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Posted by ブクログ 2020年03月23日
国民的作家司馬遼太郎は大阪の出身。本書の主役明石家万吉には筆者の祖父の生涯が反映されているという。町人の街大阪から見た明治維新。
「手掘り日本史」に紹介されていたのを機に本書を手に取る。江戸とは異なり大阪は一部の町奉行のほかはほとんどの町人の街。司馬遼太郎が大阪の出身ということもあり、心地よい関西...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月05日
久しぶりの司馬遼太郎さん。
動機は単純で、折角だから大阪に住んでいる間に再読しようかな、と。
地名に馴染みがあって雰囲気がわかるだけでも、結構違うものです。
司馬遼太郎さんの長編は中学生くらいまでに、もうホントにほぼ全部読んでいて、これもそうです。
ただ、改めて読み直すと、「いやあ、この面白さは絶...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月16日
どうも良いですね。やはり司馬さんは性に合いますね。
しかも司馬さんの作品の中でも、私の好みからすれば1、2を争う作品です。
最近の作家さんの作品を読むと、ショーウインドに飾ってる服を眺めて「良いな〜」って感じ。ところが司馬さんの作品だと、それを着て肌にしっくりなじんだ感じがします。
司馬さんといえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月12日
いや。テンポがいい。スラスラ読める。
司馬遼太郎の筆がさえている。
幕末の 転換期に 極道として 生きる。
素手にして闘うことは,殴られることだ。
それに耐え抜いて 評価を得る。
こんな男は 命がいくつあっても 足りないぐらいだ。
知恵よりも覚悟。
身体よりも命。
江戸幕府の侍たちの 情けなさが...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月23日
「そんなこと」
小春は当惑した。めっさと惚れるな、といわれたところで、どうにもならぬことだ。
「深いのはいかん」
情愛の深いのは、である。
「サラサラと行け。万事、水が浅瀬を流れるがごとくさらさらと人の世を過ぎてゆく。そいつで行ってもらいたい。淀みの水のようなおなごは、わいはきらいや」
「さあ」...続きを読む
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