許されざる者 下
  • 最新刊

許されざる者 下

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

4.2

【第51回毎日芸術賞受賞作】非戦論を主張しながらも脚気治療のために満洲へ赴いたドクトル槇。戦地で軍医を務める森鴎外や田山花袋らと出会いながら、彼もまた否応なしに戦争に巻き込まれていく。その傍ら、地元の森宮では鉄道敷設反対とともに社会主義運動が起こり、街全体が奇妙な熱気と不穏な空気で覆われる。様々な思惑の飛び交うなか、槇と永野夫人は秘かに禁断の恋を育み……。激動の時代を紡ぐ歴史大河長編、完結。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

許されざる者 の一覧

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 許されざる者 上
    825円 (税込)
    【第51回毎日芸術賞受賞作】紀伊半島は熊野川の河口に位置する街、森宮。医者の槇隆光は貧しい者から治療費を取らないことから親しみを込めて“毒取ル先生”と呼ばれていた。ときは1903年、豊かな自然のなかで暮らす槇たちの周りには鉄道敷設や遊郭設置などの問題が起こり、一方で日露戦争開戦の足音がすぐそこに迫っていた――。歴史上の人物に材を取り、当時の情勢と熊野の人々を瑞々しく描いた第51回毎日芸術賞受賞作。
  • 許されざる者 下
    770円 (税込)
    【第51回毎日芸術賞受賞作】非戦論を主張しながらも脚気治療のために満洲へ赴いたドクトル槇。戦地で軍医を務める森鴎外や田山花袋らと出会いながら、彼もまた否応なしに戦争に巻き込まれていく。その傍ら、地元の森宮では鉄道敷設反対とともに社会主義運動が起こり、街全体が奇妙な熱気と不穏な空気で覆われる。様々な思惑の飛び交うなか、槇と永野夫人は秘かに禁断の恋を育み……。激動の時代を紡ぐ歴史大河長編、完結。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

許されざる者 下 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日露戦争前後の日本が背景。日本の高揚感、世界から見たときの滑稽な姿。登場人物がそれぞれ大粒。恋愛関係がみんなうまく収められているところが何とも面白いというか、かっこよすぎる。特に「組の姐御」。照葉樹林を見に紀州に行きたくなります。

    0
    2016年07月30日

    Posted by ブクログ


    主人公「毒取ル先生」のロマンス物かと思いきや、日露戦争、社会運動、戦後復興と群像劇も混ざり読みごたえあり。
    うねる展開に舞台装置と化す登場人物、作中では暖かい街と描写されながらも、田舎特有の監視社会・閉塞感が先行し森宮に魅力を感じなかった点は気になるが、街の地図が添付された本書の意味が分かるような、読後感の良い作品だった。

    0
    2026年01月06日

    Posted by ブクログ

    舞台は1903年、紀州の新宮(本書では”森宮”と表記)の地においてアメリカ・インドで研究を積んで地元に貢献する医師として活躍しつつ、そのリベラルな政治姿勢から影響力を発揮する槙隆光という人物を主人公に、日露戦争開戦や鉄道の敷設など、様々な歴史の中で活きる人々の姿を描く長編小説。

    主人公のモデルは、幸徳秋水らと共に処刑された大石誠之助という実在の人物である。実際、幸徳秋水自身も、新宮で講演に招聘されるというエピソードが本書では綴られ、幸徳秋水をマークする地元警察との緊張感溢れるやり取りなどは強く印象に残る。

    総じて、新宮という決して日本の政治・文化的な中心から距離のある街において、日本が帝国主義へ強く傾いていく日露戦争の時期の世相を追体験できるかのような面白さに満ち溢れており、辻原登の優れたストーリーテリングの才能もあり、全く上下巻、飽きさせない流れを楽しめる。

    個人的には、主人公の槙がアメリカ留学中に知り合ったジャック・ロンドンと、日露戦争への従軍医師として赴任した中国の地で再開する、というエピソードもあり、驚くと同時にロンドン愛好者として非常に印象的。

    0
    2022年03月21日

    Posted by ブクログ

    日清・日露戦争のあたりの紀州。ドクトル槇を中心にさまざまな人々が次々と言いたいことを語っては去っていく。周り灯籠みたいな印象で、小説の最後も終わった感じがしない。まちも生活も続いていく。
    最初は話に入っていけなかったが、途中からグングン世界に引きずりこまれ、ぶん回されて放り出された。一つ前に読んだ「小さいおうち」と時代が近いことを思ったが、世界は大違い。

    0
    2013年01月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろいなあ.いわゆる「大河小説」である.森宮(新宮)の人々を中心に,毒取る(ドクトル)こと槇医師を主人公,日露戦争を背景として描かれた人間模様.人物描写があっさりしすぎているような気がしないでもないが,物語が主人公と言ってもよいので,これはこれでよし.また,戦争はあくまでも背景で,これも詳しく書きすぎると坂の上の雲になってしまうので,これもこれでよし.

    0
    2013年02月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦争に反対していた「毒取る」槇は、脚気に苦しむ兵士を助けるべく医者として戦地に赴く。
    そこには、脚気について誤った主張・治療をしなければならず苦悩する森林太郎(森鴎外)がいた。

    森宮に帰国後、槇はもとの生活にもどるが、
    そこでは社会主義運動が広がり始め、怪しげな空気に包まれていた。
    槇は、はからずもその騒動に巻き込まれてしまう。




    上巻を読み終えた後、本書の題材である「大逆事件」について少し調べてみました。
    槇のモデルとなった医師は、大逆事件で無実の罪で処刑されています。
    だからきっと、「この物語も悲しい結末をむかえるんだ」と身構えて読んでいました。
    しかし、最後まで読んでいくと、槇は想い交わしていた永野夫人と結ばれます。
    二人で海外に移住します。
    ハッピーエンドなのです。
    「永野夫人」という存在は創作なので、この時点で史実とは一致しないのですが、
    槇のモデルとなった大石誠之助が悲しいおわりを迎えているというのに、
    こんな幸せな結末って、アリなのでしょうか。
    史実を題材にした物語なのに、こんな真逆な終わり方なんて・・・。

    もっと鳥子署長がイヤな感じで槇にからんでくると思ったのに、あっさり身をひいたしな。

    納得がいきません。


    「大逆事件」のこと、あまり調べないで読めば、
    もっと違う感想をもっていたかもしれません。

    0
    2013年03月29日

許されざる者 下 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

辻原登 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す