群青に沈め

群青に沈め

682円 (税込)

3pt

3.7

昭和19年、潜水特攻隊伏龍に志願した少年を待っていたのは、予想を超えた戦時の「日常」だった。上官のイジメに怒り、ライスカレーをむさぼり、友人の溺死に涙する――戦時下の青春を描く新世代の戦争文学。

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群青に沈め のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年03月12日

    特攻隊伏龍に属する少年兵から見た戦争。素直な気持ちで書かれていて、終戦までの死と隣り合わせの中、死を受け入れていく気持ち、流されながらも、ぼんやりとした生きたい気持ち。こんな事を若い彼らに背負わせていた戦争とは?無駄に亡くなっていった人達にはご冥福を祈りたい。先人があっての今なんだなと思えた。

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    Posted by ブクログ 2013年02月01日

    現代が舞台の小説を読んでいるような感じでした。
    文章の感じと主人公の気持ちの揺れ動き方が。

    伏龍隊というものの存在を私は初めて知りました。
    読みやすい文章だし、そういった意味で、若い子向けにはよいきっかけ?になる本かなあって思いました。

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    Posted by ブクログ 2011年03月13日

    重苦しいテーマを、
    重苦しくない軽いタッチで描いているのは、
    万人受けというか、
    戦争アレルギーの若い人も受け入れやすくていいのかも、
    と、思わなくもないけれども、
    ワタシ的にはこの軽さが不快。

    新しいとか、瑞々しいとかいう評価はどうなんだ??
    納得いかないんですけど。

    あえて伏龍に目を向けたこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年03月08日

    終戦間際の予科練上がりの特攻隊員たちの日常。
    日常の感情が淡々と描かれ、ストーリー的に派手な起伏はない。
    次第に戦争というものに疑問を持ち始める過程がリアルではあるが、なにせ淡々としているために、迫ってくるものがない。
    主人公が少年だから文体が簡易なのだろうか?他の作品もこうなのだろうか?
    戦争の無...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年07月31日

    熊谷達也さんは戦争文学も書いていると知って、読んでみました。
    17歳で特攻に志願することになってしまった少年の物語。特攻と言っても、よく知られている飛行機による特攻ではなくて、人間魚雷の回天でもなくて、戦争末期、飛行機も潜水艦も燃料も、何もかもが底を尽きている状況で考え出された、体一つで潜水して敵艦...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年10月21日

    伏龍の特攻隊員になった少年の話。

    戦争真っ只中だが、戦闘のシーンはない。
    かっこ悪い死に方は嫌だ、意味のある死に方とは?
    まだ少年である主人公の心の成長に寄り添った物語。
    訓練中、戦争が終わった後の友人の死。
    悲しいけれど、特攻について深く考えるきっかけになる物語だった。

    0

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