【感想・ネタバレ】夜明けのはざまのレビュー

あらすじ

人生で間に合ったことと、
間に合わなかったこと、どちらが多いだろう。


大切な人との別れと自分自身の心の解放を描いた
本屋大賞受賞作家の感動作!


寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。大切な人を亡くし後悔や痛みを抱えながらも、「いつか」がいつ来てもよいように、「今」を生きようとする人々を力強く描き出した希望の物語。

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Posted by ブクログ

親子関係の物語が苦手だった。
私は一般的に幸せな家庭に生まれたし、私の親は一般的に良い親だから、不幸だなんて思ってはならないと思っていた。
本作の主人公たちの家族のかたちや植え付けられたトラウマが私の記憶を呼び起こし、自分が自分の傷を無視し続けていたことに気づいた。
この物語の本筋である死との向き合い方とは少しズレているかもしれないが、この本に出会えて良かった。

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2026年10月10日

Posted by ブクログ

家族葬を専門とする葬儀社「芥子実庵」を舞台に、「死」と向き合う人々の姿を描いた連作短編集です。

大切な人を見送る遺族、故人との間に消えないわだかまりを抱えた人、自分自身の人生に迷いを抱える人。最も「死」に近い場所である葬儀の現場だからこそ、それぞれが抱えてきた後悔や葛藤、本音が浮かび上がってきます。

本作を読んで強く感じたのは、「死」を描きながらも、その先にある「生」を見つめ続ける物語だということです。いつ訪れるかわからない別れがあるからこそ、「今」をどう生きるのか。自分に嘘をついてまで守ろうとしているものの先に何があるのか。登場人物たちの姿を通して、そんな問いを投げかけられました。

また、人は一人では抱えきれないものを背負って生きています。それでも誰かに頼り、誰かにつないでもらうことで、前へ進めることもある。本作にはそんな優しいまなざしが通底しています。

町田そのこさんの描く心理描写は相変わらず見事です。各章に登場する身勝手な人物には本気で腹が立ちますし、傷つきながらも立ち上がろうとする人々の姿には胸を打たれます。人間の弱さも醜さも優しさも余すことなく描き出す筆致に、何度も心を揺さぶられました。

読み終えた後、大切な人との関係や自分自身の生き方について、少し立ち止まって考えたくなる一冊です。

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2026年10月08日

Posted by ブクログ

家族葬で働く人を取り巻いた物語なので
内容は軽くない。なんなら重い。ずっしりと。
でも心が温かくなり前向きな気持ちにもなる。

町田そのこさんの作品は
母と娘関係で起こる葛藤や
自分への期待と失望の揺れ動き等…
曖昧さの解像度が高く
読んでいると胸がえぐられる。
でもそれを個人の弱さ帰属するだけでなく
貧困や社会階級、「性役割」など社会に
牙を向けてくれているから
心強いのかもしれない。

夜明け自体が夜と朝の間のに、そのはざまって…
白黒ハッキリ付かないものばっかだなぁ。

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2026年10月04日

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須田さんの話が一番印象に残った。親に恵まれなかったとしてもこんな素敵な同僚がいれば大丈夫。そしてどうしようもなく分かり合えない人たちとはこちらから捨てていい。そして佐久間さん、自分の仕事に誇り持って欲しい。葬儀場のお仕事大変ですが、本当に人に寄り添える大切なお仕事だと思う。

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2026年10月04日

Posted by ブクログ

みんな必ず最後は迎える「死」
椅子を準備しておくって暖かい表現で良いなと思った。
最後の繋ぐって意味が分かったような、
けど説明できるほど分かってないような。
わたしが主人公なら別の選択をしてたかもしれないけど、悩みぬいて自分に正直な決断をしたラストは素敵だった。

