子どもの貧困 日本の不公平を考える

子どもの貧困 日本の不公平を考える

946円 (税込)

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学力、健康、親との交流。大人になっても続く、人生のスタートラインの「不利」。OECD諸国の中で第2位という日本の貧困の現実を前に、子どもの貧困の定義、測定方法、そして、さまざまな「不利」と貧困の関係を、豊富なデータをもとに検証する。貧困の世代間連鎖を断つために本当に必要な「子ども対策」とは何か。

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  • 子どもの貧困 日本の不公平を考える
    946円 (税込)
    学力、健康、親との交流。大人になっても続く、人生のスタートラインの「不利」。OECD諸国の中で第2位という日本の貧困の現実を前に、子どもの貧困の定義、測定方法、そして、さまざまな「不利」と貧困の関係を、豊富なデータをもとに検証する。貧困の世代間連鎖を断つために本当に必要な「子ども対策」とは何か。
  • 子どもの貧困 II 解決策を考える
    946円 (税込)
    2013年、「子どもの貧困対策法」が成立した。教育、医療、保育、生活。政策課題が多々ある中で、プライオリティは何か? 現金給付、現物給付、それぞれの利点と欠点は? 国内外の貧困研究のこれまでの知見と洞察を総動員して、政策の優先順位と子どもの貧困指標の考え方を整理する。社会政策論入門としても最適な一冊。

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子どもの貧困 日本の不公平を考える のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年10月04日

    日本でも貧困で苦しんでいる人がいることを実感させられました。

    母子世帯だけでなく父子世帯でも貧困があるという事実を重く受けとめ、母親が働けるようにするだけでは貧困は解決せず、子供に直接援助がいくようにしなければならないと主張していました。

    母子世帯の母親に対してのアンケートで書かれていた切実な思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月31日

    貧困と格差は異なる。貧困撲滅を求めることは、完全平等主義を追求することではない。貧困はそのことを社会として許すべきではないと言う基準。価値判断である。機会の平等という比較の理念ではなく、子どもの権利の理念に基づく考え方である。

    すべての親は「温かい家庭」を築こうとするのであろうが、親の年収によって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月08日

    読み終えた上での、再配分に対する自分の考え

    「成人するまでの機会の平等を担保するために、貧困世帯のこどもには機会への平等なアクセス権(無償化、学習支援など)、親には必要な額の支援(あくまで機会の平等のため)が必要である」


    努力不足によって所得に格差が生まれることに問題はない。ただ、それでも結果...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月07日

    貧困になっている子どもが増えているということで、様々なデータを提示しながら、その原因を探ったり、特に貧困の子どもが多い母子世帯の状況を紹介したりなど。かなり勉強になった。中でも、相対的剥奪という概念が面白かった(元の概念はイギリスのタウンゼント氏による)。確かに
    何が貧困かは他の人との比較によるとこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月28日

    アメリカが酷いという認識はあったが、日本もここまで酷いとは、データは雄弁だ。貧困の概念も初めて本書で深まった。社会福祉士として恥ずかしい。

    ・非行と貧困
    ・15歳時の貧困と現在の低い生活水準の直接的な相関
    ・日本では母親の収入が貧困率の削減にほとんど役に立っていない。
    ・日本よりアメリカの方が家族...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月01日

     子どもの貧困について基本的なデータを用いながらインタビューも入れてとてもよく調べている本である。日本の教育について論文を書くためには欠かせない本であろう。

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    Posted by ブクログ 2012年09月12日

    日本の子どもでいられることの幸せと不幸な面を何となく感じてはいたけど、数値と様々なグラフで表される「子どもの貧困」のまぎれもない現実を見た。

    原因としては経済状況の悪化もあるし、離婚後の母子家庭の生活境遇の困難もあり、一概に子どもの貧困の解決を提示できるものでもないと感じた。

    ただそこに、政府と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月01日

    日本では、何が「子どもの貧困」をもたらし、何が問題なのか、どのような対策をとるべきか、について書かれた本。図表を多く挿入して、解説を加えています。

    第1章では、15歳時点の暮らし向きがその後の生活水準に影響を与えていることを示しています。子ども期の貧困は、その時点での学力や生活の質などへの影響に留...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月18日

    貧困問題を抱える多くの層の中から子供に焦点を絞り、まとめられた一冊。
    資料が豊富、論理的な流れで読みやすい。

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    Posted by ブクログ 2012年03月15日

    母子家庭でしかもワーキングプアに陥っている世帯が多いことはショッキングです。

    僕は子育ての経験がありますが(0~5歳)、お金がかかるのもありますが、それ以上に『一緒にいる時間』を大事にしていたので、それはそれは大変です(笑)ノイローゼになるのも頷けます。

    お金で解決するのって、簡単なんですよね。...続きを読む

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