夜明けのはざま

夜明けのはざま

小説・文芸
946円 (税込)

4pt

人生で間に合ったことと、
間に合わなかったこと、どちらが多いだろう。


大切な人との別れと自分自身の心の解放を描いた
本屋大賞受賞作家の感動作!


寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。大切な人を亡くし後悔や痛みを抱えながらも、「いつか」がいつ来てもよいように、「今」を生きようとする人々を力強く描き出した希望の物語。

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夜明けのはざま のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人の生死に関わるお仕事、葬儀屋が舞台の物語。
    そこで働く人々や家族の感情や思いを物語の中で感じながら共感する部分が多かった。
    仕事内容や生き方を否定されるときは辛いだろうし、なぜって思うことが多いと思うけど、それを他人に理解してもらうことが難しい。
    自分にも似たようなところがあって、考えさせられる場面が多かった。
    初めて、町田そのこさんの本を読んだけど、他の本も読みたくなった。お勧めの本です。

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    死は怖い。
    自分が年齢を重ねてきてどんどん身近に感じられてきて尚更考えるようになった。
    自分の死もそう、周りの大切な人達も。
    そんなタイミングでこの本を読めて怖く思うのは私だけじゃないんだなと心が落ち着いた。

    死を迎えるとき、自分がどんな思いをしているか分からないけど、何かしら誰かの心に私という存在が残っていて欲しいと願う。
    だから今を大切に生きていきたいと思える作品でした。

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    こういう「死」と向き合う話は重いものも多いけれどもその中に希望も感じられる温かな話でした。
    重すぎることもなかったので、人生を考え直すきっかけとして背中を押してくれた所があり、勇気が湧きました。

    0
    2026年10月23日

    Posted by ブクログ

    それぞれの立場、視点での事象の捉え方、印象が大きく異なって、絶対正義なんてものはなくて、最終的には『自分が納得するかどうか』ってことをこの作者はいつも気づかせてくれるんだよね…すぐに忘れちゃうけど

    0
    2026年10月21日

    Posted by ブクログ

    それぞれの登場人物は必死に生きている。自分もそのつもりでもどこかでうまく行かない理由は誰かのせいにしている。
    町田さんの作品は厳しいけどあたたかくしてくれる。
    前を向かせる物語が愛おしく素晴らしい。

    0
    2026年10月19日

    Posted by ブクログ

    大切なものの死に触れた時から考え方って大きく変わると思っていて、この本もまさに、人の死を通して生き方を考えていくものだと感じました。

    傲慢に生きてはいないと思っていても人はやっぱり自分勝手で傲慢で、ちっぽけな自分の器でしか物事を考えていない。自分の内面と真っ直ぐに向き合えるのは死に触れた時なんじゃないかと思います。少しでも人のために、いや、やっぱり自分のためなんだけど、自分が愚かしくなく生きていくために、人を受け入れ、支え、声をかけていける人でありたいと感じました。

    暖かく、でも残酷で、なんだかモヤモヤが残るのもやっぱり人生って感じの小説でした。
    良かった!

    0
    2026年10月17日

    Posted by ブクログ

    感動した!
    私の大好きな群像劇。

    群像劇ってなんでこんなに良いんだろう。
    違う話に違う話の主人公が出てきて違う目線で主人公の姿が語られる。

    こんなにワクワクすることはないよ。

    この小説の話の本筋からずれましたが。
    かなり身に迫った小説でした。

    独身者が増えてる今の日本に刺さる話だと思う。
    死と幸福って一見交わりそうにないものだけど。
    案外隣り合わせなのかも。

    0
    2026年10月15日

    Posted by ブクログ

    親子関係の物語が苦手だった。
    私は一般的に幸せな家庭に生まれたし、私の親は一般的に良い親だから、不幸だなんて思ってはならないと思っていた。
    本作の主人公たちの家族のかたちや植え付けられたトラウマが私の記憶を呼び起こし、自分が自分の傷を無視し続けていたことに気づいた。
    この物語の本筋である死との向き合い方とは少しズレているかもしれないが、この本に出会えて良かった。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    家族葬を専門とする葬儀社「芥子実庵」を舞台に、「死」と向き合う人々の姿を描いた連作短編集です。

    大切な人を見送る遺族、故人との間に消えないわだかまりを抱えた人、自分自身の人生に迷いを抱える人。最も「死」に近い場所である葬儀の現場だからこそ、それぞれが抱えてきた後悔や葛藤、本音が浮かび上がってきます。

    本作を読んで強く感じたのは、「死」を描きながらも、その先にある「生」を見つめ続ける物語だということです。いつ訪れるかわからない別れがあるからこそ、「今」をどう生きるのか。自分に嘘をついてまで守ろうとしているものの先に何があるのか。登場人物たちの姿を通して、そんな問いを投げかけられました。

    また、人は一人では抱えきれないものを背負って生きています。それでも誰かに頼り、誰かにつないでもらうことで、前へ進めることもある。本作にはそんな優しいまなざしが通底しています。

    町田そのこさんの描く心理描写は相変わらず見事です。各章に登場する身勝手な人物には本気で腹が立ちますし、傷つきながらも立ち上がろうとする人々の姿には胸を打たれます。人間の弱さも醜さも優しさも余すことなく描き出す筆致に、何度も心を揺さぶられました。

    読み終えた後、大切な人との関係や自分自身の生き方について、少し立ち止まって考えたくなる一冊です。

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    私はこの本を読むまで、葬式というものが何のためにあるのか、なぜ行うのかわかっていなかったし、わかろうともしていなかった。

    形式的に伝統だからで続いているもののような気がしていたし、必要性を全く感じていなかったから、どんな人がどんな事情でそこで働いているのか考えたこともなかった。

    それは私や私の周りの人が運良く生きていたからであるということをこの本を読んで知った。

    もし親や友だちが亡くなったら?
    私はちゃんとお別れを言えるだろうか。
    そこで蓋をせずに、相手が座るイスを残して、先へ繋げていけるだろうか。
    なかったことにしないだろうか。

    そのための大切な時間がお葬式なのかもしれない。

    もちろん死ぬことより前に人は頑張って日々を生きていて、相手のことを全部わかって生きている人はいないし、自分のことを全部受け入れてもらえることもない。

    でも
    できれば私は死んでから相手のことを知るのではなくて、生きているうちに、お互いのことを知れる関係を作っていきたいと思った。

    0
    2026年10月25日

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