もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵

もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵

748円 (税込)

3pt

4.0

本を読んでいないと、禁断症状が出てしまうほどの活字中毒である本の雑誌発行人、めぐろ・こおじを罠にはめて、味噌蔵に閉じ込めてしまう表題小説は、著者が初めて書いた記念碑的小説。もうひとつの読みどころは、著者の過激な好奇心がぎっしり詰まった辛口コラム。うんこ的本づくりに文句をつけたり、ゴキブリ雑誌を踏みつぶしたり、インチキベストセラーを攻撃する若き日の椎名誠がまるごと電子で初登場。

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もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年08月25日

    十何年か前に
    単行本で読んで
    「いゃあ 快感だったなぁ」
    という記憶だけが残っている

    そし この度
    文庫の形で読み返してみましたが

    やはり 面白い

    それと 後半の「雑誌」の章(?)が秀逸、
    ほとんどの雑誌が廃刊になってしまった
    今の時代から俯瞰すれば
    ここで紹介されている有名、無名なものの
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    0

    Posted by ブクログ 2017年07月30日

    椎名誠先生の作品はあまり読んだことがなかったけれど、内容が面白くてあっという間に読み終えてしまいました。それにしても、もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵なんていうタイトル、凡人にはとても思いつきません。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    コアな椎名ファン、本の雑誌ファンが読む本。モデルとなった目黒さんは発刊後しばらく、[エポキシの人でしょ?」とささやかれたらしい。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年10月27日

    前線で学徒兵が読むものがなくて薬瓶の細かい文字を繰り返し読んだというエピソードから表題作は発想したのだろうか/『本の雑誌』という外に職のあるものが無給で編集していた季刊誌の6号に椎名が書いた原稿が目黒(発行人)にボツにされた(編集長は椎名)恨みの意趣返しであるが、大人気のためにこの文庫版の「解説」で...続きを読む

    0

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