ジークムント・フロイトのレビュー一覧

  • 精神分析入門(下)

    Posted by ブクログ

    錯誤行為、夢判断、神経症総論を収録した『精神分析入門』と、
    その後に書かれた補足的な意味をもつ『精神分析入門(続)』をおさめたのが、
    この上巻と下巻からなる『精神分析入門』です。

    それにしてもですよ。
    分析によって突き止められるのは大体において性にまつわることだっていうのが、
    本当かなという疑いとそうだそうだという頷きが半々に生じました。
    この講義(本書)は100年も前のものだけれど、
    性に対して現代的に取り組んでいて、いまもなお古びていないです。
    それはわいせつ性だとかタブー視とか、
    現在にもそのまま残っているものだし、
    そんななかでこれ以上進展しないところ近くまで研究した、
    フロイトの先

    0
    2015年01月20日
  • 精神分析入門(上)

    Posted by ブクログ

    錯誤行為、夢判断、神経症総論の前半を収録した上巻であるのが本書。それにしたって、分析によって突き止められるのは大体において性にまつわることだっていうのが、本当かなという思いとそうだそうだという頷きが半々に生じるようなことでした。100年前のものだけれど、性に対して現代的に取り組んでいて、いまもなお古びていないです。それはわいせつ性だとかタブー視とか、現在にもそのまま残っているものだし、そんななかでこれ以上進展しないところ近くまで研究した、フロイトの先鋭性があるからだと思いました。性は、生殖の妨げにならないようなバランスのとれたところでは、その分析は完成しているのかもしれないです、そう思いました

    0
    2015年01月12日
  • 精神分析入門(上)

    Posted by ブクログ

    夢に関する部分がほとんどでこの部分はあまり興味は無かったけど精神分析に必要なステップだと言い聞かせてなんとか読み通した。全体を通じて性的な事柄の記述が多かったので驚いた。

    0
    2014年09月04日
  • 人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    解説が確かに秀逸。
    先に読んでおいて損はないです。
    それでも、訳の仕方がいいせいなのか
    解説を読まずしてもそんなにつっかかるところは
    少ないですがね。

    人という生き物は、
    本当に不思議で、底知れなくて
    自分という存在すら難しいな、
    と感じます。

    うつ病のそれは、また違った見方ができる、
    という店で、すごく斬新でした。
    それと同時に、ショッキングな部分も
    出てきていましたがね。
    でも、的を射ているな、と感じました。

    私は一番、心的装置のところが
    惹かれるものがありました。

    0
    2014年06月19日
  • モーセと一神教

    Posted by ブクログ

    初フロイトにこの著作を選んだのは、偏に松岡正剛先生の千夜千冊での紹介文が面白かったからであり、せめて『トーテムとタブー』ぐらいは読んでおいたほうが良かったのだろうが、こればっかりは巡り合わせなので致し方あるまい。論理的整合性を保ちえないフロイトの仮説と、それを裏付けたいのか否定したいのかよく判らない葛藤と熱量の高さは、訳者による鬼気迫る解題も手伝ってか、精神分析という一見静的なジャンルにあって異様な迫力に満ちている。

    0
    2014年02月01日
  • 新版 精神分析入門 上

    Posted by ブクログ

    難しくて、「間違い」で一時中断。
    ただ、ことばの力がいかに強力であるかを認識できた。ことばの力を軽蔑してはならない。

    0
    2013年10月26日
  • 精神分析入門(下)

    Posted by ブクログ

    精神分析入門(下)

    (上)から16年ほど経ったあとの講義
    より内容が整理されており、
    暴走気味だったように感じられる彼のロジックが
    とてもリファインされているように感じられた。

    精神分析をより身近に感じられた一冊である。

    0
    2013年04月15日
  • ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの

    Posted by ブクログ

    いろいろな文学作品を精神分析的に解釈。それぞれの作品の説明もある程度されているけど、読んでないとわかりにくいかも。
    『詩と真実』が気になったのと、「不気味なもの」のタイトルは聞いたことがあったものの未読だったので読んでみた。heimlichとunheimlich、反意語なのに意味のかぶるところがあるってのがちょっと興味深かった。

    0
    2013年03月17日
  • 精神分析入門(下)

    Posted by ブクログ

    フロイトの中でもこの本は読みやすかった。
    精神分析の結果が真理かどうかは分かりませんが、
    答えを求めようとする過程が推理小説のようで面白い。
    心理学専攻以外の人にも一度は読んでほしいです。

