無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
白熱の対談録――二人の知性が示す「仕事の原理原則」
生成AIがスキルを代替する時代、人間の役割を問い直す
本書は、知的生産のプロセスである「入力(インプット)」「保存(ストレージ)」「変換(コンバージョン)」「出力(アウトプット)」の各段階における、両氏の思考と実践を紐解きます。
長年の試行錯誤を経てたどり着いた判断基準や原理原則を突き合わせ、「知的生産のセンス」の輪郭を浮き彫りにします。日々の仕事における具体的なアプローチからその哲学まで、余すところなく語り合います。
【目次】
はじめに――スキルのデフレとセンスのインフレ
序章 生成AI
生成AIを歴史の中に位置づける
需供ギャップ
「作業」と「仕事」
知的アウトプットの4象限
文脈の貧困
中央値と外れ値
第1章:入力(インプット)
リサーチはインプットのごく一部
本からのインプット
頭の中に「タグ」を持つ
自分の「土俵」を見極める
本の選び方
本の読み方
人からのインプット
偶然性
旅からのインプット
第2章:保存(ストレージ)
ストレージの趣味化
過剰在庫を回避する
シンプルなシステム
保存と検索性
人に伝えたくなる話
知的生産における「野生の思考」
在庫厳選の戦略
「教養」の誤解
第3章:変換(コンバージョン)
「解」よりも「理解」
基本動作としてのクリティーク
自分のポジションを取る
「面白い」とはどういうことか
思考の横糸:概念と対概念
思考の縦糸:具体と抽象の往復運動
「中央値から外れよう」とする意志
センスの集大成としての「芸風」
「規律」と「ゆとり」
客体化と身体化
第4章:出力(アウトプット)
アウトプットの価値
動機は自分、評価はお客
価値基準を手放さない
嫌なことはAIにやらせる
モーツァルトの知的生産
「発表」という本能
「受ける」か「受けない」か
「頑張る」より「凝る」
「ビートルズ・ストラテジー」
自分の模倣をしない
音楽のメタファー
おわりに――知的生産の民主化された先に
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
知的生産のセンスのあるなし=「タグ」の有無
知的生産のセンスとは何か?
核になるのは「タグ」を持っているかいないかだ。
タグというのは、自分が興味関心を持っているテーマやコンセプトで、そのタグが情報収集の時のフィルターになるもの。色眼鏡みたいなものかもしれない。
例えば楠木さんは「オポチュニティとクオリティ」というタグがあるそう。これはビジネス経営のスタイルで、前者の代表がチャンス追及型の孫正義さん、後者がブランディング重視の柳井正さんが引っかかるようで、そのタグをコアとして見聞きした話や読んだ本の情報がスルスル出てきている姿が印象的だった。特に孫さんが大損したオフィスビジネスを、柳井さんは全然わからないと言っていた話が印象的。どっちがいい、という話ではないのに注意ですが
こういうタグを持っていれば、そのタグに引っかからない情報は多少面白くても捨てて身軽でいられる。あとタグは自分の興味関心が結晶したものなので、タグを意識していれば好奇心も刺激される。
タグ、つまり好奇心をギュッとまとめたコンセプトがあれば、情報はそれを支えるエビデンスとして「使える」ようになる、つまり知の生産手段になるということなんだろうな。
タグって多分概念の五感みたいなもの。第六感とも言えるかもしれない。
Posted by ブクログ
山口さんと楠木さんの対話形式で進んでいくため、お二人の考え方のプロセスが追えてとても良かった。
自分にはまだまだ噛み砕ききれない思考もたくさんあって、何度も読み直すことでその都度違う部分に反応するんだろうなと思う。
知的生産については「入力」「保存」「変換」「出力」の4つの要素があるが、今回は特に変換が重要だと感じた。
インプットしても思考が深まらなかったり論理が整っていなかったりするのは頭に入れたものを自分の中で噛み砕いてつなげようとする変換が上手くいっていないからなんだと思った。
うまく変換するには思考を縦と横で行き来することが重要。
縦というのは「具体と抽象」。ある考えを深めるときに具体例を出して考えてみる。それを抽象化するとどうなるか整理することでクリアになる。
横というのは「対の考え」。自分の論点と逆の論点は何かを考え、それを批判することで自分の考えをクリアにする。
まずはこの縦と横のプロセスを踏んでみようと思う。
アウトプットに関しては、自分がやりたいことだけではなくて、需要側の求めていることに注意を向けることも必要。
Posted by ブクログ
身体的反応の大切さを山口周が言及していたり、「何をインプットすべきかは先生から教わるべきではない」という教えを紹介していたり、共感するポイントも沢山あった。そして、「理解負債」という概念は初めて知った。紹介されている書籍を何冊か面白そうだと購入した。
読む価値はあったかなとは思うけど、これも、一種のハウツー本。ハウツーの部分はAIに取って代わられるだろうと言っている割には、結局は、「ハウツー」を求めている人のための本になっているような気がした。でも、そのためには、何をすればいいんだろう?と考えさせられるつくりにはなっている。
二人とも知識が豊富でよく考えているから、二人の対談は楽しく、お互いに刺激を受けるものだったに違いない。けれど、きっと、二人は自分たち自身、こういう種類の本を読みたいと思わないのではないか?
Posted by ブクログ
楠木建さんと山口周さんの対談形式の本。
二人の思考・実践を通して、「情報を価値にする知の工程」を紐解く。
序章の生成AIについては考えながら読んだので時間がかかったが、それ以降の「入力」「保存」「変換」「出力」はすんなり読めた。
知的生産では、スキルよりも「センス」が重要だという。スキルの多くはAIが担えるようになるが、生成AIは「アジェンダ設定」や「仮説構築」が不得意で、そこに人間のセンスが必要になるという。
お互いの質問も「それ、自分も知りたい」と思うものが多かった。
特に、AIがさらに増えていく未来を二人がどう見ているのか、それぞれの見解が参考になった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用