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Posted by ブクログ
物語の中に物語がある感じでした。
途中までは、ん??さっきの登場人物と同じ??
とちょっと混乱しましたが、次のお話に引き込まれて、、、
登場人物の名前をわざとちょっと変えて、物語の中の作家さんの頭をのぞかせてもらった感じ?!
短編集のつながり、、、と捉えればそうもとれるし。
ちょっと混乱もしなくもないですが、私的にはとても楽しめました。
人それぞれ受け止め方は違うなぁ〜。と改めてしみじみ感じさせられました。
側から見たら恵まれたごく一般の家庭で育ったのね。。。
そう、幸せそうな、一般の家庭って何??
ですよね。
そんな身近なことを物語を通して気づかされました。
何気ない、悪気のない一言も他人を傷つけることがあることも。傷つくこともまたあると。
Posted by ブクログ
評価はあまりよくないけど、私にとっては久しぶりに寺地さんらしい、という気持ちになった作品でした。自分自身がちょっと疲れていても、読んでいてなんとなく温かい気持ちになれる、ような。決して幸せいっぱいな話ではないのですが。
「ハッピーエンドって作中人物が幸せになるっていう意味じゃないんですよ、本を閉じた読者が「ああおもしろかった、また明日からも頑張ろう」とか、そんなふうに思える結末のことなんです。」
一気読みではなく、毎日少しずつ読んだので、最後に「おもしろかった」と思うというより、なんとなく1日の疲れとかもやもやを忘れさせてくれた感じでした。
「あたしね、本ってドアなんだと思ったの。自分が今いる場所と違う世界が繋がってるドア。本の数だけ世界があって、誰かが開けてくれるのを何日だって、何十年だって待っていてくれるのよ。」
だからこれからも本を読み続けます。
Posted by ブクログ
これまでにないタイプの作品で真実と虚構の間で、こっち側とあっち側今どこにいるのか混乱してパニック起こしそうでした。読者の視点はジャイロセンサーに3軸加速センサー付きで時間軸も加わった4次元マルチタスクなのですが処理が追い付かなくって置いてきぼりくらった感じでした。
今回の作品は長編の中に作中作のように短編や連作短編が散りばめられており、寺地さんの遊び心とチャレンジ精神を感じられる作品なのでした。
スナックのママとその旦那である売れない作家の失踪の謎を追って友人である人気作家が近所の人たちから事実を探ろうとするのですが、これがまた面白い。
売れない作家は神経質で扱いにくく、嫉妬と承認欲求とか憧れや自己嫌悪とか混在しててそばにいたら呼吸するのも難しそう。
肉屋の奥さんの話とか、本屋の女主人の話とか、観察者の視点が違えば見え方も違って、いく通りもの解釈がそれぞれの物語になっている。作家はギフトをもらっているのだから読者に尽くさなければいけないとか、無茶プレッシャー感じて作品仕上げてるんだなって寺地はるなさんもそうなんかなって、また読者も脳内フル稼働して意図を探らなければって思ったりです。
事実とゆうのは尾鰭がついて面白おかしくなっていくものなんだなって思えました。
実際の出来事を題材にして書くタイプの作家にはモデルになった人がいるそうでどこまでが現実でどこからがフィクションなのかこの狭間で葛藤があるようで面白かった。
なかでも、マネキンに恋した古着屋の店主の話が眠れなくなるほど良かたし、続くスカートを履いて踊る婆さんの話も面白かった。
それとスナックのママさんが書いた長文のレシピにもおったまげました。常識の壁に遮られて見えなかった新境地が見えてきた感じでした。
Posted by ブクログ
小説家であるために、もがく様子が虚(登場人物の書いた小説)実(登場人物たちの日常)混交で進んでいく。しかも、小説家が2人いるので、多分すごく読みにくいと感じる人が多いのではないか?しかも私小説っぽく、身の回りの人や出来事しか書けない、谷川治の小説が紛らわしいし(逆に名前が似ている登場人物いたら、彼の創作と思えばわかりやすい?)、それが、どこまでこの話の中の"実"なのかは想像力に任せられるし。
でも、私はこの本面白かったです。谷川治と奥さんの愛里咲がどうなったのかな~と思ってたらどんどん脇道に進むような、問題がすごく増えすぎて収束しないのかと思ったらしっかり纏まってくれたりとか。ちょっと文芸作品寄りなのか、と感じました。
ちょっと読みにくい点や、多分子どもには面白くない話が多いことを考慮すると、高校以上向けなんだけど、読めれば小学生でも。
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小説・文芸
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