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

とってもとっても優しい気持ちになりストーリでした。弱さと向き合う。それは怖いことだけど、それで手に入る優しさもある暖かい世界がある。自分に優しくなれる。死というものを通して改めてそれに気が付きました。各章のどの主人公の方にも「幸あれ。」と心から想うほど感情移入しちゃいました。
また明日からも自分を大切に大切な人との何気ない笑顔で大切にしていこう。そっと背中を押してくれる一冊でした。

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ泣いた。第1章が一番泣いた。わたしも旧友を喪ったことがある。当時のわたしは高校3年生。18歳にとっては受け止めきれない事実で、当時のことが鮮明に蘇ってきて、とめどなく涙が溢れた。私も「死」というものがとても怖いのだ。できれば向き合いたくない、目を背けたい、見て見ぬ振りができたらどれだけ楽になれるだろうと。だが、それでも向き合わなければいけないときがくる。だからこそ、こうして身の回りに起きた死をときどき思い出して、故人に想いを馳せる時間が大切なのだと気づくことができた。間違いなく今出会えてよかった作品。

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2026年10月01日

Posted by ブクログ

色んな人の視線から誰もがたどり着く死というものにゆっくりと考えさせられたお話。わたしも死が怖い、いつ起きるか分からないそれを常に意識することも難しい。だけどちゃんと最後まで大切に読めてよかった。

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

葬儀社で働く人の話なので、読んでいてつらくなるシーンが多いけれど、死と生について考えさせられた1冊。読んで良かった。

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死について、家族について、結婚について考えさせられた作品だった。
人が死ぬのは怖い。
葬儀屋芥子実庵を舞台として、様々な人物の目線で物語が進んでいく。

この本を読んで思ったことは、人が死ぬのはいつか起きてしまうことだけれど、それをどう受け入れていくのか。
死んでしまっても、私たちはその人との思い出話をすることで、その人の生きていた存在を後世へつなげることができる。
きっと、一緒に生きていた人が思い出す限り、その人は生きているのだろう。
人によって生まれる環境も死ぬ環境も、全く異なる。
でも、私は人と比べることではなく、その人がどんな生き方をしたか、どんな人に出会ったか、どうやってその人を大切にしたのか、ということがその人の生きた証なのだと思った。
本を読みながら、自分の今を省みて思った。

結婚についても考えさせられた。
対等を望んでいても、どこか私たちの心には男女差が生じてしまう。
これは、男性であれ女性であれ、ときには傲慢や安心、ときには疑問が生じてしまう。
私は真奈さんのお母さんの言葉に心打たれた。
独身だから、真奈に自分の病気に伴う負担を負わせたくないと。
これは、単に独身を軽視したりしているのではなく、独身だからこそひとりで働き、ときにはひとりで抱えきれないような感情までも抱えなければならない。
一緒に荷物を持ってもらえる人がそばにいるという意味で、結婚が非常に魅力的に見えた。
夫婦で支え合ってるからこそ、子どもはもちろん、親や身内をも助けることができる。
また、その逆で助けてもらうこともあるだろう。
私はそういう意味で、一緒に生活をともにしたいと思える相手にすごく憧れた。
私も支えたい。支えられたい。一緒に頑張りたい。

死に向き合うことは怖い。
けれど、いずれ向き合わなければならない。
私も向き合うことができるのだろうか。

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2026年09月28日

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毎度毎度、町田その子さんには泣かされる。人の想いってのをこんな丁寧に書ける人はなかなかいないと思う。みんな、誰かを想ってて、だれかに思われてる存在なのだと思わせてくれる。
時に人は、大切な人ほど、自分の幸せの物差しを押し付けてしまいがちだ。大切と思うほど傷つけてしまう。本当はみんな自分で幸せになる力を持ってるし、自分を幸せにできるのは自分だけなんだと思う。
だから、大切な誰かに幸せになってもらいたかったら、何かしてあげるんじゃなくて、振り向いた時にそこにいてあげることなんだと思う。
大丈夫だよ。ここにいるよ。だからまた、前を向いて。って言ってあげられることなんだと。
息子にとってのそういう存在になりたいと思いながらまた、今日も自分のこうするべき。こうした方がいい。を押しつけてしまうダメな母親だ。私。苦笑

