あらすじ
渋谷駅から2駅目のほどほど大きな街。駅近くの路地の奥の、さらに奥にその店はある。暖簾をくぐれば、出汁のいい香りと性別不詳(?)の店主のちょっぴり辛口なもてなし、個性的であったかい常連たちが待っている。今夜も、人生の迷い子がひとり、この店に吸いこまれるようにやって来て……。ひと味もふた味も違う料理と人情に心温まる店、灯火亭へようこそ!
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Posted by ブクログ
第19回酒飲み書店員大賞受賞作。
居酒屋を舞台にしたそれぞれの人間模様。
どの章も主張がはっきりしていて、本当に面白い。
特に「夫婦の味」は日本人みんなに読んでもらいたいと思いました。
どうやらシリーズになっているようです。
読むのが止まらない、とってもよい本でした。
ドラマにもなりそうな気がします。
Posted by ブクログ
居酒屋や、食堂(レストラン、ビストロ等)を舞台にした小説には、悩みや苦しみ、悲しみ等を持った人々がお店を訪れ、酒と肴を堪能しながら店の主人や常連さんとの交流を通して明日への希望や活力を得て行くのが多いです。この小説も同じようなものと思っていましたが、お店を訪れた人と同じように何か惹きつけられ一気に読んでいました。続刊を最初に読んだので再読しようと思います。
Posted by ブクログ
石川渓月氏、初読み作家です。開架で「よりみち酒場 灯火亭(ともしびてい)」のタイトルが目に入り借りました。2016.12発行。路地の奥の、さらに奥にある料理と人情に心温まる店の物語。故郷の味、春の味、職人の味、親子の味、夫婦の味、火点し(ともし)頃に の連作6話、とても良かったです! 美味しい料理、食べたくなります。それ以上に、人と人との心の通い合いに深い感動を覚えます。ただひとつ、難点というか、しっくりこないのは、店主が防衛大学を卒業し中隊長を終えて辞めた佐倉という人物なんですが、女装してるんです。意味はあるのでしょうけど、面白くないです。
Posted by ブクログ
うちの近くに
灯火亭みたいな居酒屋欲しいなぁ。
絶対に常連になる。
そしてユウさんと何気ないお話しながら
お酒とユウさんのお料理を
ゆっくり楽しみたい。
いくつか美味しそうなおつまみを
真似してみようかと思ってます。
美味しい本は太る。笑
Posted by ブクログ
思い悩んだ人達が誘い込まれるように入って行く居酒屋の物語。そこのママ(男性)の微笑とアドバイスと常連の客達が良い雰囲気を作っていて、飲んだ後には重い心も軽くなる店だった。読んでいて羨ましくなってくる。出てくる料理も簡単なのだが、とても美味しそうに感じられる。
ママの秘密が最後に一部明かされる。驚くような経歴だったが、シリーズで出ているので、続きを読みたくなった。
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居酒屋さんにまたいつか行きたいな。出てくるお料理がとても美味しそうです。お客様のストーリーも、ハッピーエンドでいいなと思いました。季節が巡っていて、時の流れも感じます。
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1章読んだ段階だと展開に捻りがなく
ハズレかと思ってしまいましたが
読み進めるうちにめちゃめちゃ好きになってました。
ハードボイルド作品やミステリー作品も書いている作者さんだからか、仕事や家庭に悩む中年の描き方がとても魅力的で大変楽しめました。
あとはもちろん とにかく料理の描写が美味しそう。(推しは卵焼き)
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常連が通う温かい居酒屋、灯火亭。その店員、客がそれぞれの悩みを乗り越える内容が詰め込まれた短編集のような小説。サクサク読めて、優しい気分になれる本。
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灯火亭を舞台に様々な人生が描かれた6編。
登場人物の皆さんが真面目に自分の人生と向き合う姿が心地良い。
近くにこんな心の拠り所があったらもう少し楽に生きられるのかもしれない。
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行き止まりの路地の奥にある居酒屋『灯火亭』。そこで繰り広げる美味しい料理と人情。よくある設定ですが、定番の安心感はあります。亭主が女装の元陸自隊員とは驚き設定。深く心に残る作品とは言えませんが、連作短編で気軽に読めます。
Posted by ブクログ
数多くある印象が舞台のハートフルライトミステリーのひとつなので、どう差別化するのかが作者の腕の見せどころです。
