知的生産のセンス

知的生産のセンス

ビジネス・実用
1,980円 (税込)

9pt

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白熱の対談録――二人の知性が示す「仕事の原理原則」
生成AIがスキルを代替する時代、人間の役割を問い直す

本書は、知的生産のプロセスである「入力(インプット)」「保存(ストレージ)」「変換(コンバージョン)」「出力(アウトプット)」の各段階における、両氏の思考と実践を紐解きます。
長年の試行錯誤を経てたどり着いた判断基準や原理原則を突き合わせ、「知的生産のセンス」の輪郭を浮き彫りにします。日々の仕事における具体的なアプローチからその哲学まで、余すところなく語り合います。

【目次】
はじめに――スキルのデフレとセンスのインフレ

序章 生成AI
生成AIを歴史の中に位置づける
需供ギャップ
「作業」と「仕事」
知的アウトプットの4象限
文脈の貧困
中央値と外れ値

第1章:入力(インプット)
リサーチはインプットのごく一部
本からのインプット
頭の中に「タグ」を持つ
自分の「土俵」を見極める
本の選び方
本の読み方
人からのインプット
偶然性
旅からのインプット

第2章:保存(ストレージ)
ストレージの趣味化
過剰在庫を回避する
シンプルなシステム
保存と検索性
人に伝えたくなる話
知的生産における「野生の思考」
在庫厳選の戦略
「教養」の誤解

第3章:変換(コンバージョン)
「解」よりも「理解」
基本動作としてのクリティーク
自分のポジションを取る
「面白い」とはどういうことか
思考の横糸:概念と対概念
思考の縦糸:具体と抽象の往復運動
「中央値から外れよう」とする意志
センスの集大成としての「芸風」
「規律」と「ゆとり」
客体化と身体化

第4章:出力(アウトプット)
アウトプットの価値
動機は自分、評価はお客
価値基準を手放さない
嫌なことはAIにやらせる
モーツァルトの知的生産
「発表」という本能
「受ける」か「受けない」か
「頑張る」より「凝る」
「ビートルズ・ストラテジー」
自分の模倣をしない
音楽のメタファー

おわりに――知的生産の民主化された先に

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知的生産のセンス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    知性とは何か。
    インプットからストレージ、変換、アウトプットの方法を体系的に学ぶことができた。
    平均点なAIに問いを立てる力が必要だと感じた。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    生成AIはWEB上の情報を組み合わせた平均的な解を出すことを得意としているので、人間は「魅力的な思考の歪み(センス)」を元にした知的生産が求められると。「入力(インプット)→保存(ストレージ)→変換(コンバージョン)→出力(アウトプット)」の思考プロセスにおいて、山口さんと楠木さんの経験に即したセンスのあるアウトプットを出すコツが書かれていた。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    ここ最近読んだビジネス本の中で最も感銘を受けた本でした。生成AIを使う事が前提になる世の中で、知的生産業で第一線を走るお二方の対談本は非常に示唆に富む内容です。
    中央値を出力する生成AIにはない「外れ値」を如何に生み出し、納得感を持って相手に伝えるか。
    普段からのインプットの質を高めて、それを材料に落とし込む思考を繰り返して、対面で人と対峙してセンスを磨き続けること。
    思考経路を成す、横の糸(対概念)と縦の糸(抽象と具体の往復運動)の2軸の整理も、非常に納得感があって面白かったですね。
    自分が面白い仕事や思考は生成AIには委ねない、つまらないと感じる作業は委ねる。
    結構ロジカルな部分はありますが、結局自分が感じる感情に忠実に沿う事が、知的生産にとってプラスに働く事は確かにその通りですね。
    時間をおいてもう一回読み直したい良書でした。

    0
    2026年10月02日

    Posted by ブクログ

    我々が行っている知的生産、問題解決はどのように高めていくのか、どのステップを踏んでいるのか、がよく分かった。入力→保存→変換→出力、測定できるものは管理できる、ヒトラー、スターリン、馬券偽造師、仕事ができるとはどういうことか、今日は丸ごと1日空いている状態を作れ、アウトプットのディテールにこだわれ、等非常に参考になることが多くあった。

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    知的生産のセンスのあるなし=「タグ」の有無

    知的生産のセンスとは何か?
    核になるのは「タグ」を持っているかいないかだ。

    タグというのは、自分が興味関心を持っているテーマやコンセプトで、そのタグが情報収集の時のフィルターになるもの。色眼鏡みたいなものかもしれない。

    例えば楠木さんは「オポチュニティとクオリティ」というタグがあるそう。これはビジネス経営のスタイルで、前者の代表がチャンス追及型の孫正義さん、後者がブランディング重視の柳井正さんが引っかかるようで、そのタグをコアとして見聞きした話や読んだ本の情報がスルスル出てきている姿が印象的だった。特に孫さんが大損したオフィスビジネスを、柳井さんは全然わからないと言っていた話が印象的。どっちがいい、という話ではないのに注意ですが

    こういうタグを持っていれば、そのタグに引っかからない情報は多少面白くても捨てて身軽でいられる。あとタグは自分の興味関心が結晶したものなので、タグを意識していれば好奇心も刺激される。

    タグ、つまり好奇心をギュッとまとめたコンセプトがあれば、情報はそれを支えるエビデンスとして「使える」ようになる、つまり知の生産手段になるということなんだろうな。

    タグって多分概念の五感みたいなもの。第六感とも言えるかもしれない。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    AI時代に求められる「知的生産」とは何かという問いに真正面から答える本。知的生産のグルがガイドしてくれる世界に大きく共感しました。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    山口さんと楠木さんの対話形式で進んでいくため、お二人の考え方のプロセスが追えてとても良かった。
    自分にはまだまだ噛み砕ききれない思考もたくさんあって、何度も読み直すことでその都度違う部分に反応するんだろうなと思う。

    知的生産については「入力」「保存」「変換」「出力」の4つの要素があるが、今回は特に変換が重要だと感じた。
    インプットしても思考が深まらなかったり論理が整っていなかったりするのは頭に入れたものを自分の中で噛み砕いてつなげようとする変換が上手くいっていないからなんだと思った。

    うまく変換するには思考を縦と横で行き来することが重要。
    縦というのは「具体と抽象」。ある考えを深めるときに具体例を出して考えてみる。それを抽象化するとどうなるか整理することでクリアになる。
    横というのは「対の考え」。自分の論点と逆の論点は何かを考え、それを批判することで自分の考えをクリアにする。
    まずはこの縦と横のプロセスを踏んでみようと思う。

    アウトプットに関しては、自分がやりたいことだけではなくて、需要側の求めていることに注意を向けることも必要。

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    読んで共感することの多いお二人の共著。
    それぞれの過去の発言にリフレインされる部分が多くありながら、体系立てて整理できた。生成AIとの関わり方も、しっくりくるもの。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    AIにできることできないことを中心に対談形式の本。
    400ページくらいあるが一気に読んだ。
    アウトプットに責任を持つ、AIは毒にも薬にもならない意見が多いので大学教授とは相容れない

    本のタイトルがたくさん出るので参考文献を入れてほしかった

    0
    2026年10月05日

    Posted by ブクログ

    スキルが供給側、センスが需要側に関わっている。AIは前者を得意とするが、後者はまだ苦手。だから人間は、現場に出て、センスを磨け。AIと人間の関係、そして特にビジネスパーソンとして、どう立ち居振る舞うべきか、磨いていくべきかをスパッと表現してくれて腑に落ちた。
    ダンデミスやモンテスキューの幸せに関する名言も面白かった。

    0
    2026年10月03日

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