無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
生まれついての一部の幸福者をべつとして、ほとんどの人にとって「自分」とは理不尽で納得のいかない存在である。が、嘆いてもしかたがない。むしろ「自分」を発見したときから、「自分」をつくりあげていく長い道程がはじまる。それはたとえば、「弱さ」を否定して「強さ」につくりかえようとするのではなく、「弱さ」の意味を問い、それをハガネのような「弱さ」にさらにつくりあげること。読書という、とびっきり地味で静的な方法によって「自分」をつくるという意味はまさにここにある。自分を揺さぶり、鍛えていくための実践的読書術。
...続きを読むPosted by ブクログ 2009年10月26日
エッセイのようなところはあるが、現実を真正面からとらえようとしている。池田晶子の本のようで、私としては好きな本に入る。
自己肥大感と自己卑小感の翻弄 同時並行性。このことを忘れて、社会のウマい側に着いたら、ついていないものを馬鹿にし、着いていなければ訴えるような人間が一番嫌いだ。自己劇化した虚しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月27日
[ 内容 ]
生まれついての一部の幸福者をべつとして、ほとんどの人にとって「自分」とは理不尽で納得のいかない存在である。
が、嘆いてもしかたがない。むしろ「自分」を発見したときから、「自分」をつくりあげていく長い道程がはじまる。
それはたとえば、「弱さ」を否定して「強さ」につくりかえようとするのでは...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。