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2026年09月27日

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ネタバレ

町田そのこさんの本はどうしてこんなに苦しくも温かい気持ちにさせてくれるんだろう。
現実を生きていれば誰しもが一度は経験する、身近な人や家族の死、痛み、人間の弱さと傲慢さ、人と人との繋がり。そういったものがこれでもかというほどリアルに描かれていて、自分の人生に照らし合わせて考えさせられてしまった。
葬儀屋の芥子実庵を主軸とした全5編で成り立つ本作。それぞれ視点が異なるけど、すべての章で私は号泣した。なので外では読まないことを推奨します。また、ちょっと弱ってるときや岐路に立たされているときに読むと余計に刺さると思う。
どうしても、結婚したいともがいていたアラサーのころの自分目線や母親目線で読むことが多く、「私が愛したかった男」と「あなたのための椅子」がしんどかった、共感できる描写が多すぎて…
親ガチャというワードがずっしりと重くのしかかる「芥子の実」もよかったな…
中学時代須田をいじめていた伊藤が、目のふちを赤くしながらゆっくりと父親の好物だった大判焼きを食べるシーンで終わるのがとてもよかった。
「どれだけ幸福そうに見えても、みんな、それぞれが何かを背負って生きてる。情けなさに歯噛みをしたことのない人間なんて、いないんだよ」
という芥川さんの台詞がこの本全体の大きなテーマの一つかなと思う。

主人公の真奈が、純也と別れるか仕事をとるかを選ぶところはどうにかしてこの二人が別れない方向にいってくれないだろうか…と祈るような気持ちで読んでいた。
真奈がとにかくいい子。それが根っからの善人ってわけではなく、等身大で悩み、もがいて、仕事にも恋愛にも家族にも真摯に向き合いながら成長していくところがいい。純也の気持ちもわかるだけに別れを選択してしまったのは辛かった。
40歳を過ぎてから学生時代の友達とは疎遠になってしまった身としては、楓子やなつめみたいな親友がいる、いた真奈はそれだけで幸せなんじゃないかなとも思ったし、ここまで信念をもって取り組める仕事に就けることも幸せだろうなと思う。
生と死、それから自分の生き方についても考えさせられて、ずっと余韻の残る本。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

なんだか重かった。
結婚や仕事をここまで考えるんだなぁと…
ある程度の年齢が来て、そこそこ気のあった人と結婚して、仕事を辞めて、家事と子育てに専念する、というのが私の理想だった。こんなにも自分の仕事に熱量を注ぐことは、考えられないけれど、自分のやりがいや幸せを優先するとこうなるのだろう。もっとしっかり考えて、人生を歩みたかったと思わせる作品だ。

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2026年10月11日

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葬儀会社に働く社員の視点で友人や家族、恋人、かつての同級生などとの交流を書いた短編集でした。
終始、希望に溢れるもやはり暗い部分が付きまとう作品だと思いました。印象的だったのは、いくら社会が変革しても、身内ではなく対岸の話という考え。“死”に関わる仕事という偏見、性別による昔ながらの考え方、貧困など、重く、深いテーマだと思いました。でも、要所要所に大切な言葉も散らばっていて、ずっと本棚に置いておきたい作品と思いました。

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2026年10月10日

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死を通して生きることを考えるきっかけになる本でした。社会的な背景として男女の格差のような部分が描かれています。

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2026年10月09日

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ネタバレ

2か月ほど前、大切な人が亡くなり
今の気持ちが何か動くのかな…
と思い、この本を読みました。

「繋げていく」
ことで少しずつ前に進めるのかな、

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2026年10月07日

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どんなに辛いことや悲しいことがあっても、それを自分でなんとかできなくても、誰かが繋げてくれる

