【感想・ネタバレ】追跡者 幽剣抄のレビュー

あらすじ

幼い頃に両親が死んだため、江戸を離れ、飲み屋を営む伯父のもとに引き取られたお妙。17歳になり、伯父の店で看板娘として働いていたお妙は、店にやってきた浪人の大鳥譲也に惹かれるようになる。だが、ある夜、大鳥はすでに死んでいると、大鳥の過去を知る男に聞かされる(「飲み屋の客」)。ほかに「童子物語」「逢魔ヶとき」「介護鬼」「背後の男女」「夜の使者」「妖剣」「坂の上の死体」「追いかける」を収録。誇りという名のしがらみに追い詰められた下級武士の哀しみを描いた珠玉の時代小説怪異譚。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

二作目は往々にして凡打である。と前半で思った。が最後の表題作がやたら良かった。魔界都市や吸血鬼Dに紛れてしまうのは心底勿体ない。売り方を考えて欲しいと思うくらい、侍+怪異譚の良い出来。展開がマンネリの宮部みゆきの時代怪異より遥かに楽しんで読めたのは私が市井ものより剣豪好きなせいだけではない。

0
2012年09月24日

「歴史・時代」ランキング