【感想・ネタバレ】よりみち酒場 灯火亭(ともしびてい)のレビュー

あらすじ

渋谷駅から2駅目のほどほど大きな街。駅近くの路地の奥の、さらに奥にその店はある。暖簾をくぐれば、出汁のいい香りと性別不詳(?)の店主のちょっぴり辛口なもてなし、個性的であったかい常連たちが待っている。今夜も、人生の迷い子がひとり、この店に吸いこまれるようにやって来て……。ひと味もふた味も違う料理と人情に心温まる店、灯火亭へようこそ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

居酒屋や、食堂(レストラン、ビストロ等)を舞台にした小説には、悩みや苦しみ、悲しみ等を持った人々がお店を訪れ、酒と肴を堪能しながら店の主人や常連さんとの交流を通して明日への希望や活力を得て行くのが多いです。この小説も同じようなものと思っていましたが、お店を訪れた人と同じように何か惹きつけられ一気に読んでいました。続刊を最初に読んだので再読しようと思います。

0
2025年11月27日

Posted by ブクログ

石川渓月氏、初読み作家です。開架で「よりみち酒場 灯火亭(ともしびてい)」のタイトルが目に入り借りました。2016.12発行。路地の奥の、さらに奥にある料理と人情に心温まる店の物語。故郷の味、春の味、職人の味、親子の味、夫婦の味、火点し(ともし)頃に の連作6話、とても良かったです! 美味しい料理、食べたくなります。それ以上に、人と人との心の通い合いに深い感動を覚えます。ただひとつ、難点というか、しっくりこないのは、店主が防衛大学を卒業し中隊長を終えて辞めた佐倉という人物なんですが、女装してるんです。意味はあるのでしょうけど、面白くないです。

0
2019年07月03日

Posted by ブクログ

うちの近くに
灯火亭みたいな居酒屋欲しいなぁ。
絶対に常連になる。
そしてユウさんと何気ないお話しながら
お酒とユウさんのお料理を
ゆっくり楽しみたい。
いくつか美味しそうなおつまみを
真似してみようかと思ってます。
美味しい本は太る。笑

0
2019年01月27日

Posted by ブクログ

こんな居酒屋があったら通ってしまいそう。こういう本にありがちなレシピを細かく書いて間延びすることもなく、ほっこりした気分にさせてくれる

0
2016年12月26日

Posted by ブクログ

1章読んだ段階だと展開に捻りがなく
ハズレかと思ってしまいましたが
読み進めるうちにめちゃめちゃ好きになってました。
ハードボイルド作品やミステリー作品も書いている作者さんだからか、仕事や家庭に悩む中年の描き方がとても魅力的で大変楽しめました。
あとはもちろん とにかく料理の描写が美味しそう。(推しは卵焼き)

0
2025年07月13日

Posted by ブクログ

面白かった〜
ユウさんの寄り添い方が優しくて、でもその人を思う厳しさもあって素敵だった。
常連の人も素敵だった。
続き読みたい〜

0
2024年12月07日

Posted by ブクログ

常連が通う温かい居酒屋、灯火亭。その店員、客がそれぞれの悩みを乗り越える内容が詰め込まれた短編集のような小説。サクサク読めて、優しい気分になれる本。

0
2024年03月03日

Posted by ブクログ

灯火亭を舞台に様々な人生が描かれた6編。
登場人物の皆さんが真面目に自分の人生と向き合う姿が心地良い。

近くにこんな心の拠り所があったらもう少し楽に生きられるのかもしれない。

0
2021年10月05日

Posted by ブクログ

行き止まりの路地の奥にある居酒屋『灯火亭』。そこで繰り広げる美味しい料理と人情。よくある設定ですが、定番の安心感はあります。亭主が女装の元陸自隊員とは驚き設定。深く心に残る作品とは言えませんが、連作短編で気軽に読めます。

0
2021年09月10日

Posted by ブクログ

数多くある印象が舞台のハートフルライトミステリーのひとつなので、どう差別化するのかが作者の腕の見せどころです。
店主の独特の存在感もさることながら、出てくる料理は奇をてらわず、ひと手間と真心で素晴らしく美味しそうに仕上がっているところが良い。

0
2019年08月04日

Posted by ブクログ

居酒屋とか喫茶店とかが舞台の小説は、来るお客さんが持ってくる物語があってこそだなあと改めて思った。
昔読んだことがある数々の本と似たり寄ったりなところはあるけど、ユウさんの素性・過去が気になるエンディングだった。続編もあるらしい。

0
2025年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

灯火亭を営むユウさんや、常連さんが登場しながら展開されていく6つの短編集。
「故郷の味」「春の味」「職人の味」「親子の味」「夫婦の味」「火点し頃に」という6つのストーリーがあったが、私は「親子の味」というお話が好きだった。自分の息子であれ、仕事の付き合いがある人であれ、どんな相手であろうと自分自身が相手を尊重して「見守る」ということがいかに大事なことか考えさせられた。
あとは全体を通して灯火亭のお料理が美味しそうだった。私はだし巻き卵が気になってしまった!明太子と海苔がアクセントで美味しいんだろうなぁ♪
機会があれば、続編も読んでみようと思う。

0
2025年08月23日

Posted by ブクログ

よくある設定なので、とても当たりはずれがある。
本作が当たりなのかはイマイチまだわからないなぁ。食べ物美味しそうで家でも作れそうなのもいいけど、何か足りない。
ラストにユウさんの過去がチラリと見えたから、これからなんだろうけど、元自衛官もいう設定も現時点では活かし切れてない

0
2021年02月05日

Posted by ブクログ

いろいろな悩みを抱えた人々がのれんをくぐります。
その名の通り、灯火がともるような、ほっとする1冊でした。

0
2018年03月22日

Posted by ブクログ

石川渓月『よりみち酒場 灯火亭』光文社文庫。

謎の店主の居る居酒屋・灯火亭を舞台にした人情咄的な連作短編集。様々な作家が同様の作品を書いており、今更ながらという感じ。

この作家とはどうも相性が悪いようだ。日本ミステリー文学大賞受賞作の『煙が目にしみる』もイマイチなハードボイルド小説だったし、次に読んだ『烈風の港』もつまらないハードボイルド小説だった。ハードボイルド小説から、こういう方面の小説に転向したのだろうか。本作はハードボイルド小説と同様に斬れ味が悪く、あまり面白味は無かった。

0
2017年01月08日

「小説」ランキング