ジークムント・フロイトのレビュー一覧
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なんか、全然知らなかったけど、そうか、フロイトって、哲学者っていうより、心理学者だったんだ!て感じ(笑)。
タイトルに惹かれて買ったけど、初めの2章ぐらいが終わると、戦争の話そのものではなく、その裏にあるような精神構造の話になっていく。フロイトの当時の講義集みたいな感じ。
鬱病の研究とか、この頃から...続きを読むPosted by ブクログ -
フロイトによる文学分析の論文集。「小箱選びのモチーフ」は、三人娘でなぜ末娘が選ばれるのかの謎を解く。「幼年期と市と真実」では、ゲーテが幼い頃の思い出を分析。そして、「ドストエフスキーと父親殺し」では、ドストエフスキーの性格分析と父親との関係を描く。いずれも興味深い内容だった。Posted by ブクログ
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アインシュタインに問いに対して、なぜ人間は戦争をするのか考察した書簡。
支配者が持っている権力を暴力と言い切る。支配者は最終的には被支配者に対して暴力をふるうからだ。
それに対して被支配者は団結して権利を得る。
なのでお互いに利害関係が一致しないので争い続ける。
また、欲動(欲求のようなもの)には生...続きを読むPosted by ブクログ -
最後にリビドー登場。
夢の解釈について表も裏とも解釈できるのであれば、解釈者の主観によっちゃうんじゃないかと思いつつ、曖昧な人間の夢の解釈だからそれも致し方なしなのかな。
解釈者はあくまで補助者としてしか役割しか与えられないどいうことかな。Posted by ブクログ -
小さな兆候から物事を読んでいく姿勢には好感が持てるが、夢に出てくる様々なものを性的なものと解釈するのには少し抵抗があるし、リビドーによってすべてが成り立つとは思い難い。が、ものを考える姿勢としてはとても役に立つ一冊であると思う。Posted by ブクログ
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精神分析入門
小学生や中学生でも聞いたことのあるフロイト。
とうとう手を出してしまいました。
この一冊はフロイトの熱が込められていて、
わかりやすいように解説してくれているのがよくわかります。
晩年には彼の言うリビドーの意味は変化するも、
彼の考え方がよくわかる、
入門にはおすすめの一冊。Posted by ブクログ -
精神分析で知られるフロイトの論文3編。主に宗教批判とユダヤ教についての考察をまとめたもの。
文化とは、人間の生を動物的な条件から抜けださせるすべてのものであり、動物の生との違いを作りだすもののことであると定義する。
出版された時代の技術の進歩についても論じられており、宗教と文化との対比もされてい...続きを読むPosted by ブクログ -
かの有名なフロイト先生の本。
無意識の話題はもちろん出てくるが、私が特に着目したのは夢の部分。
何故夢を見るのか。夢は不安に悩む人に眠りを誘うために起こる現象だという考えが興味深い。要は寝るための麻酔ということか。
ざっと読みであまり頭に入っていないからこの評価に自信はない(笑)Posted by ブクログ -
ユダヤ教およびそれ以降の一神教が浸透した理由を解釈したフロイトの著書。
詳しくレビューを書きたいところだが、自分の無知のために理解できず。。。
ただフロイトが、神というものは存在せず、歴史の中で作り上げられていったものだと言いたいのだと主張していることは確か。Posted by ブクログ -
この著書は精神分析の父、フロイトの本です。
上下巻あるので両方一緒のことを書きます。
まあ、やっぱり難しいですね。一応最後まで読みましたが、夢診断やリンゴの木などは何とか理解できましたが用語や考え方がまだよく理解できませんでした。
でも夢診断などは面白いので少し読む分にはお勧めです。Posted by ブクログ -
この著書は精神分析の父、フロイトの本です。
上下巻あるので両方一緒のことを書きます。
まあ、やっぱり難しいですね。一応最後まで読みましたが、夢診断やリンゴの木などは何とか理解できましたが用語や考え方がまだよく理解できませんでした。
でも夢診断などは面白いので少し読む分にはお勧めです。Posted by ブクログ -
ジークムント・フロイトの三論文「幻想の未来、文化への不満、モーセと一神教」が乗っている。
宗教の成立を心理学的視点から考察しており、フロイトの論理構成は必ずしもわかりやすいものではない。宗教を否定しつつも大衆の道徳規範や大衆の規律のために必要だと論じている。
一貫してフロイトの前提が話を進める上...続きを読むPosted by ブクログ -
しかしここで指摘された矛盾のうちで、とくに重視されている矛盾について考えてみよう。人間は理性的な根拠にはあまり影響をうけず、欲動の願望に完全に支配されている存在である。だとすると、人間に欲動の充足を禁じて、理性的な理由を与えようとしても、意味があるのだろうかという疑問についてである。ただしこれについ...続きを読むPosted by ブクログ