という言葉に、1人でなんでもやろうとしなくて良いんだと感じました。

教師を辞める時「もっと生徒と向き合ってあげたかった」という思いを持ち続けたままでした。
でも、辞める以外になかった、、状態でした。

私がいなくても、みんなのことを守ってくれる人がいると思うと、私も次の一歩を踏み出せます。

みんなに「ごめんね、幸せになってね」と伝えたい。

死を描く小説は本質的なことが書いてあると感じます。

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2026年10月07日

Posted by ブクログ

芥子実庵という葬儀社に関わる人たちが、大切な人を亡くしたり、自分の深いところにある意識に気づいたり、自分の人生の大きな決断をするお話。
2章はまっすぐ育った子供の言葉に自然に涙が出ました。シングルマザー、がんばったね。
最後は、BUMP OF CHICKENの同じドアをくぐれたらという曲を思い出しました。何かを選び、何かを諦める時の決断はいつでも尊いです。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

家族葬専門の芥子実庵でのお葬式をめぐる人間模様を描いた作品ですが、女性たちが男からの蔑視になんとか抗う姿につい力が入ります。
生と死、男と女について考えさせられる良作と思います。

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

家族葬専門の葬儀場「芥子実庵」と、そこで働く女性"佐久間"を中心に、様々な人の「死」と周囲の人々の物語。
女性の生き方・働き方・男女平等みたいなことも裏テーマてして描かれていたと思う。

変な感想だけど、葬儀の手順とかマナーとか普段中々知ること無いから、ちょっと勉強になった。そういうことを知識として学べる本という媒体ってスバラシイ。

一番胸糞悪かったけど、印象に残ってるのは、貧乏でずっといじめられてきた芥子実庵の従業員が、いじめっ子同級生の父親の葬儀を担当する話。
そこで、いじめっ子から自己承認欲求を満たすためだけの謝罪をされ、逆上しちゃう場面。
本当に本当に文章だけでも物凄く腹が立って、いじめっ子がとんでもない不運な目にあって社会的制裁を受ければ良いのにって思った。

後、同じ話の中で出てきた「芥子(けし)のみは見つからない」という言葉知らなかったから以下備忘。
仏教の有名な説話に由来しており、「この世に死(悲しみや苦しみ)を経験したことのない人は一人もいない」「死は誰にでも等しく訪れる避けられない現実(諸行無常)である」という意味。

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2026年10月01日

Posted by ブクログ

家族葬専門の葬儀社「芥子実庵(けしじあん)」を舞台に人の人生、生死の物語。
親友の自死、過去の旦那のパートナー、子供の頃のイジメ、色んな人の人生、生き方の短編集。
主人公が結婚じゃなく葬儀社の仕事を選んだのは自分的に残念だったが、自分らしく生きることの大切さを知った。

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

家族葬専門の〔芥子実庵〕が舞台のお話。数日引きずってしまいそうな苦しさ。小さな光は私には苦しいだけだった。特に『芥子の実』のイジメの話はきつい、読む人を選ぶ小説だと思う。自分の大切にしているものや気持ちを大事にしない相手とは交われない、交わってはいけないのだと思う。

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

葬儀のお仕事を通して、人の生き方、結婚、幸せ、そして死に向き合うことができる本。
一発屋の小説家から、風俗嬢となって最後は客と心中した、主人公佐久間真奈の親友なつめの話が最も心に残った。
なつめが勤めていた風俗のマネージャー久米島の不器用な愛と応援が伝わる言葉が下記。
「逃げてほしかったんだけどなあ。お前みたいなヤツは二度と戻ってくんじゃねえぞって。多分、そう言いたかったんだ。でも戦場だもんな。そりゃ戦死することもあるよなあ」
風俗の仕事を、もとい人生を戦場と表現することに、彼の人生が垣間見える。

ひとはいつ、大事なことに気づくか分からない。気づけるその日まで、自分なりにもがくしかない。

最後、真奈は結婚を申し込まれていた純也の手を離し、自分の仕事を選ぶ。

私たちは、何かを手に入れて、何かを失う。何かを望み、手に入れられないことに絶望する。でも、大事なのは、そこから得た喜びわ得られなかった哀しみ、葛藤やもがきこそが大切なのだ。それらは、誰かに繋がれていく。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

