山下裕二のレビュー一覧

  • 日本美術の底力 「縄文×弥生」で解き明かす

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    ネタバレ

    縄文と弥生のハイブリットが日本美術の特徴

    縄文 大陸との交流がない「ジャパン・オリジナル」
    戦前は古墳時代より前は神話の時代
    「みづゑ」の岡本太郎の縄文土器論 1952年

    岩佐又兵衛「洛中洛外図屏風」「山中常盤物語絵巻」
    伊東若冲 「群鶏図」超絶リアルだが現実離れ
    葛飾為一 「富花入れ岳三十六景」「諸国瀧廻り」
          60代後半から70代半ばの北斎の用いた号
    石川雲蝶 「道元禅師猛虎調伏の図」
          やりすぎのスーパーデコラティブ 
    佐藤玄々 「天女(まごころ)像」美しい奇形
         のべ10万人の匠 三越日本橋本館中央ホール

    端正で優美な弥生的な美の系譜 「削る」美

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    2020年07月27日
  • 日本美術の底力 「縄文×弥生」で解き明かす

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    <目次>
    序章   日本美術の逆襲
    第1章  なぜ独創的な絵師が締め出されたか
    第2章  「ジャパン・オリジナル」の源流を探る
    第3章  「縄文」から日本美術を見る
    第4章  「弥生」から日本美術を見る
    第5章  いかに日本美術は進化してきたか
    第6章  日本美術の底力とは何か

    <内容>
    曽我蕭白や伊藤若冲、長沢蘆雪を見出してきた辻惟雄の弟子、山下裕二の本。もうちょっとビジュアルがほしかったが、新書としては十分か?絵金や石川雲蝶、安本亀八などが紹介されるのもうれしいし、現代の山口晃、会田誠らの紹介もすごいし、田中一村、狩野一信、甲斐庄楠音など、まだまだ知らない画家のスゴイ作品を紹介されると、

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    2020年04月15日
  • 岡本太郎の宇宙1 対極と爆発

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    岡本太郎は作品より文章のほうがずっと面白いというのを再確認した。椹木野衣氏による文章のセレクションも適切だと思うし、巻末の解説も有用。岡本太郎の「対極と爆発」を理解するのに良い本だと思う。

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    2011年06月06日
  • 山下裕二 壇蜜 私を美術館に連れてって ~いつでも鑑賞できるミュージアム~

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    とりあえず、今回の東京行きで寄りそうなところだけでも目を通そうと思って借りたんだけど、結局通読してしまった。常設展だけでも十分楽しめそうだし、今回は無理でも、いずれは行ってみたい施設のオンパレードだった。

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    2024年11月20日
  • 山下裕二 壇蜜 私を美術館に連れてって ~いつでも鑑賞できるミュージアム~

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    紹介された美術館・博物館の中で行ったところ
    東京国立博物館、岡本太郎記念館、川崎市岡本太郎美術館、ちひろ美術館東京、東洋文庫ミュージアム、日本民藝館、すみだ北斎美術館、江戸東京博物館、朝倉彫塑美術館
    行きたいところ
    学術文化総合ミュージアムインターメディアテク、神奈川県立歴史博物館、印刷博物館、慶應義塾ミュージアム・コモンズ、増上寺宝物展示室、半蔵門ミュージアム

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    2024年05月30日
  • 山下裕二 壇蜜 私を美術館に連れてって ~いつでも鑑賞できるミュージアム~

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    都会は、驚くべき美術との出会いの宝庫だった!
    と帯に。

    まさしく、出会いの宝庫!

    東京大学、慶應義塾大学の紹介を読んで、
    大学博物館、美術館って?あるよね~
    明治大学博物館 刑事部門とか
    東京農大博物館 植物園にキツネザルも
    早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
    東京芸術大学、うん?美大か!

    すみだ北斎美術館 墨田区?
    23区あるよね!

    新宿歴史博物館、漱石山房記念館、林芙美子記念館、宮城道夫記念館、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館、東京おもちゃ美術館、東京オペラシティアートギャラリー、
    佐伯祐三アトリエ記念館、中村つねアトリエ記念館、東京染ものがたり博物館、染め里二葉苑、つまみかん

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    2022年08月15日
  • 山下裕二 壇蜜 私を美術館に連れてって ~いつでも鑑賞できるミュージアム~

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    何と言っても、東洋文庫ミュージアムのモリソン書庫には圧倒された。ずっと行って見たいと思っていた場所。そして、朝倉彫塑館の猫猫猫絶対行きたい。
    壇蜜は、独特な感性って‥的外れな所もあるけど人それぞれだし、別に良いけど‥
    最後におススメ!根津美術館へ 是非‼︎

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    2022年07月16日
  • 初老耽美派よろめき美術鑑賞術

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    美術愛好家のはしくれとしては、著名な三人がどのように美術鑑賞をしているかは気になるところ。

    とはいえ、まったくアカデミックな話は抜き。
    「美術は役に立たない」といい意味で開き直り、だからこそ純粋に楽しもうという姿勢が一貫していた。

    また心に残ったのが、「知らないことは財産だ」ということ。
    もはや見慣れてしまった絵を、初めて見た時の感覚など忘れてしまっているし、もう二度とその感覚は味わえない。
    でも考えてみれば世の中は「知らないこと」で満ちている。
    「知らない」ままで済ますか、食わず嫌い返上で飛び込んでみるか。

    初老と自称しつつ、つねに新しい出会いを貪欲に探す姿はまさに「青春」そのもの!

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    2020年04月07日