    0
    2012年07月22日
  • 幻想の未来/文化への不満

    Posted by ブクログ

    本書からは1930年の『文化への不満』をピックアップした。文化•宗教論シリーズは、個人分析理論を社会集団にあてはめて汎用性を試したものだが、論述は様々に広がってゆき、フロイト思想の総体が見えてくる。
    また、各論的に、幸福論、ストレス学、美学、恋愛論、人格論などが内包されてもいて、リアリスト•フロイトの洞察には感嘆するばかり。近代の超克の人間的側面はすべてここから始まったと言いたくなる。
    エロスとタナトスの衝突が文化の本質という定義を、さらに考え続けなければならない。

    0
    2011年12月30日
  • 精神分析学入門II

    Posted by ブクログ

    前巻に比べるとやや内容がわかりにくくなっているが、とは言ってもあくまでも入門なので、さほど込み入っていないから問題なく読めるかと思います。
    錯誤行為から夢、夢からノイローゼというふうに、つながりを持たせつつ題材を替えて論が展開されているので、始めから続けて読むことで段々と理解を深めることが出来るでしょう。

    内容についていえば、ノイローゼについてよりもⅠで扱っていた夢の件の方が面白かったです。
    このⅡだと、「不安」の講が興味深い。
    不安の原初体験を〈出産行為〉に求めるというのは、そんなとこに求められてもたまんないなと思いつつ、いかにもフロイトらしい発想で面白い。

    0
    2011年12月18日
  • モーセと一神教

    Posted by ブクログ

    ユダヤ人であるフロイトが、ユダヤ教に対して大胆な論を展開していることが興味深かった。
    聖書の内容には神話的な部分が多々あるが、本書のように論理的に分析すると、改めて納得できる物語になってくると感じた。
    本書前半はモーセの歴史的位置づけなど面白く読めてたが、中盤以降、精神分析的要素が多くなってきて、用語も普段馴染みのないものなので、内容理解が苦しくなってきた。

    0
    2011年08月17日
  • 精神分析学入門II

    Posted by ブクログ

    下巻は「第三部 ノイローゼ総論」。上巻と比べるとわかりにくかった。第27,28講で語られる感情転移の話が面白そうだった。これを展開している本ってないかな。

    0
    2011年01月26日
  • 精神分析学入門I

    Posted by ブクログ

    精神学者フロイトの考えをまとめたもの
    まぁ・・・雑学です。えぇ、使いませんが。自分自身を見つめるのに役に立つかも・・・?

    0
    2010年06月28日
  • 精神分析入門(上)

    Posted by ブクログ

    心理学や精神のほうに進もうと
    考えていた時期が会ったので、これも
    高校のときに読んだ。大変だった。
    逆にユングのことを知っていけたのは
    自分にとって幸運だった。

    0
    2009年10月04日
  • モーセと一神教

    Posted by ブクログ

    20世紀の重要人物であるフロイトについて知識をつけたいな、と思って読み始めた本。
    フロイト晩年の作で、役者曰く、この本読まずしてフロイトは語れない、という。
    実際、エス論者の彼が、ユダヤ人としての意見を述べ、冷徹な観察者でいられなくなっている文体が特徴。

    実際、私がこの本を1度で理解できたなどということはありえず、
    再読しなくちゃなぁ。・・と思う次第です。

    モーセは実はエジプト人だった、という仮説にそって展開されている。
    このあたりの仮説にそった話の展開がとても面白かった。
    ありえる!というか、そうかも! と思い始めました・・・笑。


    2008,april

    0
    2009年10月04日
  • 精神分析入門(上)

    Posted by ブクログ

    往年の名著、精神分析入門です。
    難解としか言いようがない・・・
    大家でなければ読もうとも思わない作品ですね。
    ただところどころ「なるほど」と思わせる場面がありました。
    そういう意味でも原著に当たるのは価値があるかと

    0
    2009年10月04日
  • 精神分析入門(上)

    Posted by ブクログ

    上下巻 いうまでもなく必読書。
    ただし、フロイトは性的虐待は幻想であると言っています。時代の限界かな。

    0
    2009年10月04日
  • モーセと一神教

    Posted by ブクログ

    ・「モーセはエジプト人だった」または「モーセがエジプト人だったら?」
    ・「ユダヤ教の元ネタはイクナートン(アクエンアテン/アメンホテプ4世)のアトン(アテン)信仰」
    みたいなことがつらつら書いてあるジークムント・フロイトの遺著。
    あとはユダヤ教発発生の経緯(考察)とか。

    0
    2025年02月07日
  • 精神分析入門(下)

    Posted by ブクログ

     下巻では、これまで取り上げた内容を改めて考えてまとめた続精神分析入門も収録。また、最後のほうでは、科学と宗教、哲学の違いや当時流行していたマルクス主義の問題点を取り上げるなど、フロイトの哲学、思想が垣間見える。

    0
    2024年12月31日