葬儀社での仕事を通して、女性、結婚、偏見、人の死など、いろいろなことを考えさせられた。人が亡くなることで、これまで見えていなかった人とのつながりや、それぞれが抱えている思いが見えてくるのも印象的だった。重いテーマだけど、いろいろ考えながら読める作品でした。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

ひとつの葬儀社を通して登場人物が少しずつ交わっていくストーリー。死というテーマだけではなく、女性のライフワークを描いた作品でした。女性と仕事、結婚というものは一筋縄ではいかない。

取り巻く人々の価値観が初めは極端で古臭い感じがするが、読み進めて理由がわかってくると彼らの一部分しか見えていなかったことに気づく。

フィクションだけれども、自己啓発本のような、自分の人生も重ねて考えてしまう1冊でした。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

職業柄「死」に近い場所で生きている。だから、人の死に慣れてしまうのが怖いなといつも思う。

みんな行き着く先は一緒だと、そうやって、どんどん軽薄な人間になっていくようで悲しいからだ。
反面、一見、達観して強くなっている気もするけれど、それは、人への思いやりや想像力が欠如しかけてるんだろうな。。。


町田そのこさんの作品は、いつも、いまある「生」に、人との愛や繋がりをしっかり意識しなさいと、僕に伝えてくれる。
そして、僕に関わるすべての人に感謝しなきゃと強く思わせてくれる。


本作もそんな優しく暖かい作品だった。


備忘録)
「私が愛したかった男」
~一生の愛を誓い会った人を、自分の中の『正解』に無理やり当てはめてしまった。大事な人がどんなふうに生きたいか、何を幸せに感じるかなんて考えてなかった。~


「芥子の実」
~どれだけ幸福そうに見えても、みんな、何かを背負って生きている。情けなさに歯噛みをしたことのない人間なんて、いないんだよ~


「あなたのための椅子」
~彼の意思が第一優先で、第二がわたし。彼はそれを、『結婚』や『出産』『育児』という言葉を用いて『当然』だという。ふたりの人生に優劣はないはずなのに、男女という区別だけで差が生じるのなら、躊躇うのは当然。~


「一握りの砂」
~『一緒に生きていくために大切なのは「幸せな瞬間」だけでなくて、「相手のしあわせを考える瞬間」も大事なんだよ』~

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2026年09月26日

Posted by ブクログ

一つの軸の周り(今回は葬儀社で働く人たち)で、主人公を入れ替えて書かれた短編集。こういう繋がりがある短編集、大好き。
やっぱり町田さんは人間の描写がすごくうまくて、ちくっとする発言やナチュラルに嫌なヤツがリアルに描かれていた。わかる、こういう嫌なヤツいるよね!こういう時モヤっとするよね!って何度もなった。

芥子の実、悔しくてじんわりと泣けた。生まれた時から人生は平等ではない。

売る

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2026年10月05日

Posted by ブクログ

善人と悪人の表現が極端で、特に後者への振り幅が大きいように感じた。各章にテンプレみたいなクズが出てくる。
物語の主題よりも、彼らへの嫌悪感の方が先に立ってしまい、読み進めるのが辛かった。

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2026年10月05日

Posted by ブクログ

『きっと誰もが、自分の中の苦しみと闘っている。何を選び、何を失えはいいのか、悩んでいる。どうすればしあわせになれるのか、考えている』この本に出てくる人物、みんなそれぞれにいろんなことで悩んでて、その一つひとつどれも共感できて、私ならどうする、、、と考えながら読みました。人生は選択の連続、どちらを選んでも間違いじゃないというけど、潔く決断できる人が羨ましい。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

人間関係がすごくリアル。結婚しても結局他人、友達だと思ってても、同僚でも、元を辿ればみんな他人なんだ。でもその他人にすごく助けられることもある。

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2026年09月26日

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