、ユウさんのひとことで落ち着いてしまう。
次々と -
Posted by ブクログ
ネタバレ灯火亭を営むユウさんや、常連さんが登場しながら展開されていく6つの短編集。
「故郷の味」「春の味」「職人の味」「親子の味」「夫婦の味」「火点し頃に」という6つのストーリーがあったが、私は「親子の味」というお話が好きだった。自分の息子であれ、仕事の付き合いがある人であれ、どんな相手であろうと自分自身が相手を尊重して「見守る」ということがいかに大事なことか考えさせられた。
あとは全体を通して灯火亭のお料理が美味しそうだった。私はだし巻き卵が気になってしまった!明太子と海苔がアクセントで美味しいんだろうなぁ♪
機会があれば、続編も読んでみようと思う。