ジークムント・フロイトのレビュー一覧

  • モーセと一神教

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    マルクスは資本主義を否定すると同時に唯物論者になった。
    それは恐らくはアブラハムの唯一神を否定しなければ資本主義に対向する論理を組み立てられなかったからではないかと愚考する。

    ならば、その大本の唯一神の成立を考察することは無益ではないだろう。

    フロイトのこの最後の著作は多くの矛盾を孕み、なおかつ歴史学者の間では異端とされる書物である。

    しかし、ここには極東の私のような人間には一抹の真実を含んでいると思えてならないのである。

    一度読んでみるといい。
    この市場の底にいる原則を産み出すものが何か考えるきっかけにはなるだろう。

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    2010年05月23日
  • モーセと一神教

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    満点であります!
    まずジークムントフロイトとは精神医学の権威であるのに宗教について書かれている。
    視点が他の宗教本に比べ斬新であり、聖書のはじめの5巻を書いたモーセを深く落とし込んでいるところに魅力を感じます。

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    2010年04月28日
  • 人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス

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    フロイトさんはおもろいねー。
    てか、考え方似てるわー。。

    なぜ戦争してしまうかって?
    そりゃ、そういうもんだからだよ、人間は。

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    2009年10月04日
  • モーセと一神教

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    「仮説とは何か?」その答えは全て本書の中に記されている。

    精神医学者フロイトの最後の著書であり、心理学的・社会学的・歴史学的な仮説を立てて、論理的に分析が行われている。

    タイトルに騙され、ただの宗教本と思うなかれ。

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    2009年10月04日
  • フロイト、性と愛について語る

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    昔受験時に倫理で学んだ以来のフロイト、超自我とか懐かしい。

    多少読みづらいなと思いつつも各論を読み切ったところで、訳者の中元氏の解説が一冊分通して丁寧にされていて、論文内容をよりきっちり理解するという目的であればその解説の方が有用だろう。
    フロイトの主張をしっかり読み解けていたかどうかの答え合わせをした感じだ。

    同性愛をまるで治すべき症状のように表現する部分に、時代の違いを感じて驚きつつも、その論の導入と後半では、結局同性愛は分析しこそすれ治すものでも治せるものでもないと述べていて、「だよね」となった。
    なおその点への言及は、巻末の出版社からの注記でも明確に述べられている。

    フロイトの論

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    2026年01月22日
  • 精神分析入門(上)

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    フロイト 精神分析入門メモ

    フロイトは、精神分析における「象徴関係」、
    夢の要素中の固定された翻訳が明らかになっている一群(1)の中で、圧倒的に「性的表現」が象徴の多数を占めていることを明らかにする。「男性器」棒、傘、ステッキ、サーベル、小銃、じょうろ、ネクタイ、鉛筆、「勃起」気球、飛行機、飛行体験そのもの、「女性器」ポケット、溝、瓶、トランク、戸棚、貝類、聖堂、「乳房」くだもの一般、岩、森、「性的快楽」ピアノの演奏、階段を登る。フロイトは、これらの背景には、最初の言語発達が性愛の相手を呼び寄せるものであり、つまり、あらゆる言語はかつて性的表現を意味していたが、やがてそれが労働においても共有

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    2026年01月05日
  • モーセと一神教

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    ユダヤ人であるフロイトがそのルーツである神話を精神分析によって解明していく。
    エジプトからユダヤの民を率いてユダヤ教を生み出したモーセが実はエジプト人だったという仮説も面白い。翻訳者で精神科医の渡辺哲夫氏がこの書の深淵を見事に解説されていて非常に役立った。

    最近、ナチスとユダヤ人のことが妙に気になりいろいろと読んでいくうちにこちらも面白そうだと気軽に手に取ってみたものの「精神分析入門」しか読んでなかった自分には、なかなかハードルの高い内容だった。

    ナチスの迫害から逃れてイギリスに亡命した際に執筆しただけに冷静な学術書というよりもユダヤ人であった自身のルーツに感情の揺らぎを感じる一冊。

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    2025年09月20日
  • 新訳 夢判断

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    夢の例が多すぎて途中挫折しそうになったが、話のテンポはよかったし、分かりやすい訳だったので、なんとか読み切った。
    夢が奥底に眠る望みを叶えようとしている、とか、無意識、前意識、意識の働きとか、どう証明するんだ?と思いつつ心当たりがあるところもあって、考えることが多かった。
    古典を読んだという達成感はすごい。フロイトの別作品や他の心理学者の著作にも挑戦してみたい。

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    2025年07月13日
  • フロイト、夢について語る

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    ・夢の仕事は4つあり、心理的な素材の(二つの観念の合一としての)濃縮、(面白い素材への)転換、具体的な準備作業、知覚内容の改竄
    ・あらゆる夢は利己的な動機から生まれる。
    ・夢を形成するメカニズムにおいて利用出来る論理的な関係は、現実世界に対する圧縮、類似、共通、一致のみである。
    ・夢の中では、あれかこれかそのどちらかという二者択一はない。「そのどちらも」しかない。
    ・現実性で見過ごされるようなつまらないことは、夢には出てこない。だから、強い感情に結びついた充足しなかった願望、罪の意識は夢に出やすい。
    ・例えば、知り合いの夫人が手を握ってきて「綺麗な目だね」と言ってきた夢は、プロポーズをしたシ

