監督 小津安二郎〔増補決定版〕

監督 小津安二郎〔増補決定版〕

1,485円 (税込)

7pt

4.5

「残された作品の画面に何が具体的に見えるか、そしてそのイメージが、見るもののフィルム的感性をどのように刺激するかを論じてみたい。つまり、現実のフィルム体験として生きうる限りの小津安二郎の作品について語ってみたいと思う」(本書序章より)。人々がとらわれている小津的なるものの神話から瞳を解き放ち、その映画の魅力の真の動因に迫る画期的著作。本文庫は、小津の生誕百年(2003年)を機に旧版へ三章を増補した決定版である。名キャメラマン厚田雄春と『美人哀愁』の主演女優井上雪子へのインタヴューほかを併録。

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監督 小津安二郎〔増補決定版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みやすさ ★★★★
    面白さ ★★★★
    ためになった度 ★★★★★

    自分にとって、折りに触れて再読する本。難解と言われることもある蓮實の著作の中でも、相当わかりやすい部類に入る。何より、蓮實の小津に対するリスペクトがすごい。小津ファンに限らず、すべての映画ファンに読んでほしい一冊。

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

     小津の研究本は数多出ている。フランスでも人気だという。ローアングルなども言われ尽くしている。だからこそ実際に映画を見るのが一番。「東京物語」が傑作なのは周知だか、自分はカラー作品になってからの小津が好き。くすんだ赤をワンポイントにした画面がいい。また、今となっては貴重な昭和の衣装、街並み、会話が逆

    0
    2023年04月23日

    Posted by ブクログ


    本当に時間がかかったが、ようやくこの大書を読破した。明らかにこの本を読む前と比べて映画の見方が変わった、というかふくらんだ。これまでのように説話論的な機能のみを求めて画面に注意を向けていると、見えていないものがあまりに多くなってしまいかねない、そんなリスクをはじめて認識した。
    「記念写真をとって

    0
    2021年06月07日

    Posted by ブクログ

    映画を観るための新しい視点を提供してくれる、未だに強度の保った映画批評本。蓮實さんの本の中でも読みやすい。

    0
    2018年07月09日

    Posted by ブクログ

    (01)
    小津の作家論ではあるが,映画論,ひいては視覚芸術論としても読める.
    各作品についてそれぞれ論究してまとめたわけではないし,小津の生い立ちや人生から作品に現れたものを観察したわけでもない.映画を視覚そのまままに見えてくるものを,徹頭徹尾,ひたすらに記述しようという試みである.
    また,黒澤,溝

    0
    2019年11月28日

    Posted by ブクログ

    再読。正確には所有しているのが初版で、増補決定版は初読。

    詳しい内容はあらかた忘れていたが、初回にはえらく面白くて、刺激的だったような記憶があるが、読み直してみるとさほどではなかった。初版を読んだ時は、戦前の作品はほとんど見たことがなく、戦後の作品もようやく最近全部見た程度。うーむ、映画史的に映画

    0
    2020年06月13日

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