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累計260万部!大人気シリーズの最新文庫
八咫烏の一族が住まう世界「山内」。
幼くして即位した金烏代・凪彦に相応しい伴侶を決定する、后選びの儀式が幕を開ける。
貴族たちの家から四人の姫君が送り込まれるが、若い凪彦の目に留まったのは絶世の美貌をもつ男装の下級官吏だった。
支配する者とされる者――華やかな宮中でそれぞれの思惑が交錯する!
累計260万部突破&アニメ化で話題になった大人気和風ファンタジー、第10弾。
単行本 2024年2月 文藝春秋刊
文庫版 2026年5月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
全巻最終、予告のように登場した新たなる主人公、『傾城の落女』澄生(すみき)の生活。
並行して金烏の正室を選ぶ登殿シーンから始まる。八咫烏シリーズ第1巻を思い起こさせるような雅な色調と姫君の実家の静かな攻防。
巻が進むにつれ、とびきり美しい澄生が勢いを増してしたたかになる。
一方、金烏代凪彦は博陸候(雪哉)に疑問を持つまで成長させられてゆく。
「この世には、知らなかった罪、知ろうとしなかった罪がありますが、私は知った上でそれを見なかったことにした罪こそが重いと考えます」
「確かに、民に政を任せるのは、完全無欠の方策とは言えません。でも専制を許された君主によって暴虐の限りをつくされた者がそれ以上にいるということを、閣下は都合よくお忘れなのではありませんか?」
風刺をこめた政治色の強い台詞がちょくちょく見えた。
澄生に関しては、巻末に「やはり‼︎」と嬉しいことが2つも!続巻の楽しみが増えた。
一方、政治の実権を握り本音が見えない太々しい博陸候にため息をつき、可愛かった少年時代の雪哉が恋しくなった。また2巻も読み直さねば。
Posted by ブクログ
やっぱり入り込めますね、このシリーズ。
また貴族側のお話となり、新たな金烏代の皇后選びが始まります。若宮時代の面々がいないのは、シリーズ前半を何度か読み直した者としては、とても寂しい時節の物語です。
が、新たな面々も、いじらしく、子憎たらしく、愛嬌があって、なかなかいい感じです。シリーズ通してダークな雰囲気がありますが、今回は小休止のように、軽快で読みやすいと思いました。
とはいえ、とにかく雪哉が気に入らんですね。なんだこいつ。若い頃のひねくれながらも人への優しさが見えた頃が見る影もありません。
茂丸さんがとても惜しまれます。彼が生きていてくれたらと、この巻になっても思ってしまいます。
今回は、はじめ君がやってくるまでの話の経過が分かり、次に期待を持てる終わり方で非常に満足。
次から、長束兄さんやはじめ君が、雪哉を懲らしめてくれることを楽しみにしています。
「長さん、安さん、懲らしめてやりなさい!」
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