天涯の船(下)
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天涯の船(下)

781円 (税込)

3pt

実業家として成功した光次郎は、造船業でも名をあげ、片やミサオは、戦時下のヨーロッパで子爵夫人の地位を守る。時を経て二人は再び出会い、光次郎はミサオの導きで精力的に絵画収集に乗り出す。夢を追いかける男、苦難を乗り越えた女。いまなお胸に秘め続ける、互いへの想いが遂げられる日は来るのか。二つの大戦のはざま、時代の波に翻弄されながらも、希望を失わなかった愛の絆。

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天涯の船 のシリーズ作品

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  • 天涯の船(上)
    737円 (税込)
    日本が近代化への道を急いでいた明治17年。下働きの少女ミサオは、米国への留学船で、姫君の身代わりに仕立てられていた。船酔いと折檻まがいのしつけの日々。が、ある夜ミサオは、運命の人・光次郎に出会う。上陸後、美しく成長したミサオは、青年光次郎と再会するが、皮肉にもオーストリアの子爵家の血を引くマックスに求婚され、二度と日本に戻らぬ決意で欧州へ嫁いで行く。
  • 天涯の船(下)
    781円 (税込)
    実業家として成功した光次郎は、造船業でも名をあげ、片やミサオは、戦時下のヨーロッパで子爵夫人の地位を守る。時を経て二人は再び出会い、光次郎はミサオの導きで精力的に絵画収集に乗り出す。夢を追いかける男、苦難を乗り越えた女。いまなお胸に秘め続ける、互いへの想いが遂げられる日は来るのか。二つの大戦のはざま、時代の波に翻弄されながらも、希望を失わなかった愛の絆。

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天涯の船(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年03月22日

    今のように渡航が一般市民には到底考えられなかった時代。これは、まさに大海を挟んだ大恋愛小説。そのスケール感も壮大。

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月30日

    7年ぶりに読みました。
    やっぱり、面白くてページをめくる手がとまりません。前は前半の方が面白いかとおもったけど、今回は7年という月日を経たのもあって、下巻で、二人が年を重ねてからの恋愛がうらやましいとさえ思ってしまった。
    光次郎~、ナイスです。

    0

    Posted by ブクログ 2013年01月10日

    面白かった~。夢中で読みました。ある女性の一代史。大正ロマン、時代を背負った船会社社長との運命の出会いと一生をかけた恋!面白すぎて、紹介分が実にありきたりになりましが、お勧めです~

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    Posted by ブクログ 2012年11月07日

    日本とヨーロッパ、激動する時代の流れに翻弄されながらも強く生き抜くミサオと光次郎。
    下巻は、何度も別れ、何度も再会する二人の苦しくてせつない恋が描かれている。なんと数十年越し…。生涯の大半をその人を想いながら、遠く離れて暮らし、背負っているものの大きさに、なにもかも捨てて結ばれることのかなわない恋人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    上下巻合わせると1000ページ近い大作です。
    明治17年から昭和8年ころの米国、日本、欧羅巴を舞台に時代の波に翻弄される二人の互いに対する想いが胸に迫ります。特にやっと二人がお互いの思いについて素直になったときは、ほっとしました。出会ってから40年後くらいでしたが・・

    物語は、ミサオの養子で、姪の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月10日

    時代が2人の運命を狂わせたけれども、その時を生きた人の中では進んだ2人だったが、男女の中だけはそうはいかなかった。
    関西人としては、とても読みやすいお話。

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    Posted by ブクログ 2017年04月20日

    女性は、内に秘められた思いや決意をかかえて、長年生きていけるものなんだと強く感じられる作品。
    あとがき児玉清さんなのも感慨深い。

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    Posted by ブクログ 2012年09月13日

    「下」はいささかスピードが落ちる。
    幾分現実感が薄れる。

    しかし、自分には関係のない「おはなし」として、充分楽しめる。

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月18日

    夏休みに長い本を読んだ学生気分が懐かしい!ってなわけで『エデンの東』に続いて読みました。

     『天涯の船』玉岡かおる

     エデンよりは短いんですけど上下巻1000ページもあるし、明治大正昭和にわたり時代背景も長く、スケール大きく、波乱万丈盛りだくさんの物語でした。

     はじめにきらびやかな宝飾品がミ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月11日

    激動の人生を綴った前編から、後編はメロドラマっぽい感じになりました。
    「縁」というよりは、ご都合主義的な感じを受ける場面が多々あった。
    そもそも、前編で光次郎さんが男気を発揮していたら、このすれ違い状態にならなかったんじゃないかと思うとすっきりしない。
    光次郎さんは、それができる立場だった筈なので、...続きを読む

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