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大ヒット時代小説!シリーズ最新作!(2014年11月発表作品)
●第一話 敵討ち
神田の口入れ屋「もみじ庵」から1日2両という破格の付添い仕事が舞い込む。依頼人は、塚原七兵衛という老年の侍。塚原は二年前、息子の敵を討つために信州から江戸へやってきた。六平太は敵討ちの付添いを頼まれる。
●第二話 用心箱
口入れ屋「もみじ庵」の斡旋した女が、奉公先の武家屋敷から金を盗んだという。逃げた女を見つければ、人宿組合から三両の礼金が入ると言われ、六平太は探索を引き受ける。犯人とされる女は、片方の眉がないという。
●第三話 安囲いの女
谷中に住む、おようという香聞きの師匠が付き添いを求めているという。おようは、月に三度か四度、麻布谷町へ行き、二日ばかり滞在して谷中に戻る。実は、谷中で煙草屋の隠居の妾をやりながら、麻布では三人の男からそれぞれ月に一両二分の手当てで囲われていた。
●第四話 縁切り榎
六平太は、材木商の飛騨屋の娘・お登世と、その友人であるおしのの灌仏会見物に付き添った。おしのは諸国産物を商う大店、日本橋「久野屋」の娘で、大名家の江戸屋敷に奥女中として奉公している。最近、お殿様の目にとまってしまい、このままでは寝所に行かされてしまうというのだ。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2015年02月04日
(15-16) 六平太がそう名乗っているだけの付添い屋稼業は、ほんとにそういうのがあったかは不明。だけど読んでると、もしかしたらあったかも知れないと思えてくる。年配の女性が若いお嬢さまに付き添うという仕事は現実にあったらしいから。義理の妹・佐和は、以前はぴりぴりした雰囲気だったけど、離婚してから腹が...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月18日
金子成人「鷹の巻 安囲いの女」、付添い屋六平太シリーズ№3、2014.11発行。敵討ち、用心箱、安囲いの女、縁切り榎の4話。国元の亀裂の話、武士の対面の話が時折流れますが、その辺は流し読みですw。第1巻では嫁いだ佐和が、第3巻では1年もしないうちにあれこれあって離縁され、ちょっと逞しくなって元鳥越...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月08日
シリーズ第3段。相変わらず江戸の市井の人々の悲喜こもごもを描いている。ストーリーは王道な感じがするけれども、結末はどれもハッピーエンドではなく、世の無情を感じる。
三巻にして遂に、一巻から名前だけ出ていた杉原重蔵(佐和の叔父)が姿を現す。六平太が浪人になって随分たつようだけれども、十河藩のお家騒...続きを読む
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