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    2024年06月24日
  • モーセと一神教

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    アテン賛歌(エジプト):汝のわざのなせるものはいかに多いことか。おお唯一の神よ、汝に比すべきものは他にない。汝は思いのままに世界を創造された。
    旧約聖書(ヘブライ):御業はいかにおびただしいことか。あなたはすべてを知恵によって成し遂げられた。地はお造りになったものに満ちている。詩篇104章

    アテン賛歌(エジプト):汝が西の果てに沈むとき、地は死のごとく闇にとらわれる。獅子はみなその穴より出で、這うものが出てきて人を刺す。
    旧約聖書(ヘブライ):太陽は沈む時を知っている。あなたが闇を置かれると夜になり、森の獣は皆、忍び出てくる。詩篇104章

    前14cアメンホテプ4。一神教を発明。その息子ツタ

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    2023年03月29日
  • 幻想の未来/文化への不満

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    西洋社会を規定していたキリスト教ならびに宗教のメカニズムを、文化からの制約に対する「一般に見られる強迫神経症のようなもの」、「集団妄想の一つ」とする、精神分析的宗教論。

    破壊的人間への回帰。

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    2023年02月19日
  • ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの

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    書き物のために急速に読んで急速に終わらせた感。
    三大親殺し文学とか発想が面白すぎるだろフロイトさん。

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    2023年01月21日
  • ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの

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    フロイトが精神分析的な観点から文学を読み解く論文集。「不気味なもの」が読みたくて購入。
    一見意味のわからない作品でも、色んな知識があれば深く考察できていいなぁと思った(小並感)

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    2022年06月27日
  • 幻想の未来/文化への不満

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    フロイトの作品の中ではかなり分かりやすい文章を選んだ3作品。フロイト精神分析のとっかかりとして、『文化への不満』から入るのは丁度いいと思う。

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    2021年09月28日
  • 精神分析入門(上)

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    自我とは自分の意識のことであり、意識は理性でコントールできる。自分の行動は自分の意識で理性的に決めている。デカルト

    意識された部分(理性や合理性など)は表層的なものに過ぎない。自我の意識の活動にのぼらず、自覚されていない心の奥底がある。無意識。潜在意識。無意識の内容は夢などに現れ、起きているときは意識の底に沈んでいる▼幼い子供にあるのは本能的な欲動だけ。成長するにつれ本能的な欲動を抑える道徳・社会規範を身に着ける。「自分」という意識(自我)が生まれ、本能的な欲動と道徳・社会規範とのバランスを取れるようになる。本能的な欲動が充たされないとき、人は社会的価値の高い欲求に置き換えて昇華させる(芸術

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    2025年11月04日
  • フロイト、夢について語る

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    夢の解釈は多分に恣意的でオカルト的である。やはりオカルトの域を超えないが、原因ー結果の科学の方法に忠実であろうとするフロイトの説明は納得できる部分も多い。いまだにブラックボックスである心の分析は解釈学に過ぎないのか。どのように人間はこの最大の課題の解決の向かっていくのであろうか。

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    2021年06月07日
  • 幻想の未来/文化への不満

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    光文社古典新訳文庫 フロイト 宗教批判論文3編。

    キリスト教の抑圧性や神経症患者との共通性から、宗教や文化を批判する論調。3編が共通テーマであり、フロイトのユダヤ人問題や宗教論を理解できる構成。中山元 解説のおかげで読めた。

    随所に 科学重視、合理主義、個人主義の立場から、キリスト教批判は見受けられる。


    各論文のテーマとアプローチ
    *幻想の未来
    宗教は幻想であり、科学に未来を託する論調。強迫神経症とキリスト教儀式の共通性からアプローチ

    *文化への不満
    キリスト教道徳の抑圧性が文化への敵視、不満とする論調。欲動論からアプローチし、文化の発展は人間の種の生存を賭けた闘いであるとした

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    2020年02月23日
  • 新訳 夢判断

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    (現実も含めて)「主観」で捉えた現象に対して、さらに「主観的に意味づけをする」とはどういうことか? フロイトは何にどのような意味づけをしたのか、という「夢」とは別のあたりがけっこうおもしろい。

    そもそも「意味を求める」とはどういうことか?「なぜ意味がある」と感じるのか、いうのも読んでてたのしい。

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    2019年10月07日
  • 人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス

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    ネタバレ

    フロイトとアインシュタインで往復書簡をしていた際に
    (当時ナチスが支配している戦争真っ只中あたり)
    「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」
    と当時50代のアインシュタインが70代のフロイトに問うわけですわ。
    もちろん返答に困るんだけど
    「文化の発展が反戦へ、そして平和主義になり戦争終焉へ向けることが出来る」という答え。
    そんな精神分析学者のフロイトが書いた著書を更に分かりやすく解説した本。
    と言っても小難しい話はちょっとなぁ…でもたまにはこんなのも読んでみるかと思いつつ読んでみた。
    タイトル通り「人はなぜ戦争をするのか」って結構直球の疑問。
    あぁまぁ確かにそうだよな、なんでだ

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    2019年03月06日
  • 精神分析入門・夢判断 (まんがで読破)

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    フロイトが自らの専攻を医学から精神医学に変え、その分野の開拓者として人々に影響を与えた後に、多くの批判を受けるまでに至った流れが描かれている。マンガであることに加え、ページ数が少なくコンパクトなため、非常に読みやすかった。

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    2018年05月16日