リウーを待ちながら(1)
  • 完結

リウーを待ちながら(1)

759円 (税込)

3pt

富士山麓の美しい街・S県横走市──。駐屯している自衛隊員が吐血し昏倒。同じ症状の患者が相次いで死亡した。病院には患者が詰めかけ、抗生剤は不足、病因はわからないまま事態は悪化の一途をたどる。それが、内科医・玉木涼穂が彷徨うことになる「煉獄」の入り口だった。生活感溢れる緻密な描写が絶望を増幅する。医療サスペンスの新星が描くアウトブレイク前夜!!

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  • リウーを待ちながら(1)
    完結
    759円 (税込)
    富士山麓の美しい街・S県横走市──。駐屯している自衛隊員が吐血し昏倒。同じ症状の患者が相次いで死亡した。病院には患者が詰めかけ、抗生剤は不足、病因はわからないまま事態は悪化の一途をたどる。それが、内科医・玉木涼穂が彷徨うことになる「煉獄」の入り口だった。生活感溢れる緻密な描写が絶望を増幅する。医療サスペンスの新星が描くアウトブレイク前夜!!
  • リウーを待ちながら(2)
    完結
    759円 (税込)
    横走を襲った「悪魔の細菌」は、より狂暴に変質。抗生剤の一切効かなくなった患者に対し、医師たちには為す術が無く、死者の数は激増する。さらにSNS等による悪意・風評の拡散が、人々に精神的な苦痛を与える。これ以上ない絶望的な状況のなか、それでも医師・玉木、原神、そして横走市民は懸命に働き、愛し、そして──。新鋭・朱戸アオによる医療サスペンス、緊迫感横溢の第2巻!!
  • リウーを待ちながら(3)
    完結
    759円 (税込)
    横走市を封鎖した後も感染拡大は止まらず、死者の数は1万人を超え尚も増え続ける。疲労困憊する医師たちに出来ることは、「敗北をよりマシな敗北に、絶望をよりマシな絶望に」することくらいだった。そんな中、横走からの脱走を手引きする者が現れ、その脱走者リストが週刊誌にスッパ抜かれるという事態が……それは更なる悲劇へと繋がっていく。暗闇に光は射すのか? 各所で絶賛された、パンデミック物の新マスターピース完結!

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リウーを待ちながら(1) のユーザーレビュー

新型コロナウィルスの感染拡大で、改めて注目された本作。
自衛隊演習の爆音で主人公の女性が目を覚ます1ページ目からしばらく彼女の日常が描写され、彼女が横走中央病院に勤める医師であること、その横走中央病院があるS県横走市は富士山麓に位置し、冒頭の演習が行われた自衛隊の駐屯地と病院とは近いことが示されます。そして、駐屯地に所属する隊員と思われる男性が吐血して病院の敷地内で倒れているのを発見されるところから、怒涛のようにストーリーが展開していくのですが、まるで新型コロナウィルスのような感染症が日本でも猛威を振るうことを想定していたかのように、どこかで最近見たような描写が次々と現れ、その合間合間にふとした日常生活の描写が挟まれることでかえってリアルさが増して、正直に言うと気が滅入るところもあるかもしれません。
情報統制、緊急事態宣言、都市封鎖、感染者や感染者が多い地域に対する差別や誹謗中傷などはまるで予言の書のようにも感じられますが、改めて読み直してみると、人間の本質はいつまで経っても変わらないということなのかもしれないと思わされたりもします。
タイトルにある「リウー」は、本作と同様にパンデミックを描いたアルベール・カミュの代表作『ペスト』の中で病と格闘する医師の名です。私たちは果たして、リウーのように、そして主人公のように振る舞うことができるのでしょうか。
本作は全3巻ですので、一気読みもできると思います。未読の方はぜひ読んで、いろいろと考えてみてください。テレビドラマ化もされた同じ作者の作品『インハンド』も、非常におもしろい医療マンガですので、あわせておすすめします。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月18日

    未曾有のパンデミックで、これがコロナ禍よりも数年前に描かれているところがすごい。
    こんなことが起きるなんて思ってなかったけれど、この物語と同じような状況に陥り、いまは致死率は下がったものの、コロナは継続中、、、。
    簡単に平凡な日常は崩れるんだな、と物語と現実共に感じた。
    医療従事者であるため、他人事...続きを読む

    0

    誠実であること

    2022年07月27日

    コロナの前に発売されていたことが驚き。
    アウトブレイクは、映画や漫画で良く題材にされて描かれているけど、
    その時、人としてどう生きるのか。
    今だからこそ、読みたい作品。

    #アツい #ドキドキハラハラ #怖い

    0
    購入済み

    時節を超えて人の心の奥底へ響く

    2022年01月02日

    コロナ禍の時節がら非常にタイムリーな作品ではある。しかし、レベルの高いストーリー内容は、時節を超えて人の心の奥底へ響く。パニック 危機になったときこそ、その人の実力、本性が現れるということをしみじみ感じた。絵柄はさほどうまいというわけではないが、極端にグロテスクにならず、読みやすい。

    0
    購入済み

    ドキドキの展開

    2021年07月08日

    海外に駐留した自衛隊がもちこんだペストにより、地方都市が感染で大変な事態になる話。次は何が起こるのか、目が離せない展開でとても面白い。

    0
    購入済み

    コロナ

    2020年07月10日

    三年前に出版された本。ある日突然致死率の高い肺ペストが日本に持ち込まれた。空気感染し、次々と人が死んでいく。肺ペスト菌とコロナウイルスの違いはあるが、本の中で起こっていることは今世界中で起こっていることに類似していて興味深い。

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月17日

    自衛隊の演習場を抱える街で、一人の自衛官が病院の前で倒れたことから始まる感染症の恐ろしさを描いた作品。1巻では、最悪の方向へじわじわと事態が進んでいく。感染力、致死率の高い感染症ということが、徐々に判明していく。現実には起きてほしくない展開に、目が離せない。

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月15日

    イブニング連載を読んでいた。
    新型コロナウイルス感染症の流行が始まったころ、この作品を思い出した。
    あらゆる符丁が予言のように描かれている。
    カミュのペストも併せて読みたい。

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月19日

    あらゆる天災に対して無力かもしれないが、事が起こってからでは遅いのかもしれないが、それでも何かせずにいられない、絶望に立ち止まってるだけでは嫌だ、と心を奮い立たせる事が出来るのも人間なんだなぁ…辛い苦しいと言いながらも生きるのが人間かも。

    1

    2019年05月20日

    0
    購入済み

    2021年07月18日

    今の時代、このまんがが完全なフィクションの世界には思えないですね。。。
    前から気になっていた作品なので、面白く読みました。

    0

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