あらすじ
真田幸村の人柄に惚れ、〈真田十勇士〉のひとりとして配下に加わった霧隠才蔵。豊臣家に与した才蔵は、幸村から形勢逆転の“秘策”を授かり西国に赴いた。一方、徳川家康は豊臣家を根絶やしにすべく虎視眈々と大坂城を狙っていた。決戦を前に、十勇士を襲う徳川の放った刺客、根来忍者衆と隠密の切り札・柳生兵庫助。人知れず繰り広げられる大坂“闇”の陣の行方は?歴史小説の雄が壮大なスケールで贈る、戦国時代絵巻!
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Posted by ブクログ
無錫の恵山古墳のお堀横で桂花紅茶飲みながら読みました。藍蛙でハンバーガー食べながら読んだ。最後は自宅で読み終わった。コロナで行動制約多いけど充実した週末になりました。面白かった。
Posted by ブクログ
戦国忍者小説。霧隠才蔵、猿飛佐助らをし軸として真田十勇士の活躍を描く。
忍者、柳生一族、根来衆など、忍者小説の要素がふんだんに盛り込まれている。
Posted by ブクログ
いつお互い裏切ってもおかしくないような張りつめた関係性をキープしていた『風神の門』と比べると、こっちの才蔵と佐助はそれなりに仲間度がアップしていってましたね。
かといって馴れ合ってるというほどでもなく、期待していた適度な距離感だったのがよかったです。
もう1つ比べると、こっちの才蔵はけっこう人間くさいww
忍には不要と分かっていても風流に浸るのをやめられなかったり、戦が終わった途端連歌スランプに陥ったり、急に命を惜しむ気持ちが湧いたのはなんでだろうと悩んで半月間お堂に籠もってみたり、心の動きが色々と忙しい。
ヘタレ要素もちょっと持ち合わせた才蔵を楽しむならこっちでしょうか。
佐助に比べると微々たるものですが、他の十勇士にもそれぞれ何らかの出番が与えられてました。メンバーのうち半数くらいしか出てこない柴錬立川文庫を先に読んだからそう感じるのかもしれませんが。
真田家に関していえば、下巻後半から幸村が退場して息子・大助が二刀流で頑張ってましたが、やっぱり最後においしいところをもっていくのは親父だったというオチ。さすが頭脳労働者。