息子と狩猟に(新潮文庫)

息子と狩猟に(新潮文庫)

小説・文芸
572円 (税込)

2pt

小学生の息子を連れて鹿を追う週末ハンターの倉内と、トラブルで死体を抱えた詐欺集団のリーダー加藤。獲物を狙う狩猟者と死体遺棄を図る犯罪者が山中で出くわしてしまった――。息もつかせぬ展開と圧倒的リアリティに痺れる表題作。世界最難関の雪山で飢えと寒さに蝕まれていく極限の状況下、人の倫理観の矛盾を鋭く問う短編「K2」。サバイバル登山家が実体験を基に描く唯一無二の犯罪小説。(解説・杉江松恋)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    息子と狩猟に(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    813363
  • 電子版発売日
    :
    2020年06月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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息子と狩猟に(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作者の世界との向き合い方を物語という形を通してトレースしていく。生きることと死ぬことは、遠くにあるようで、紙一重なほどに近くにある。どちらも特別ことではない。日常のひとコマなのだ。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    表題作とK2を舞台にした小説が、二つ収録されています
    発売当初にも読んで、今回、再読した
    当時は、著者の「サバイバル家族」のような実録エッセイを期待していたのですが、よく下調べをせずに買ってみたら、小説で肩透かしを食らった気持ちで、読みました
    だからか、表題作へ気持ちが入り込めず、そういう風にはならないんじゃないのかなぁと、少し距離を置いた感覚で読んでいたことを覚えています
    それが、久しぶりに読んでみたら、実に面白かったです ちょうど他に、ホラーの面白い小説を読めた直後だったので、初めて読んだ時とは違い、小説に入り込んで読めました 登場人物の経歴も、小説の中では、その人物が歩んだ歴史として、その人物にとって捉えている「自認」の話だと思って読む事できました
    表題作の中で、主人公たちや相手方の関係性が、重なる部分にある、人間社会に通底する価値観が、揺れ、時に削れる瞬間が堪りませんでした、所詮は、ルールやマナーや法律なんて虚構の力関係で、生き残れれば正義として、「自認」する歴史を残せるのだと思いました。
    K2の話は、山の中で、過ごす乏しさと詫びしさや、無力さが漂っていて、これで、もう登山をしない人生を選べるなぁと自信と決意を再確認できました、山、危ないですから、登りたくないんですけれども、憧れはありますから、だから、登山家の価値観を吸収して、麓まで行く動機と選択肢を消す効果がありました 山、危ないですから。
    読み応え抜群のオススメの小説です!
    著者に興味を持たれた方は、続けて「サバイバル家族」をオススメします

    0
    2026年06月15日

    Posted by ブクログ

    「息子と狩猟に」

    週末ハンターと詐欺師の対比
    「獲物」を追う両者
    人と人以外の動物の違いって?

    「K2」
    登山の話
    小説を読んでて、息苦しくなったのは初めて
    本読んでたはずがランニング後みたいな感覚に笑

    何回も読みたい

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    人間と動物、同じ1つの命なのに価値や重さに違いがあるんだろうか。人間は殺してはいけないけど動物は許可があれば殺しても良い。その違いって、何だろう。倫理的に当たり前のことかもしれないけど、正面から向き合って考えたら明確にその理由や根拠を言語化するのって簡単ではない。人間社会で生活していたら疑問にも思わないことを自然の世界の中で生きる時間を持つ筆者が突き付けてくる感じ。ハラハラする展開にスリルを味わいつつ、読後にズッシリと考えさせられた。

    0
    2021年02月13日

    Posted by ブクログ

    2020年のベスト1
    生きること、つまり殺すことの正当性と猟奇性。
    スパッと切れ味が凄い。面白かった。

    0
    2020年11月01日

    Posted by ブクログ

    オープニングのおれおれ詐欺のシーンが何となく好みに合わなくて、ちょっと寝かそうかと思ったけど山に入ってからの展開は凄かった!
    心臓バクバクし過ぎて、本文入ってこなくなって、何度も読み直しながら読んだ。こんなに心拍数あがるのはマイケル・コルレオーネがソロッツォとルイズで会うシーンを観る時くらいだよ!!
    狩猟やる友達に読ませて話聞きたい。

    K2
    こっちもすごい。運命を分けたザイル的な話かと思ったら予想外の角度から殴られた。統計通り3割3分の結果がそこにあって良かったのか悪かったのか。勿論良かったんだろう。。。

    0
    2020年06月27日

    Posted by ブクログ

    父親の葛藤と後半の場の空気の緊迫感が良かった。また、死生観について考えさせられる興味深い内容だった。

    また、同じく収録されていた「K 2」は、生き延びるためにあらゆる手段を尽くす2人のとった行動に驚いた。

    どちらの作品も後半の展開が面白かった。

    0
    2020年05月27日

    Posted by ブクログ

    著者初のフィクションは意外にもポップで嬉しい誤算!

    服部文祥さんを有名にしたといえる、サバイバル登山関連のノンフィクションは以前に読んでいましたが、この『息子と狩猟に』は服部さん初の小説とのこと。死生観が伝わるようなノンフィクションさながらの作風なのかなと思ったのですが、意外や意外しっかりエンタメしていて(エンタメを軽視している訳ではないです)素直に面白いと思える読後感でした。もちろんそういった死生観や、命を奪う行為について考えさせられるものではありましたが、けして重厚な手触りではありません。

    特殊詐欺グループのリーダーと、週末狩猟をする男とその小学生の息子。全く別々の人生が、ある一点に向けてじわじわと近づいていき、二つの視点の入れ替わりがだんだん早くなり、ついに交差した瞬間に物語はクライマックスを迎えます。読み始めから、並走する二筋のストーリーがいつどこで交差するかワクワクさせてくれました。

    むしろ併載の短編「K2」のほうが、読む前に私がイメージした作風に近いけれど、それでも予想以上にしっかり盛り上がりのある展開や構造で、小説として楽しめるものでした。

    登山家というイメージもあり、俗っぽさを遠ざけ、やや難しく重たい作風なのかなと思ったけど、まさかここまでポップだったなんて嬉しい誤算でした。

    0
    2024年01月15日

    Posted by ブクログ

    詐欺と狩猟のシンクロニシティをテーマにしたタイトル作と、エベレストに次ぐ標高を誇るK2登頂にまつわる恐ろしい秘密を題材にした小説を収納する著作。いずれも著者ならではのリアリティ溢れる文体で極限時における人間の心理状況を見事に炙り出した佳作。

    0
    2020年06月06日

    Posted by ブクログ

    著者はサバイバル登山家とのこと。臨場感が半端ない。中編が2つ、どちらも生きることに直結した話だった。

    0
    2023年01月18日

息子と狩猟に(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    息子と狩猟に(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    813363
  • 電子版発売日
    :
    2020年06月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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