蓬田やすひろのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつお互い裏切ってもおかしくないような張りつめた関係性をキープしていた『風神の門』と比べると、こっちの才蔵と佐助はそれなりに仲間度がアップしていってましたね。
かといって馴れ合ってるというほどでもなく、期待していた適度な距離感だったのがよかったです。
もう1つ比べると、こっちの才蔵はけっこう人間くさいww
忍には不要と分かっていても風流に浸るのをやめられなかったり、戦が終わった途端連歌スランプに陥ったり、急に命を惜しむ気持ちが湧いたのはなんでだろうと悩んで半月間お堂に籠もってみたり、心の動きが色々と忙しい。
ヘタレ要素もちょっと持ち合わせた才蔵を楽しむならこっちでしょうか。
佐助に比べると -
Posted by ブクログ
全2巻。
真田十勇士、霧隠才蔵のお話。
天地人でブレイクする前、
ちょっと苦労してた頃の著者の作品らしい。
真田十勇士の大活躍ってゆう
ベタな話はあまり読んでなく、
十勇士の中でも二番手的な、
青レンジャー的な霧隠才蔵が主役ってのが
ちょっと珍しくて読んでみる。
物語はだいたい3部に分かれる。
十勇士になる前、十勇士vs徳川、大坂の陣後。
ぶっちゃけ、十勇士な話は薄く、
真田十勇士を読めると思ってた自分的には肩すかし。
十勇士の影がだいぶ薄い。
猿飛佐助以外。
キャラ立ち的に。
だし、
大阪の陣後の前と後で別の小説な感じ。
陣後はまったくのオリジナルな伝奇もの。
若干トンデモ。
それ