店主の独特の存在感もさることながら、出てくる料理は奇をてらわず、ひと手間と真心で素晴らしく美味しそうに仕上がっているところが良い。
Posted by ブクログ
プロジェクトが順調に進んで、自信とキャリアを積み重ねた女性が、クライアントからセクハラに遭い、拒否をしたらクライアントが怒り出し、それが会社にも飛び火、理不尽にプロジェクトリーダーを外される。付き合っていた彼氏からも振られ、同じ職場の女性とイチャイチャしているのを見かけてしまい、どん底に突き落とされる。
高校で教師をしている女性が、トラブルに見舞わられる。生徒が受験の際、答案用紙を白紙で出したことで、ヒステリックな母親が学校に文句を言いにきた。生徒は母のレールに乗って決められた学校に進むのが怖くなり、彼女なりの抵抗をしたのだ。自分の恋愛もハッピーエンドとはならなかった。
そんな仕事やプライベートで社会の理不尽に揉まれ、落ち込んだ人が、愚痴と心の汚れをこぼすのが灯火亭。
灯火亭には、店主であるユウさんに愚痴を聞いてもらいたくて様々な悩みを抱えた人が集まってくる場所。
物語としては、自分の悩みや状況に登場人物を重ね合わせて、共感や応援をしてしまう様なイメージ。
しかし、僕はお酒を全く飲まないし、居酒屋の雰囲気が苦手。お酒が好きな人が感じる「このお店良いね!」という居酒屋への評価が、全く何も刺さらないのが僕だ。好きな人や、友人と一緒なら楽しめるが。
そんなこんなで、愚痴をこぼす、話を聞いてもらえる、解決するという物語の構造が「居酒屋」という場所を軸に展開されているので、あんまり感情移入できず。
出てくる料理もあまり刺さらず。
酒好きな方は、居酒屋やお酒、おつまみなどに思いを馳せて、「居酒屋行きたくなってきた」とかあるかもしれない。
Posted by ブクログ
2026/04/23
居酒屋を舞台に、そこを訪れる人々の悩みや迷いを描く。
一つ一つのお話の読後感がとても良かった。
そして料理がとても美味しそう…!
読むとお腹が空く一冊。
Posted by ブクログ
居酒屋とか喫茶店とかが舞台の小説は、来るお客さんが持ってくる物語があってこそだなあと改めて思った。
昔読んだことがある数々の本と似たり寄ったりなところはあるけど、ユウさんの素性・過去が気になるエンディングだった。続編もあるらしい。
Posted by ブクログ
灯火亭を営むユウさんや、常連さんが登場しながら展開されていく6つの短編集。
「故郷の味」「春の味」「職人の味」「親子の味」「夫婦の味」「火点し頃に」という6つのストーリーがあったが、私は「親子の味」というお話が好きだった。自分の息子であれ、仕事の付き合いがある人であれ、どんな相手であろうと自分自身が相手を尊重して「見守る」ということがいかに大事なことか考えさせられた。
あとは全体を通して灯火亭のお料理が美味しそうだった。私はだし巻き卵が気になってしまった!明太子と海苔がアクセントで美味しいんだろうなぁ♪
機会があれば、続編も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
全体的になだらか、という印象で終わる作品だった。店主のユウさんの過去にチラッと触れる「火点し頃に」が、〆の一品という感じがして好き。「春の味」も大人の恋のほろ苦さがあって良かった。
お酒がほぼ飲めない自分が最初の一杯を頼むとしたらサワーか烏龍茶あたりになりそうだけど、それに合わせて出してくれるお通しはどんなものだろう?
そんな想像も膨らんだ。
カフェだったりビストロだったり小料理屋だったり、いつもとちょっと違う飲食をきっかけに、さまざまな悩みを持った登場人物たちが次なる一歩を踏み出す。
こういった作品は数多くあるけれど、どうして美味しい料理を食べると背中を押してもらった気分になれるのか、ということについてあまり深く考えたことはなかった。
そんなフワッとした感覚が形になってストンと私の中に入ってきたのが、灯火亭の店主ユウさんの言葉。
「私が作ったものじゃなくても、美味しい料理には人を癒し勇気づけてくれる力がある。それは間違いないわ。でもそれは食べた人の中に、まだやってやろうって気持ちがあるから。それがない人にはどんな料理を出しても同じことよ」
あぁ、そうなのかと。美味しい料理はまさに、その人の中に(自覚の有無は問わず)眠っている再生の火種を灯すものなのか、と合点がいった。
今後美味しい料理を食べて「また頑張ろう」と思えた時、このユウさんの言葉をお守りに歩き出したい。
Posted by ブクログ
よくある設定なので、とても当たりはずれがある。
本作が当たりなのかはイマイチまだわからないなぁ。食べ物美味しそうで家でも作れそうなのもいいけど、何か足りない。
ラストにユウさんの過去がチラリと見えたから、これからなんだろうけど、元自衛官もいう設定も現時点では活かし切れてない