村尾隆介のレビュー一覧
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キャッチコピーは「社会モテするブランド戦略」。小さいけれど、明確なポリシーを持っている会社は何を大切にしているのか。自分の会社は何を目指すために、誰を狙って、どんなことを主張するのか。それを考えるブランディングのための本。
「私は●●の専門家です」と言えるかどうか。会社でなくて個人にも当てはまると思う。相手にどう思われるか、ではなくて、まずは自分は何を目指すのか。初対面の人に、何で自分のことを覚えてもらいたいのか? ブランディングはまずそこからだなぁ。
「自分の言うことは10%しか伝わらない」。経営者はそう思っていれば、一つのことを10回くらい繰り返して伝えるようになるのかもしれない。肝心 -
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成功事例は為になったが、生き方に繋げているので精神論要素が多く、身近に実践できるフレームの紹介があると良いと感じた。
・社長の仕事はコントロールではなく、チームビルディング。
地道にミッションを伝える事。最低10回言わないと人には伝わらない。
・アイデアを形にする過程では、親心を含めて、それを阻止しようとするアイデアキラーが出現する。涼しい顔をしながら信念を曲げずに前進していく、「象の肌の持ち主」にならなければいけない。
・松下幸之助
「会議で7割が賛成する意見はもう古い。7割の人に反対されるくらいの意見で丁度良い。」
・毎日毎日水を汲みに行く→始から水路をつくるというイメージを持つ。 -
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お客様ではなく、ファンがいる会社にする
コカコーラのブランドは7兆円>貸借対照表
パーソナルブランディング>砂時計>まずは1つに絞り込む
現代人の情報量、一日分>江戸時代の人の一生分
文字で伝えたいことは、すべて工夫次第でアイコン化できる
小さな会社のロゴ作りには、かっこよさだけでなく、「程よさ」も必要です
社長の仕事>同じ事を10回言うために>高い給料をとる
スタッフには【心の栄養」が必要
子供>公園>一番楽しそうなグループを探して加わる
FUN>FAN
経営の三輪車>売り物を作る力>売り物を売る力>管理する力>掛け算
名前のついたお化けは怖くない>中国のことわざ -
Posted by ブクログ
自社のブランディングが出来ているかは、どの会社も抱える問題だと思います
自社の強みを理解して、それに対して資源を集中して、他の会社との差別化をしていくって事を戦略的にやっている会社というのは、少ないのではないのでしょうか。
理由としては、日本の社長は、自社のブランディングのような経営戦略を専門的に勉強する人が少ないからだと思います。
確かに「経営」に関する勉強って、大学とか、大学院で勉強するんですけど、大卒の社長ってあまり見たことがないですからね。
ほとんどの社長出身者って、高卒、専門学校からの出身者が多いような気がします。少なくとも、私の周りではね…
この本は、企業のブランディン -
Posted by ブクログ
著者はベンチャー企業の経営コンサルタント。その著者が言うには、良い会社とはブランド力があることだ。小さな会社は規模を目指すのではなく、ブランドを磨くことが大事だと説く。
では、ブランドとは何か。それは、特定の分野でなくてはならない存在となること。例えば、この本で紹介される離婚専門の法律事務所や女性だけの建設会社、体育専門の家庭教師。その分野についての話題が出ると、必ずその会社名も登場する。そんな会社になるよう、経営者は努力すべきだ。
逆に言えば、そうした発想のない会社は長続きしないと、安易な起業を戒めているのかもしれない。
当然、起業家向けに書かれている本だが、良い会社の条件は良い人間の -
Posted by ブクログ
久々に買ったビジネス書。
本来はブランドマーケティングの本を読みたくて探していたのだが、買ってみたらだいぶ本来の商品のマーケティングという意味では大分ずれていたという。
でも筆者の論調としての小さな企業こそブランドが大事ブランドをつけることで値段を下げるのではなく、価値を上げるというロジックは大いに同意出来る。
またブランド戦略を土台としてしっかり構築するべきという主張も納得。スモールビジネスをニッチに尖って行う際の参考にはいいと思う。
より具体例的に事例を見たい人にはおすすめできないかと。
後半の生き方=働き方の辺りはブランディングというよりは人生哲学に近くなっている部分も。