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Posted by ブクログ 2022年05月12日
モームの選んだ「世界10大小説」の一つ。『赤と黒』の初版本には、副題として表紙に「19世紀年代記」、中扉に「1830年代記」と記されている。
「年代記(chronic)」という単語に「この作品を単なるフィクションとは受け取るなかれ」という著者の意図が見てとれる(訳者野崎さんの読書ガイドより引用)。...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月14日
1820年代のフランスを舞台に、立身出世を目指す貧しい木こりの子(この文庫本では、彼はそれなりに裕福な木材商の子弟とされている)・ジュリアンの野望と転落を描いた、スタンダールの小説。世界史の歴史に載るほど有名なのに、今まで読む機会がなかった。安倍政権発足以来、日ごとに高まる「反知性主義」に対抗するた...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月27日
スタンダールは、大学時代に読んだ「パルムの僧院」以来で、初読というのが恥かしくなるほどのド古典だが、初読。
訳者の野崎歓が言う通り、1830年代当時よりも、自らを偽って生きることの多い(そして恋愛のゲーム化がますます進む)現代において、なお共感されるところの大きな小説と言えるだろう。現代的なエンタ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月17日
貧しく家族にも虐げられてきた青年が、その抜群の記憶力と美貌で、貴族社会に入り込み、社交界を足場に出世していく。その飛躍の鍵は、それぞれタイプの異なる2人の女性。下巻で登場するマチルドと主人公の青年ジュリアンの、プライドと激情が数行置きに交錯するあたりは、その内容にも長さにも正直うんざりするが、物語の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月17日
ずっと手を出したいと思っていた名著にやっと手を出せた。
当時のフランスの状況のことはよくわからないが、それでも内容的に楽しめるだけの作品だと思う。
当時の時代背景のメモ
この作品が書かれた時代はナポレオンの時勢が終焉後の王政復古期である。
当時の勢力抗争として考えられるのは、「王党派」(貴族、上層...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月21日
たぶん初めて、乗り物の中で読むことができた本です。
今まで、乗り物で本読むと気持ち悪くなってたから。
それだけ集中して読めた面白い作品だったってこと
主人公のジュリアン、はじめはそこまで「美少年」じゃないんだと思ってた
作者もそうだったのかな。書いてたら付け足したくなっていったみたいな。...続きを読む
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