重耳(上)

重耳(上)

737円 (税込)

3pt

黄土高原の小国曲沃(きょくよく)の君主は、器宇壮大で、野心的な称(しょう)であった。周王室が弱体化し、東方に斉が、南方に楚が力を伸ばし、天下の経営が変化する中で、したたかな称は本国翼(よく)を滅ぼして、晋を統一したが……。広漠たる大地にくり広げられる激しい戦闘、消長する幾多の国々。躍動感溢れる長編歴史小説全3巻。

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重耳 のシリーズ作品

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  • 重耳(上)
    737円 (税込)
    黄土高原の小国曲沃(きょくよく)の君主は、器宇壮大で、野心的な称(しょう)であった。周王室が弱体化し、東方に斉が、南方に楚が力を伸ばし、天下の経営が変化する中で、したたかな称は本国翼(よく)を滅ぼして、晋を統一したが……。広漠たる大地にくり広げられる激しい戦闘、消長する幾多の国々。躍動感溢れる長編歴史小説全3巻。
  • 重耳(中)
    770円 (税込)
    称(しょう)の孫重耳(ちょうじ)は、翼攻めに大功をたてた。雄偉な体躯の心穏やかな公子で、狐氏(こし)から妻を娶り、その一族の厚い庇護を受けていた。称の死後晋の君主となった詭諸(きしょ)は、絶世の美女驪姫(りき)に溺れ、奸計に嵌まって重耳たち公子を殺そうと謀る。逃れ出た重耳と家臣たちの、辛酸の日々。晋の国内は大きく乱れていく。
  • 重耳(下)
    770円 (税込)
    晋の内乱が鎮静し、重耳の弟夷吾(いご)が素早く君主に納まったが、軽佻不徳に人心は集まらず、重耳の帰国が切望された。刺客の魔手を逃れながら、飢えと屈辱の、19年1万里の流浪の末、ついに重耳は晋を再建し、やがて中国全土の覇者となった。──春秋随一の名君を描く、芸術選奨文部大臣賞受賞の名作。

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重耳(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年05月09日

    春秋時代の晋の公子・重耳、後の覇王・晋の文公の若かりし頃を描く、宮城谷作品の代表格。重耳の人徳に焦点が当てられ、公子として流浪の日々を過ごした時期に周囲にどのように支えられ、覇者・文公が誕生していったのかが描かれている。

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    Posted by ブクログ 2009年11月07日

    古代中国を舞台とする宮城谷昌光作品はどれを読んでも主人公に引き込まれす。この作品の主人公は中国春秋時代の覇者(春秋五覇といわれる)のひとりである晋の文公。内乱によっていったんは国を追われた重耳が苦難の末に帰国して春秋時代隋一の名君となるまでの物語。文庫本では3巻セットです。少しずつ時間をかけて読みた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    「砂と星の国 晋」
    ロマンチストな表現にどれだけ明るくて素敵な国なのだろうとの想像を裏切り、
    その誕生から成長まで血にまみれている、なかなかハードな国。

    重耳というタイトルなのに重耳の祖父、称の国力増強から物語が始まるところに宮城谷さんらしさを感じる。
    食前酒、前菜、パン・・・とメインを待っている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    流浪の王子から王となった重耳の物語。彼を彩る人々がとても魅力的なんだけど、それらを魅了した重耳の人格が、やはり素敵なのだなと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    一言で言うと船頭の様な人かと。
    家臣と時の二つの流れに逆らわずに、
    でもチャンと主導権は握っているところが
    純粋に凄いかと。話を聞くという事がどれだけ大事なのかと身につまされた。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    傑作の誉れ高い作品だけあって満足の出来。主人公は春秋五覇の1人、晋の文公だが、話はその二代前の王から始まる。王たちはもちろん、その家臣団も含めると非常に多数の登場人物がいるが、各々豊かな個性が与えられていてさすがである。
    王の性格が、そのままその代の晋の姿に表れており、その意味で上中下巻それぞれ違っ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    春秋五覇の一人、重耳(文公)の物語。
    私を中国古代歴史時代小説の世界にはまらせた本です。
    狐突がかっこいいです。
    そして申生に泣きました。上中下巻。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    なんといっても、重耳のおじいちゃまがいい!!先見を見る眼を持っているんだねー。重耳の人柄の良さは天下一品です。私も付いて行って無い知恵を絞り出したいくらいです。

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月27日

    中国春秋時代の晋の文公である重耳の物語。描写の濃やかさと人物の熱さで、宮城谷先生の歴史小説には毎回楽しませてもらっている上に、歴史の勉強にもなる。

    上巻では、晋が周によって封じられてより、翼の本家と曲沃の分家の二つに分立し、重耳の祖父である称が粘り強く宮廷工作を進めて本家の翼城を落として統一すると...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年03月17日

    重耳のお祖父ちゃんである称が、晋を一人前の国として認めてもらえるように頑張る話。
    称という人は野心家で、すごくよく考えて、よく働く。

    重耳は、聖人君子な兄の申生や、おとなしい優等生な弟の夷吾とは毛色が違って、特に目立ってすごいという訳ではないのだが、素直で、大器という感がある。
    器量という点では、...続きを読む

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