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見渡す限り無人の荒野を突き抜ける道路、その脇に横転しているジムニー。
運転席のドアをバカッと開けて顔を出し、「嘘だろ」とつぶやくサングラス姿の男。
まるで映画のオープニングのようなシーンからこの作品は始まります。
第1話では、横転したジムニーのシーンから、男がジムニーの中を整えて一晩過ごし、夜が明けてから道路を通る人を捕まえてジムニーを起こしてもらい、再び走り出すまでを、ただひたすら描きます。男がどうやら車と意思疎通をしているような様子や実在するのかどうかよくわからない女がウロウロする様子が合間に描かれるものの、ここがどこなのかも男は誰なのかもまったく説明されません。ロードムービーものなのかしら…と思わせておいて、この後いろいろなことが説明されていくのですが…本当に、少しずつ少しずつで、しかも、ロードムービーかと思えばミステリーのようで、ミステリーかと思えばラブストーリーのようで、ラブストーリーかと思えばサイコホラーのよう…先が気になってしょうがない!!
とにかく言えることは、これを読んだら絶対にアイスランドへ行きたくなる、ということです。ジャンル問わず、とにかくおもしろいマンガが読みたい!という方におすすめ。
車と会話できる主人公がアイスランドで探偵をする物語
ミステリー要素はあまりなくほぼ1話完結に近い形式、、と思ってたら後半からこの物語の主題が見えてきた
想像してた話とは違ったけどこれはこれで面白い
Posted by ブクログ 2023年09月27日
アイスランドが舞台。現在は6巻まで刊行
たまに日本にも帰国するけど。
入江先生の描く絵が昔から大好きで、前作「乱と灰色の世界」完結後初の新作。
祖父の家に住み着いている傍ら、探偵業を生業に生活しているケイ。
探偵業を通じてアイスランドの人々の生活に触れていく。
とにかく景色や生活描写が美しく、素晴...続きを読む
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